手作り醤油仕込み
5月に入り、ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ去って、ますます新緑が美しい季節になってきました。
こうやって書いている今も外の景色に目をやると、すっきり晴れた青空と、木々の緑が本当にきれい。
時々吹く風も心地よく、そこに外で遊ぶ子どもたちの声が響いています。
さて今回は、先月のひだまりの庭の活動の様子をまとめてみました。4月の活動は「醤油の仕込み」。素敵な古民家のシェアハウスに集う方々に混ぜていただき、これから1年を通し、一緒に自家製醤油作りにチャレンジします。醤油を手作りするって、なんだかとってもワクワクしませんか?
そして、その作り方はとってもシンプルなんです。
今回の仕込みの作業も大きく分けて2つ
塩を水に溶かす。
溶かした塩水に醤油麹を入れて混ぜる。
約一升分をみんなで協力して仕込みました。
シンプルな作業ですが、仕込みの作業は子どもたちにとって大切な学びの要素が溢れています。
ただ塩を溶かすのではなく、塩の溶け方を意識すると、
とっても面白くなりました。水に溶ける塩の量には限界があること。子どもたちは自分の手で感じながら理解しながら進めていき、そこに面白さを感じてくれたようです。塩を溶かすその過程で、仲間と協力できたことが嬉しかった子も。
丁寧に塩を溶かした後は、みんなで醤油麹を塩水の中な入れていきます。みんなマスクをしているのは、醤油麹の菌を吸い込まないため。写真からも菌が舞っているながわかります。
醤油麹も塩水に優しくまぜていきます。
一歳の子もお手伝いしてくれました。
みんなで混ぜると、なんだか嬉しくて楽しくなっちゃう。
今回みんなびっくりしていたのは麹。
麹というと、お味噌で使う米麹の白を思い浮かべますが、醤油の麹は米麹とは全く違うということ。
醤油麹は大豆と小麦に麹菌を混ぜて作られるのですが、色は緑色をしているんです。
どんな材料を使って、普段私たちが当たり前に口にしているものが作られているのか。それを知ることはとても大切なこと。
何をどれくらい使っているのか?作る過程を知ることで醤油の見方が変わったという声もありました。
私たち日本人にとって欠かすことのできない調味料。そんな醤油の仕込み。初めて仕込みをする方がほとんどでしたが、知らなかったことをみんなで知ることができたことが本当に嬉しい1日でした。美味しい醤油になってくれるといいな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。