第65回 平和だった? 縄文時代
縄文時代には豊かな自然の恵みの下、人々は
平和に暮らしました。
(NHKや国際縄文学協会などの記事)
縄文時代がユートピアだったというわけで
この説は日本で広く共有されており
信じている人が多いそうです。
だけど、豊かな暮らしなら
人口はどんどん増えるので、食料が
足りなくなり、縄張りを拡張して、他勢力の
領域に入り込んで、争いになりそうなものです。
日本の考古学界では、縄文時代までは
戦争はなく、弥生時代になって戦争が
始まったとされてきたそうで、弥生時代に
なると米作などの農業が始まり、富の
蓄積、搾取による貧富の格差などの影響で
争いが始まったとされるそうです。
現代でも変わる事無く、資本主義が発達すると
格差が生まれ、資本家はさらなる富を求めて
帝国主義的な戦争を仕掛けています。
縄文時代に戦争がなかったという言説の
最大の拠り所は、出土する人骨に戦死の形跡が
乏しいことだとされていたのですが
北海道の有珠モシリ遺跡で
縄文時代後期における戦争の跡が
見つかったそうで、多数の戦死者が
出土したことに関心が集まっています。
世界的に見れば、狩猟採集民も沢山の
戦争をしてきたそうで、実は過去に
なればなるほど、死亡率に占める戦士の
割合が高い、というのが常識に
なっているそうです。
残念ながら、縄文時代という遥か
古代から人類の争いの火種は消える事無く
燻り続けていたようですね・・・。
(有難う御座いました、音量にご注意ください!)
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