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えにっき 2024/11/03 第3回いつかきっとおじ杯 アチィ編

初めましての方ははじめまして、ろし(@roshisyu15)と申します。記事を読んでいただきありがとうございます。
せっかくこういうイベレポとか書くためにアカウント新しく作ったのに全く活用していませんでした(
今回は前回のダブルレインボー杯に引き続きADVPCGの大規模イベントであるおじ杯に行ってきたので、イベレポやデッキ解説は・・・多分必要ないと思いますので参加までの自分の環境雑感とかを書いていければと思います。

以下絵日記


はじめに

今回参加させていただいた第3回いつかきっとおじ杯についてですが、レギュレーションはADV1~PCG9+WCPに収録されたカードでの構築戦、いわゆるEX-Block構築戦の自主大会となります。
旧シリーズのカードを用いた大会ですが、前回のダブルレインボー杯に引き続き60人近い規模の大会が熊本で行われた事に圧巻です。この大会に出るため関東関西等から遠征者も多く非常にレベルの高い大会だと思います。
6月に行われたダブルレインボー杯、8月に行われたThe Stambler Openを踏まえて今回の大会に向けての考察をしていきました。

環境考察

本フォーマットはスタンダードと比べ非常に複雑であり、スタンダードと違いカードパワーが低く、デッキパワーで相性面で裏目を引いた際のフォローが効きづらい印象を持っています。
環境を考える上で複雑ではあるものの思考を進めるため、まず環境を抽象化してわかりやすくとらえる必要があると考えました。上記2つの大会を経由して今回大会をどういう立ち位置で参加したいのか2つの指標でデッキを分類し、自分が使いたい、環境にマッチングしているかをそれに沿って分類していき判断する基準を考え条件を満たすデッキを考えて行きました。

タイプ相性:バンギラスを中心とした三すくみ

バンギマインを中心出発点として、弱点をつける闘ポケモンデッキ、それらに対して弱点や高いHPや抵抗力で優位に立てる対闘ポケモンデッキのこの3つの勢力が現在のADVPCG環境のメタゲームを担ってこんな感じでメタが循環しているのではないかと考えています。
この循環の外に存在する有力デッキもたくさんありますし(オドシシデッキ等)、この相性が適切に機能して確実に有利が取れるかと言われたらそうではないと思います。
最近の流れを見ると、闘ポケモン勢力に対抗できそもそもデッキパワーが高かった対闘ポケモンデッキの活躍が目立つ印象を受けます。
デッキを考える上で、自分がこの3つのどこに身を置くかを決めたらいいのではないかと思いました。

ポケパワーへの依存度(ジラーチピジョットへの依存度)

当時よりポケパワーデッキ対封印祠デッキという構図はありました。現在でもライエッグスやオドシシバクーダ等封印祠デッキは存在するものの、環境が進みそれよりもルナソルロックやキリンリキを用いて特に使用頻度が高いピジョットとジラーチをピンポイントでよりスマートに対策しデッキを機能不全に陥れる方向へシフトしていると考えました。
ジラーチとピジョットというカードは非常にパワーが高く、使うのと使わないのでは大きな差が生まれます。この2つのエンジンを使うのか対策する側に回るのか、使わずに対策もしないのかを選択し構築に移ると考えやすいのではないかと考えました。

今回の方針

この2つの指標をベースによくあるフローチャートのようにたどっていくと自然にデッキの候補がたどり着けると考えています。
そして今回自分が取りたい立ち位置としては以下のようになりました。

対闘ポケモンデッキでジョットジラーチを対策する側に回りたいと考えました。というのも上記2つ大会を通して、自分が思っている以上にピジョットとジラーチに依存したデッキが多く対策に回るだけで優位に立てる気がしました。
また闘ポケモンデッキが非常に勢いがあるものの、抵抗力を乗り越えるのは難しく対策の対策が難しいと感じています。また非exの高耐久ポケモンに対してわるいバンギラス側も打点を出しづらく全くの不利というわけでもなく正面から対抗できるパワーがあると感じており、非exポケモンの対闘ポケモンデッキという立ち入りにかなり魅力を感じました。
ジラーチピジョット以外のエンジンを持ちながらルナソルを使い、非exポケモンの対闘ポケモンデッキというこの条件に合うデッキとしてまず想起されるのが

2024 Double Rainbow Cup Tournament 2th Jason Klaczynski

前回のダブルレインボー杯で2位となったJasonのマインカイリューでした。そのまま使うのもなんか芸がないけど、自分が使いたいデッキの条件を満たしておりまとまらなかった場合最悪このデッキを使おうと考えました。

対闘ポケモンデッキといってもどの要素を持って対闘ポケモン要素というのかは難しいものの個人的に一番わかりやすく取り入れたい要素としては闘抵抗でした。闘抵抗で高いHPを持つ2進化ポケモンを使いたいと思い検索をかけると

ピジョットって強くね(((

なんかもう暗礁に乗り上げそうですが、ボーマンダのりゅうのかぜはボスの指令でいくらでもベンチポケモンに干渉できる現代と違いベンチポケモンに干渉できる貴重な存在で当時としては破格のスペックを持っていると感じ魅力を感じました。ボーマンダexの存在もあり形になるのではないかと感じて構築したのがこちら

マンダジョット()

ピジョットとジラーチ使ってんじゃねぇか突っ込まれそうですが()
ピジョットだけではなくボーマンダのりゅうのかぜもルナソルロックで止まってしまうというかなり向かい風で最初からダメ感はありましたが、だったらルナソル自体を対策する意義は逆に大きいと感じました。ルナソルだけではなくクリスタルビーチも刺さりやすいためルナソルを対策しながらクリスタルビーチを割ることができる宇宙センターはデッキにマッチしていると考え、これなら使う側に回ってもいいと感じました。
その他の相性としても、マインカイリューに対して一方的に弱点をつける無色ポケモンでありつつ雷弱点ではないというかなり立ち位置としていいポジションなのではないかと感じました。
ボーマンダの派手は見た目とは裏腹にりゅうのかぜでバトル場を固定し、火炎飛行でチマチマ攻撃するとても地味なデッキです。

さすがに胡散臭いため別のデッキを作ることとしました。
対闘ポケモン要素として弱点をつける超ポケモンという方向性も考えられますが、バンギラスに対して抵抗力を持たれているため使いたいとは思えませんでした。上記の条件をエッセンスだけ抽出すると①非exの2進化ポケモンでわるいバンギラスと殴り合うことができ闘弱点ではない、②ルナソルキリンリキに引っかからないデッキというのが自分の使いたいデッキなのかという結論になりました。そこで想起したデッキがこちら

没デッキ2

自分が2007年環境によく使っていたニウムニドクインです。
無色・炎ポケモン、種ポケモンのポケパワー以外のエンジンを用いたデッキで、2進化を軸としてニドクインδのふくしゅうにて弱点抵抗力関係なく大きなダメージを出す事ができるためタイプ相性関係なく戦うことができると考えました。
自分自身が闘ポケモンを使う側になってしまいましたが、ニドクインという別アタッカーが存在しており対闘抵抗のポケモンとも正面から殴り合えるデッキとして候補となりました。
デッキの拡張性も高く例えばポケモンならばいくらでも展開が可能であるためハッサムexやキュウコンと言った要素を加え苦手な相手に抵抗することもできるため、調整をしていき上記の形になりました。
課題としては2進化を用いた中打点の耐久デッキであり、ハッサムやフライゴンδex等のより堅い相手に対して弱く、サーナイトに対して炎と超とそれぞれ弱点を突かれ耐久することができないこと、初動が不思議な飴がないともっさりしており不思議な飴を探しに行く手段が乏しいため立ち上がりが少し遅いことが挙げられます。
それでも中盤以降の安定感とあまり知られていないという初見殺しを含め魅力を感じ前日の深夜まで調整していました。
事故らなければいいなー



ここで実際に使ったデッキを見てみましょう。




第3回 いつかきっとおじ杯 17th

                               ,.へ
  ___                            ム  i
 「 ヒ_i〉                           ゝ 〈
 ト ノ                          iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. ‘´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /” \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―–―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . ‘::. :’ |::/   /   ,. ”
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r’”
      / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
      | 答 |    J a s o n   │|
      \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

深夜5時に組みました()
5時を回っており。8時出発だったためさすがに寝ないとまずいと思い、保険として取っておいたJasonのマインカイリューを組みなおし寝ました()

当日のマッチアップ


1R:シシバク✕
2R:バンギマイン○
3R:バンギマイン○
4R:メガ二ウムフライゴン○
5R:ラググロス✕
6R:サーナイト○

結果17th
数回回したことがあってJasonの対戦を見たとは言え、ほぼほぼ初見だったから不安でしたがどうにかなってよかったです(
ればにらさんを含め数人が使用していたメガニウムフライゴンは自分のニウムニドクインと構築の方針がほぼ一緒でありそこまでたどり着けなかったことは自分の勉強不足でした。

あとがき

今回はちゃんと打ち上げにも参加していろんな人と交流もできて楽しい時間を過ごすことができました。
開催・運営をしていただいた運営人の方々、会場にてお話をしていただいた方々とても楽しい時間をありがとうございました。
また機会がありましたら是非参加したいと思える素晴らしいイベントでした。

おまけ


その他没デッキ

カイリューδexのスペックの高さは感じており使ってみたいと感じていました。ルナソルキリンリキという要素も取り入れたデッキであり使いたい要素が多いデッキであり候補でした。バンギラスに対してもヨーギラスサナギラスの弱点を突くことができます。
ただし、草抵抗が重すぎた。祠で処理ができない願い星ジラーチやわるいカイリューが上位デッキが使用している中、草抵抗だけで機能不全してしまうのはさすがにどうしようもなく断念。

もう非exの2進化ポケモンで闘と悪弱点と超ポケモンじゃないならなんでもよくね?ってなった時に想起したデッキ
さすがに()
ってことで一度も回す事なく没。バクフーン自体はすごく好きで思い入れのあるカードなのでどこかで使いたいです。

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