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【銘柄紹介】BWXテクノロジー【米軍原潜向け核燃料シェア50%以上】
このコーナーでは大暴落までの間、長期で保有する銘柄を紹介します。
大暴落は来年か10年後かは不明です。
今後、長期的に市場を特にアウトパフォームするであろうセクターに、ゴールド、AI関連(すそ野は広い)、原子力、軍事を上げます。
その中で、BWXテクノロジーは先週ブレイクアウトしました。
セクターとしては原子力銘柄で、米海軍向け原潜の燃料に非常に高いシェアを持っています。また小型の核推進システムで高い技術力を持ち潜水艦分野以外での展開も期待しています。
2024年10月時点の概算の売上構成
BWX Technologiesの売上は主に以下のセグメントに分かれています。
原子力発電事業
概要: 商業用および防衛用の原子力発電プラント向けのサービスや製品を提供。核燃料、原子炉コンポーネントなど。
売上比率: 売上全体の約60%を占める。
防衛事業
概要: 米国防衛省向けに原子力推進システムやその他の関連製品を提供。特に潜水艦や航空機に使用される核推進システムに関与。
売上比率: 売上全体の約30%を占める。
工業およびその他のサービス
概要: 原子力に関連したサービスや特殊な工業プロジェクトを手掛ける。廃棄物管理や環境保護サービスも含まれる。
売上比率: 売上全体の約10%程度。
2024年10月時点の支配的な推定市場シェア
米国の原潜向け核燃料補給・・・50%以上
私見
米国は今年8月からロシアからの低濃色ウランの輸入の数量制限を始めました。しかし、電力需要はAIデータセンターによって増加しています。
今年9月20日にMicrosoft向けAIデータセンターへの電力供給のため、スリーマイル原子力発電所が再稼働しました。
Amazon向けのAIデータセンター向けにも原発から電力が供給されています。
今後、データセンターの爆発的な電力需要に対応するために、原子力関連は上はあっても下はないセクターだろうと思います。
軍事セクターは、世界が不安定になる中で成長が約束されており、現在、軍事関連企業は最高値に近い状況です。そして今後、売上が減少するのは大戦争の後だと予想しています。
このことから、BWXテクノロジーは下値リスクが少なく、上値余地の大きい銘柄であろうと思い、高値ブレイクアウトと同時に購入しました。
その他未来の材料
・2023年ロシアは射程無制限の核推進ミサイル試験を成功させたとしており、このミサイルに対抗し技術開発を行う場合はBWXテクノロジーの出番だろうという展望もあります。
・現在、宇宙ロケットは化学燃料ロケットであり、火星向けの長距離運航に向けて核燃料ロケットの開発が始まっています。2027年の月周回ロケットに向けてロッキードマーチン社はBWXテクノロジーと提携しました。小型の核推進システムは今後の宇宙航空分野のコア技術であり、その点でも期待しています。