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第127回 チビ共とマイクラ #8(不定期連載)

激レアアイテム、ダイヤモンド

チビA
「ちょっと、貸してみ・・・」

マイクラに措いて、激レアアイテムである
ダイヤモンドを村民から三つも奪取していた
妹のチビB
に対し、努めて冷静に要求した・・・

チビB
「・・・何で?」

と、チビBは答えた。

満更、絶対拒否という
態度では無い
ようだ・・・
それと言うのも、チビBはAに比べて
マイクラというゲームの知識力には
結構な差があった。

なので、チビBにとっては
折角の激レアアイテムも、宝の持ち腐れ
となる。

それならば、貸すだけ貸してみて、有効な
活用手段を盗み見した上で、ダイヤ(略)で
造ったアイテムを返して貰うという策略

まだ、小学生になったばかりのチビBが
仕掛けようとしている
ようだ。

だが、二つ程年上のチビAの考えは
その斜め上を行っていた。

チビA
「良い物作ってあげるから、1個ダイヤ頂戴!」

チビB
「ええっ・・・!」

明ら様に嫌な顔をして、ダイヤを1個たりとも
献上するのには難色を示すチビB
だったが

Aは続け様に・・・

チビA
「うん、じゃあ、いいや!」

と、予期していたかの様に
設定画面を表示させる。

マイクラは、コントローラーが揃っていれば
画面を分割する事で、四人迄同時に遊ぶ事が
出来る
のだが、1プレーヤーだけにマイクラの
設定を自由にカスタムする事が出来る権利が
許されている。

知識に勝るチビAは、それを良い事に
常に1プレーヤーという絶対権力の座に
君臨し続けていた
のだ。

チビAがその権力を
今まさに振り翳そうとしていた
・・・。

(有難う御座いました。音量にご注意ください!)

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夢刈和虎
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