棚橋選手が初めて疲れる日まで1年2ヶ月
先日(10月14日)の新日本プロレス両国国技館大会でプロレスラー兼、新日本プロレス代表取締役社長でもある棚橋弘至選手が2026年1月4日でプロレスラーを引退することを発表した。
この両国国技館大会は新日本プロレス秋シリーズの最終戦であり、いわゆるビッグマッチであった。その中で組まれたのが、棚橋弘至選手デビュー25周年記念試合であった。試合は見事に勝利を収めたがこの試合後に引退を表明した。棚橋選手の一言で会場にいた人全員が唖然とし、一気に空気感が変化したように感じた。棚橋弘至選手といえばやはり、新日本プロレス暗黒時代と呼ばれている00年代初期頃に会社を復活させたというイメージが大きい。当時は倒産寸前だった新日本プロレスを救い、V字回復に導き、絶対なる新日本のエースとなった。そんな棚橋選手も来月(11月)で48歳。今まで一度も疲れたことがなかった男が初めて疲れようとしている(=引退)のである。これには多くのファンが驚いたことだろう。そして、「棚橋弘至」という名前はプロレスを知らない人でも一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。それだけ棚橋弘至というプロレスラーは新日本プロレス、いやプロレスというものを世に知らしめることに成功したのである。引退まで残り1年と2ヶ月ほど。最後の最後まで闘い続ける棚橋弘至選手の姿を是非、目に焼き付けてもらいたいと思う。Go!Ace!