第71回 弥生時代・前編
有名な金色のハンコ
縄文時代末期、九州北部に朝鮮半島から
大陸の農民達が、新天地を求めて
日本に辿り着きます。
彼らが持ってきた稲作は九州から中国
近畿地方、さらに東日本へと
急速に広まる事になります。
そうして
日本列島に本格的な農耕文化が根付いた時代を
弥生時代と言うんだそうです。
小生が習った時には、土器の違いで時代が
分かれていたように教わった気がするのですが
今ではそのように、明記されてるんですね!
縄文時代に主流だった狩猟や木の実採集から
稲作を始めとする農耕へと食料調達法が
変化したことで、集落単位での
大規模な共同生活が定着していきました。
しかし、穀物が食べ物の主体となり
備蓄が可能になったことで
いよいよ、集落内外での格差が発生します。
この時代は、中国大陸や朝鮮半島の文化の影響を
強く受けて、鉄製の道具や鏡や剣を製造したり
青銅製の祭器(儀式などに使う道具)などを
持つようになったり、その後の米を主食とする
日本の文化の基ともなりました。
そして
歴史に疎い方でも、何と無く覚えているんじゃ
ないでしょうか、歴史を勉強する時に最初の方に
出てくる金色のハンコ、漢委奴国王の金印!
西暦57年に中国の皇帝(漢の光武帝)が
奴国(福岡平野一帯は奴国とよばれる国でした)の
王に与えたと、古代中国の歴史書
後漢書東夷伝に記されています。
奴国の王は光武帝に使いを送って
光武帝はこれを喜んで金印を与え
正式に奴国の王を認めたという事なのですが
それも弥生時代に起きた出来事だったんですね。
さて、次回は弥生時代のヒロインである
あの人の登場と相成ります! お楽しみに!
(有難う御座いました、音量にご注意ください!)
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