教えてよ あなたの秘密がちゃんと叶うようにさ
お気付きの方もいますかね。
この記事のタイトルは
僕の大好きなバンド、SUPER BEAVERの『秘密』という楽曲のフレーズです。
いつか、というかそのうち追々、
記事に起こして投稿したいなと思っていたことを
とあるXのポストを見て感情のままに文字を打ち込んでいるわけです。
大人になると、なのか
それとも周囲の目が気になり始めると、なのか
好きなことを「好き」って言うのが恥ずかしくなっちゃうことってあるよね。
それが将来に対する不安からくるものなのか
自信がなくて開示しづらくなってしまうのか。
昔から言霊っていうよね。
僕は言葉自体に魂が宿るとは思わないんだけど、
勇気をもって言葉を紡いだら、そこには意志と自信が生まれると思うんだ。
だからこの『秘密』という楽曲が好き。
目にしたポスト
さっそくですが、僕が見かけたポストがこちら。
色んな界隈で度々目にする"ファン歴"の長さについて。
本人がこうやって発信してくれるのって凄くいいよね。
特にバンドってそういうの多いじゃないですか、
インディーズ時代から追いかけてるとか、
1枚目のアルバムから推してるとか。
長く続けることはすごく価値があると思う。
ましてや音楽って、生活を彩るものだけど
なかったら生命維持ができない、というものでもないし。
一般の音楽好きは音楽が好き、ということで食べていけるわけでもないし。
そこには愛と信頼があってこそだものね。
長く愛されるには信頼されなきゃいけない。
このポストをしてくれるような人だから
そういう人が作る楽曲だから
壮絶な過去があったけれど人気があり愛されるバンドなんだよな。
ハマったきっかけ
もともとSUPER BEAVERの曲は知ってたのだが
グッと引き込まれたのが2022年の音楽と髭達。
歴で言えば僕も3年目の若輩者なわけです。
生のパフォーマンスで一気に心持っていかれた。
ぶーやんのMC、
「俺たち、なんとなくここに立ってないですよ。
ライブハウス至上主義ではなく現場至上主義。
今日、自分が音髭に参戦してなかったらあの音楽は成り立たなかったんだって自覚して欲しい。」
と言うようなことを言っていた。
※ビーバー見過ぎて他のLIVEのMCと入り乱れてたらごめん
勝手に、ものすごく勝手に。
あの見た目であんなに観客を、人を求めてくれるパフォーマンスをすると思ってなかった。
僕がただ知らなかっただけなんだけど。
そこからの「人として」が最高だったんだよな。
終演後、帰宅してすぐに歌詞を見ながら聴き込んだ。
そしてどんな経歴のバンドなのか色んな記事を読み漁った。
なるほど。
パフォーマンスもめちゃくちゃかっこいいし
曲もキャッチーだったり、シンガロングできたり
ライブという"なまもの"の音楽としてすごく映える。
でも根底にあるのはやっぱり生き様がかっこいいんだよな。
デカい音聞いて、全身でノって騒ぐのもライブなんだけど
《人として》好きな人の言葉を音楽を通して浴びるのが
自分にとって好きな音楽との関わり方なんだよな。
誰かの書いた歌詞じゃない。
自分の伝えたいことを
自分の言葉で自分の音楽で、
声で目線で表情で、限られた時間の中で
ぶつけてくれるその熱量がやっぱり"好き"にさせてくれるんだ。
ほどなくして僕はSUPER BEAVERのファンになった。
メンバー全員かっこいいんだよ。
あと、やなぎの書く歌詞は凄く好き。
価値観もそうなのだけど、言葉選びとか表記とかね。
『人として』もマイナスのところは"カッコ悪い"で片仮名、
プラスの"かっこよく"はひらがなだったりする。
音として聴くだけじゃ汲み取りきれない。
こういう機微を咀嚼していくのって楽しい。
解像度が上がっていくような。
ノイズキャンセリング機能の付いたイヤフォンで
歌詞を読みながら楽曲を聴く、その没入感が好きだ。
だから、思う。好きって時間じゃなくて熱量なのだ。
少なくとも僕は、身の回りで自分が好きなコンテンツに
足を踏み入れてくれた人のことを大事にしたい。
SUPER BEAVERは「日常」の音楽
なんだか大それた見出しを付けてしまったかもしれない。
野外ライブ、富士Qのコニファーでやった
【都会のラクダ、にっぽんいち】で、
ぶーやんがこんなこと言ってたんだよね。
「俺たちの音楽は現実逃避のための音楽じゃない。
バンドマンができることは、あなたしか歩めない明日。
自信もって、胸張っていって来いよって伝えること。
あなたしか歩めない明日、どうかお気を付けて!」
そして『最前線』をパフォーマンスしてくれた。
あんなに熱くまっすぐに
「自分のやりたいこと、決めたことやってこいよ!」
なんて言われたら、
ぶーやんが、ビーバーが言ってくれたんだから大丈夫って思っちゃう。
日常の生活の中にある音楽として、あまりにも頼もしすぎるのだ。
きっと頼もしいと思うのはメンバーの人間性が素晴らしいことも
過去、壮絶な現実を味わってカムバックしてきたこともあるのだろうが、
あまりにも「愛」に溢れている。
そこが僕の心をぐっと引き込んでくれたところだし
価値観を代弁してくれるような感覚になるのだと思う。
生活って、身の回りって自分が望めば
好きな人や好きなもので構成されていくものなんだよな。
こんな熱量で語っている癖して、
sumikaの片岡健太の
「僕らの音楽、LIVEはもしかしたら賞味期限の短い魔法かもしれないから、今日眠るまでなのか明日くらいまでなのか、そのくらいまでは、ああ楽しかったな、また頑張ろうって思える歌を、1曲。」
というMCも大好きだよ。
大切な言葉。
sumikaは”住処(すみか)”だからね。
心のよりどころなんだ。
こうやって、楽しい嬉しい悲しい悔しい、
色んな感情を行き場のない心の揺らぎを肯定して、
「前向きなよ、疲れたら休んでもいいけど、応援してるぜ!」
って背中押してくれるバンドが大好きなんだ。
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