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鼻から吸って、鼻から吐く。

吸う息と 吐く息の間に意識を向けると
温もりがある

どこかなつかしくて

私を包み込んで
撫でてくれるような

深いところから
ひょっこり顔を覗かせて

"いつも見守ってるよ"って
ずっと言ってくれてたのかな

中々気づくのが遅くて
心配かけたね

ブランコみたいに
ゆらゆら
行ったり来たり

立ち止まるのが怖くて

行ったり来たりを繰り返す

頭の中で
色んな言葉が膨らんでは消え

休むことなく自問自答が流れる
流しっぱなしのラジオみたいに

時には
法螺貝が鳴り響き
戦闘の合図のように
原動力でさえあったかもしれない

頭の中の声が居なくなっても
ひとりぼっちでも
もう大丈夫だよ

"安心してはダメ"
油断すると覆い包まれて
逃げられなくなるから

私が眠らないように
見張って、声をかけてくれてたんだね

もう心細くないよ

自分は優れてる
負けないでって
鼓舞してくれなくても大丈夫

世界は動いてるのに
自分が止まったままいなくてもいい

不自然に
流れに逆らわなくていい

誰かに何かをしてあげたいって思えないこと
そんな自分が情けない 恥ずかしいって
思わなくても きっと大丈夫

聞こえてくる声
思考が止まらなくて
自分が今ここにいないかもしれない

焦って考えたって
今はまだきっとわからない

静けさが訪れて

その時が来たら
教えてね

息を吸って
また吐けば
きっと、色んな景色が見えてくる

泣き腫れて
でこぼこな顔も
波がまた整えてくれる

新しい足跡をつけて

吐く息と一緒に 内省して

「吐く息と 吸う息の間には
宇宙がある」

そんな言葉を聞いたことがある気がした

挑戦する機会をくれて
ありがとう

精一杯、
がんばります!

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