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こんにちは。前回の記事では、私が今行政書士事務所の開業準備中であること、そこに至るまでの経緯を書きました。今回の記事は、行政書士を志す前にやってみた副業の失敗談について書いてみようと思います。

独立への憧れ

前回の記事に書いたとおり、私は学生時代から独立への憧れを持っていました。会社員として働き様々な経験を経て、40代50代をどう過ごそうかなと考えた時に、「あの頃の自分の願いを叶えてあげたい」と思うようになりました。

起業塾へ入り、学ぶ

それまでの会社員の経験から、toBビジネスを提供したいとぼんやり考えていました。それが実現できる起業塾をネットで検索し、自分に合いそうな塾がありましたので、入会しました。数十万円の投資です。

起業塾では、自分の強みの見つけ方、マーケティング、商品設計などいろいろ勉強しました。そして志を同じくする同期塾生との繋がりもできました。そうして私が作り上げたサービスは、「組織づくりコンサルティング」。本業の会社員の業務として経験があったため、その経験を元にサービス設計しました。

いざ、お客様を探しに

起業塾のカリキュラムの中に、異業種交流会の参加がありました。なんと、そこで初めてお会いした社長さんが地元ということで意気投合し、「起業したいの?じゃあうちでやってみる?」と言ってくださったのです。こんなにすぐ案件が取れるものなの?と私自身もびっくりです。後日、お客様の会社へ訪問し、1回目は社長さんにヒアリング、2回目は社員の方全員に参加していただき、組織づくりノウハウを活用した会議を実施しました。

自信がない

ここまですごく上手くいってるじゃん!と思いますよね。一方で当の本人(私)は、どうしても自分のサービスに自信が持てなかったのです。なぜがというと、この組織づくりコンサルティングをやってみて気づいたのです。「その場ではお客様は『あー、聞いてよかった』と反応してくださるが、はっきり言って効果が見えない。効果が見えないものには、お客様は継続して依頼しない。toCならまだしも、toBでは成果の見えないサービスには投資しないだろう。また自分の信念として、効果が見えないものを提供するわけにはいかない」
実際に、このお客様からリピートはありませんでした。もしかしたら、この課題をクリアできるようにサービス改善する世界線もあったかもしれません。ですが、私は改善したその先が見えませんでした。効果を可視化している組織づくりコンサルティング会社なんてたくさんある。そういった会社と個人で戦うのは、信用力やリソース面から考えて土台無理だ、と。全てが、私の見通しの甘さが原因でした。

私にしかできないこと

こうして私の副業は一旦クローズし、「個人でも信用力を持つ手段」「お客様に真の効果、価値を提供できる手段」として行政書士資格取得を志すに至ります。初めての副業は早々に撤退してしまいましたが、集客の仕方、お客様とのやり取り、何よりも「サービスを提供して対価をいただく」ことの実感を得られたことは大きな財産となりました。動くことでしか得られない価値はあります。

これからはますます個人の時代になると思います。行政書士に合格したら、資格と組み合わせて私にしかできないサービスでお客様に真の価値を提供し、喜んでいただける存在になりたいと思っています。


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彩|行政書士開業準備中|プロジェクトマネジメント
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