【ポケカ】2008年に活躍したスタンダードデッキ5選 【PCG/DP】
記事を読んでいただきありがとうございます。ろしです。
今回は2008年に活躍したスタンダードデッキを5つ厳選して紹介していこうと思います。
2008年はPCG1「伝説の飛翔」から~DPs「覇空の激闘」にかけての時期です。
この時期は記憶にある人もいるかもしれませんが「ポケモンカード大会 爆発予告事件」の影響で全ての大型大会が中止に追い込まれました。その影響でしばらくの間、ポケモン関連の大型大会での入場時チェックが非常に厳しくなりました。
その影響もあり、公式の大会がないため草の根大会が主であり地方によってさまざまなメタゲームが繰り広げられていたかと思います。
そんな中からいくつかデッキを紹介しようと思います。
キングドラ
キングドラはDP5「怒りの神殿」で実装されたキングドラ(DP5)を使用したアグロデッキです。
1エネで60-20ダメージと非常に高いマナレシオを誇っており、終盤にはトラッシュのエネルギーをコストに大ダメージを出せるアクアストリームも所持しています。
ただし、高いマナレシオですが、毎回手札を2枚捨てなければなりません。普通に考えればそんなコストをコンスタントに支払うことができません。そのコストを確保するのが
ポケモンカード屈指のドローソースネンドール(DP4)です。ネンドールのコスモパワーの仕様上、手札が減れば減るだけドロー量が増えます。水エネルギーを切りながらアクアストリームに繋げる動きができればベストでしょう。
DP5が発売されて初めての大会であるバトルロードスプリング2008北海道大会では優勝をしています。
クラゲ
続いて紹介するのはデッキ名称が人によって変わりますが、DP5「 秘境の叫び」で実装された、エムリット・ユクシー・アグノムを使用したデッキです。
デッキが固まらないまま、公式大会が中止となってしまったせいで固定されたレシピがあまりないものの、一番多かったデッキは前回の記事でも紹介した
「リーフィアLvX(DP4)」と組み合わせた「クラゲリーフィア」と呼ばれる形だったのではないでしょうか?
ポケモンLvXを3体立てなければならないという条件があるもののわずか2エネで200ダメージという、現代ポケモンカードに匹敵するマナレシオを誇る「エムリットLvX(DP5)」のゴッドブラストを使うことに特化したデッキであり、リーフィアLvXのエナジーそくせいでエネルギーを加速を行います。
大量のポケモンLvXを出さなければならないものの、軸となるLvXのレベルアップ前のポケモンが非常に強力。
場に出しただけでドローをすることができるユクシー(DP5)、サイドカードからポケモンを回収することができるアグノム(DP5)、バトル場でしかレベルアップをすることができないというルールを軽減するための、それぞれ逃げるにかかるエネルギーを0にするエムリット(DP2)、またLvXを回収することができるプレミアボールを使いながら盤面を構築していきます。
結果だけならばキングドラが速く、デッキとしても分かりやすかったものの、その後草の根大会を経て目立ち始めました。
レジギガス
レジギガスはDP5「怒りの神殿)」で実装されたレジギガスとDPs「覇空の激闘」で実装されたレジギガスLvXを軸としたデッキです。
DP5のみの時より、非ポケモンexでありながら高いHPと高い打点を出すことができ、またデメリットがあるポケボディ「スロースターター」の関係上
封印の結晶との相性が非常に良く、さまざまなエネルギー加速手段と組み合わせながら使われ公式大会でも結果が出ています。
そして次弾であるDPs「覇空の激闘」にてレジギガスLvXを得てさらに強化されました。
ポケパワー「サクリファイス」にて自らエネルギー加速を行うことができること、CIP能力を持つ、
アグノム・エムリット・ユクシーとそれぞれ相性が良く、展開・妨害に使用したこれらのポケモンをコストにエネルギー加速を行い、「にぎりつぶす」や手札にも干渉ができる「ギガブラスター」でアドバンテージをつけることもできていました。また元々の「スロースターター」と封印の結晶の相性の良さもあり、この時代の封印の結晶デッキの筆頭であったのではないでしょうか?
サクリファイスで相手にサイドカードを取らせる関係上、封印の結晶+ロケット団の幹部という強力な組み合わせも存在しました。
上記のクラゲ同様に大きな公式大会がなかった影響で構築はまちまちであり、前回の記事で紹介した
アブソル(DP3)でハンデスをしながら序盤コントロールデッキの動きをして、アブソルをコストに「サクリファイス」をするような動きもデッキも存在しました。
ジバコイル
ジバコイルはDP5、DPsで複数枚収録されたジバコイル、ジバコイルLvXを用いたミッドレンジデッキです。
元々、DP1で登場したジバコイルはプレイアブルなカードであり、このジバコイル(DP1)を使用したデッキも存在していました。そのデッキを強化するような形で登場をしました。
自分の雷エネルギーもしくは鋼エネルギーを自由に動かすことができる「ジバコイルLvX」と鋼エネルギーがついているポケモンが逃げる0になる「ジバコイル(DP)」
そして、お互いにお互いのベンチポケモンを選択し入れ替えを行う「リコンストラクション」を持つ「パルキアLvX(DP3)」の相互作用により自分だけ一方的にベンチポケモンに干渉をすることができるほか、確定で対戦相手のポケモンを麻痺にすることができる「ジバコイルLvX」のサイバーショック
攻撃後ベンチに下がることができる「ジバコイル(DP5)」の「ジャイロボール」の組み合わせで安全に嵌めながらポケモンを倒す現代のライチュウ&アローラライチュウを彷彿とする動きが可能などシナジーに富んだデッキでした。
これだけたくさんのポケモンを使う机上論だけのデッキに思えますが、この環境を支え続けた
ピジョット(PCG1)、ネンドール(DP4)の力があってからこそ多少の無茶が許されていたのではないでしょうか?
ピジョット・ネンドールやPCGシリーズの非ポケモンexを対象としたサポートカードがベースにあり支え続けたこの環境は、歴代ポケモンカードでも一番自由度がありなんでもできた環境なのではないかと今でも思っています。
とここまで非常に楽しそうな環境であるような説明をしましたが、この環境語る上で紹介をしなければならないデッキがあります。
それが
カメフォレトス
カメフォレトスはDP5「秘境の叫び」で実装されたフォレトス(DP5)とカメックスex(PCG1)を組み合わせたポケモンカード界に時折出現する瞬殺コンボデッキの一つです。
デッキの大まかな動きとしてはカメックスex(PCG1)のポケパワー「エナジーレイン」でフォレトス(DP5)をエネルギー加速、水エネルギーがつくことによりポケボディ「アイアンシェル」が誘発、コイン次第でフォレトス以外のポケモンにダメージカウンターを乗せることができます。これを相手の場のポケモン全てが気絶するまで繰り返すデッキです。
DP5にて実装された、ユクシー(DP5)、アンノーンR(DP5)を使用することで1ターンの間にとんでもないドローをすることができるようになり環境が高速化したのですが、その恩恵を最大限に生かしたデッキであり、1~2ターンでゲームを終わらせることができます。
当時出したばかりのポケモンでも不思議なアメを使用することで即座に進化うことができたため、カメックスを1ターン目に立てるだけではなく、複数不思議なアメとスーパーポケモン回収を使用することで「エナジーレイン」で自傷ダメージを致死量まで乗せたとしても可能な限りこの動きをすることができました。
とてつもなくデッキパワーが高いデッキでしたが、公式大会がなく草の根大会が多かったことからあまり広まることがなかったのが1つの救いでしょうか?
もし公式大会が存在していた場合、もしかしたら上位卓がじゃんけんをしてコインを投げ合うだけの大会になっていたかもしれません。
ターン数だけでは1~2ターンであるものの、ゲームが終わるまで非常に長い時間がかかることから、このデッキに対しての最大の対抗手段はバックに詰め込んだ大量の漫画と言われていたかもしれませんね。
終わりに
というわけでいかがでしたでしょうか?
この時代はPCGシリーズの非常に優秀なサポートカードとインフレしたDPシリーズのポケモン、そしてネンドールやユクシーなどの歴代のポケモンカードの中でも屈指のカードパワーを誇るカードの影響で非常に高速化、無茶な構築も可能な環境でした。
また草の根大会しか存在しないため、あまり情報がないのですが、探ってみると面白いかもしれませんね。
またどこかの年代を切り取ってこんなこともできたら面白そうだなと考えています。
是非当時の思い出などあればコメントしていただけたら嬉しいです。
今回は以上になります。それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。
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