スエイシユミ LiE RECORDS展示・雑感
友人の画家スエちゃんの展示「飛び出して理性」を見に、豊川市にあるレコード屋さん「LiE RECORDS」へ行ってきました。
お店のロゴは、OKAMOTO’SやMETA FIVEのデザイン手掛けてる北山雅和さんのもの。カッコいい!
店内の壁面にレコードのように展示された作品たち。手塚リスペクトを感じつつもサイケな絵柄が楽しい気分にさせてくれました。
レコードと同じような感覚で絵が買える環境がとても良かった。実際にスエちゃんの絵を気に入って「ジャケ買い」してるような方もいてサイコーってなったよね。
こんなかんじで、レコード同様に絵も気に入ったら取り出して購入もできたんですよ
レコードと作品の境界線の曖昧さがとても良いなと思ったし、Digしに行くついでに気に入った絵があれば一緒に購入って流れは新しいなって感じました。
展示とか、イベントとかがあってもその空間に長く留まって雰囲気を味わうの難しいじゃないですか。
レコード屋行くついでに絵画や写真なんかにもリーチできる環境は今後増えていって欲しいし自分もやってみたいなと思います。
7月にDannyの展示に参加させてもらったときは写真+DJ+カレー+ライブみたいなごった煮の楽しさもあったけども、純度の高い2つが合わさった空間もまた良いもんだと思いました。どっちもやりたいけどね。
店主のふみやさん、DJなのか店主なのか、お店を一番楽しんでる人が切り盛りしてるのイイね!
僕はLiE RECORDSで大瀧詠一のナイアガラシリーズを購入できたので満足です。細野晴臣とか好きな人はきっと良いのに出会えるんじゃあないかなというお店でした。
一方、DANの新譜とか青葉市子の直筆メッセージも置いてあったのでシティボーイゼンガールズにもオススメです。
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<以下雑感>
音楽鑑賞の歴史って
「コンサート」
↓(長い時間の経過)
「レコードの普及」
↓
「ラジオの一般化」
↓
「テレビ放送」
↓
「カセットテープ」
↓
「CD」
↓
「サブスク」
って感じだと思うんだけども、眼で得られる情報量(ブツ的な大きさ)って技術の進化ごとに小さく、少なくなっていってると感じるよね。ジャケ絵なんざスマホ画面で見るとLP版の何分の一になるんだろ。アナログ的な所有欲もあるんだけどもジャケ絵やライナーノーツをしみじみ感じながら通してアルバム聴く感覚は大事にしたいです。
ところで、僕のカメラ機材は半世紀前のレンズ+最新のボディって感じなんですが、いつの時代かわかんないような雰囲気を写すのが好きなんです。
レコードも似てるなーって思ったのは昔の音源を最新オーディオで聴くって点。時代が曖昧に感じられていいなと思う。
まあ、詰まるとこ過去/現在/未来みたいな時間軸でモノやコトを捉えず、良いものはいつまでも良くて、いつの時代もその時間を自由に漂う火の鳥みたいな認識でいたいなということです。
古いから、新しいから良いって価値観よか、選択の自由がせっかくあるこの時代なのだから、自分なりにどんどんブリコラージュしていきましょうよってのが僕の意見です。
リンくんと後ろのジョージハリスン人形がなんとも言えない関係性
一緒に行った「nostalgic new world」のリンくんの考えるupcycle(古材や素材を別の次元に昇華すること)にも近いんじゃないかなあ。
彼の作品もめちゃくちゃカッコいいのでチェックしてほしいです。
彼と話すとダサいことせず、カッコいいと思ったことをキチンとつきつめてやるってことがいかに難しいか考えさせられます。刺激になってます。
年内には僕も個展できるよう頑張るぞー。