2月9日授業報告

就学準備 文武両道クラス

授業の内容

1)脳の3層構造のおさらい
2)敬語「です・ます・はい」の練習
3)大きな声で挨拶をする練習(計測器で80デシベル以上)
4)地獄の紙芝居(火あぶり地獄)
5)雑巾レース(廊下を6往復)
6)階段ダッシュ(6回)
7)英語(アルファベット)
8)書写(子供たちよ)
9)計算(16マス)
10)ボールよけ

 この日、新しく教えたのが「敬語」
まずは「です・ます・はい」の3つ。

 小学校で、先生に対して敬語を使う子供は、全体の3割ぐらいと聞いたことがあります。
 つまり、敬語を使わない子が多数派なんですね。

 小学校の先生にしてみると、敬語を使わない子供をかえって可愛く思えることも多々あるでしょうが、私はやはり、中学校の先生が苦労しないように、小学校ではきちんと敬語を教えるべきと思っています。

 敬語なしだと、声色をちょっと変えるだけで、すごく偉そうな物言いになります。
 敬語もなく、偉そうな話し方をされるたびに、先生の立場が脅かされるわけです。

 そして、教師の「立場」がなくなった瞬間、その先生は指導者という地位を失います。
 それを恐れるがため、必要以上に虚勢を張ったり、居丈高になる先生もいることでしょう。

 先生が、もう少し自然体で居られ、子供に愛情を注いでもらいやすくするためにも、本講座では、子供たちに「敬語」を教えていきます。

 さてさて、今回は、子供たちは「雷」初体験。
保護者の皆さんの居る前ですが、ここは 見ておいて頂こうと思い、

「こら~っ!」

と一喝。

 そして、一喝した直後に、何事もなかったように「素」の状態に戻ります。

子供たちに、「叱っている」と「怒っている」の違いを感じさせたいわけです。

 アンガーマネージメントですね。

いえ。私は「一喝型」ですが、大声で叱るのはちょっと、、、という保護者の方もおいでかと思います。

 𠮟るべき理由を子供と共有できたなら、あとは、やりかたは自由。

私の場合は、心の中で勝手に暴れ出す鬼を叱ってあげるという理屈ですね。
 
子供本人が、鬼を飼いならせるようになれば、私は一切叱る必要がないので、
「子供たちが安心して私に接している=自分の欲求をコントロールできている状態」

になっていきます。

さて、「一喝型」とは違って、下のようにしたとおっしゃっていたお母さんがおいででしたのでご紹介いたします。

 そのご家庭のルールは「片付けをしてからご飯を食べる」。

なるほど、良いルールですね。

でも、子どもの中の鬼は、ルールを切り崩しにかかります。

「片付けは後にする。先にごはんちょ~だい」

と言ってきたそうです。

 でも、そういう約束が守られることは今までもなかったそうなので、

「今日だけは譲らない」

と思ったお母さんは、

「あなたが片付けるまで、家族の誰もご飯を食べません」

と言って、空のお皿や茶わんを前に重苦しい空気が家庭に流れたそうです。

そして、およそ2時間が経ちました。
一緒に食卓を囲んでいたお父さんとおばあちゃんもさぞくたびれたことでしょう。

それでも、お母さんは譲らず待ち続けると、子どもがベソをかき始めたそうです。
 心の中の鬼が屈服したんですね。

すると、そこでお母さんは、

「一緒に手伝って欲しい?」

と愛の一言を。

こっくり頷く子供と一緒に片付けをしている時は、
温かい空気が流れたそうです。

 怒鳴らず、譲らずで、私も頭の下がる想いですが、保護者の皆様にあった方法で、強い意志をもって、子供の感情のコントロールに取り組んでいただければと思います。

講座の方では、これからも必要なら

「こら~っ!」

を続けるわけですが、これは近未来予想ですが、
こういうことが数回あったとしても、それ以降は、ほとんど
叱る必要はなくなると思います。

気付いたら、

「叱る時はメッチャ怖い先生だけど、そういえば、最近、コラ~ッ言われてないね」

そんな風になっていくんじゃないかなぁと思っています。

中学準備 英語数学クラス

授業内容)

1)アルファベット大文字の復習
2)アルファベット小文字の練習
3)アルファベットの小テスト
4)プラスとマイナスの足し算おさらい
5)マイナスのあるかけ算のおさらい
6)あまりのある割算のおさらい
7)分数のかけ算と約分

 数学をやりつつ、小学校の時に習ったはずの「自分の弱点」が見つかったりします。

 時には、前の学年の単元に戻る勇気も必要です。

でも、多くの子は、それを面倒くさくて嫌がります。

ところが、講座に来てくれている子は、

「苦手なんだから、やり直せば良いんだ」

と思ってくれたのでしょう。
 私が出す問題を、嫌がらずに淡々と解いていきました。
 とっても心が素直です。

講座では、1年先の勉強をしているのだから、何も急ぐ必要はありません。

このまま

「苦手が見つかれば、そこで立ち止まって克服する」

そういう作業を続けていきたいと思います







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