見出し画像

【ポケカ】2007年に活躍したスタンダードデッキ5選 【PCG/DP】

クリックしていただきありがとうございます。ろしです。
このどう見ても某〇る屋のパクりっぽいタイトルですが、今回は2007年に活躍したスタンダードのデッキを5つ紹介したいと思います。
2007年はエキスパンションで言えば、PCG1「伝説の飛翔」~DP1~4までのシリーズとなります。
それでは早速行きたいと思います。

ハピナス単

画像1

まず、最初にご紹介するのは「ハピナス単」です。
ハピナス単はその名の通り、ハピナスのみでデッキが構築されたデッキです。

画像2

このカードプールに共存していた「ホロンの導師」で山札にあるラッキーを全て手札に加え山札のポケモンをハピナスのみにして、エラッタ前の「クイックボール」を使用することで確実にハピナスへアクセスを可能としていました。
また、「ホロンの~」と言われるサポーターは全て手札を1枚トラッシュに置くコストがありますが、それにより効率よくトラッシュに基本エネルギーを置くことができ、ハピナスのワザ「ハッピーチャンス」に繋げることができました。
単体のスペックは当時の環境では破格のスペックであり、このハピナスをサポートする目的で「ふっかつそう」「封印の結晶」「エネルギーリムーブ(現在のクラッシュハンマー)」などが使用されました。

画像3

極めつけは「ホロンエネルギー」。3種類存在して、それぞれ基本エネルギーの色を参照にしついている場合効果を発揮するエネルギー類です。ハピナスのワザで基本エネルギーは自然とつくためこれらのエネルギーが機能しやすく、また全ては入れることができないため人によって構築に差が出るポイントでした。
ただし、デッキ自体非常にシンプルであり、誰が使ってもハピナス単にしかならないと言われたデッキでした。

サナレイド

画像4

続きましては「サナレイド」です。
PCGシリーズには非常に多くの優秀なサーナイトが収録されました。DPでは分岐進化であるエルレイドを得て環境に帰ってきました。
「サーナイトexδ」のポケパワー(今でいう特性)「封印」を使った妨害・ロック

画像5

ワープエネルギー・自分のエネルギーを手札に戻すことでつけることができるエネルギーになる「ホロンのポワルン」などを使いながら、「サーナイトδex」の「かえんだま」、「サーナイトδ」の「エネスイッチ」を使いながらエネルギーを守りながら戦う中速寄りのミッドレンジデッキとなります。
元々存在していたデッキでしたが、DP3にて自分のサイドカードをコストに高打点を出せるエルレイドが実装されることになります。上記のハピナスに対して弱点を突くことができること評価できる点です。
このように「ホロンのポワルン」や「ホロンのコイル」など「ホロンの導師」にて大量にエネルギーを手札に加えることができる点が評価され、「ホロンの~」を使用したデッキは非常に多かった時期だと思います。

アブレイド

画像6

その環境に待ったをかけたのは「アブレイド」です。
アブレイドは「アブソル(DP3)」のワザ「わざわいのかぜ」によるハンデスをメイン戦略としたコントロールデッキで、フィニッシャーとして上記のエルレイドが使用されます。

画像7

先ほどから何度も出ている「ホロンの~」を使用したデッキですが、「ホロンのトランシーバー」を使用することで状況に合わせてホロンの導師かドローを選ぶことができるカードであり非常に使い勝手がよくホロンのトランシーバーを4枚投入することで中盤以降で腐りやすいホロンの導師を最低限で済ませても初手に引っかかる可能性を高めることができました。
ただしそうなるとデッキ内を占めるトレーナーの枚数が水増しされていき、またホロンのサポーターは手札をコストにする必要があり手札の消費が激しい点もありました。
そこにこの「アブソル」のわざわいのかぜのハンデスが非常に刺さる結果となりました。

画像10

またこの当時は強力なシステムポケモンであるピジョット(PCG1)が使用可能であり、ピジョットに展開を依存したデッキも多数存在していました。そのピジョットを含むポケパワーに依存したデッキに対して効果的である

画像11

封印の結晶やのろわれた祠を両立したデッキとなっており、システムが複雑な中速以降のデッキを食い物にしていました。
ハンデスをしている間にエルレイドを育て、行動ができなくなった相手をエルレイドが攻撃をしているデッキでしたが、攻撃が速いハピナス単に対してもエルレイドが弱点をつけるという色的な優位も働きました。
このアブレイド(に限らずアブソルを使用したデッキ)が隆盛したことによりお互いにわざわいのかぜを打ち続けるというゲーム展開が発生し、この頃ババ抜きと表現することもありました。

画像8

展開にDPシリーズに入り実装されたサポーターであるハマナのリサーチなどが使用され、この頃からホロンのサポーターが構築の一般的でしたがDPシリーズのサポーターのカードパワーの高さが評価をされ始めたと思います。

オオタチガブリアス

画像9

続きましては「ガブリアスLvX」を使用したリアニメイトデッキです。
アブソルの隆盛を受け、アブソルのハンデスに負けないよう展開にエネルギーを使用せずワザによる展開となるオオタチ(DP3)使用されています。
アブソルのハンデスを上回るアドバンテージ源を元に展開し、もしハンデスで「そせい」で必要なパーツがトラッシュに落ちれば儲けもの、手札を返さずそせいによりボードアドバンテージを取ることができました。
そせいの先としては

画像12

「ジュカインδex」や「ドダイトス」や「エルレイド」などが必要に応じて使い分ける方法が取られていました。

ここまでが2007年夏の環境です。これらのデッキに対して有効である点が評価され息を潜めていた

画像13

ハッサムexなどが再び環境に戻ってくるなどありました。

続きましては秋以降の環境になりますが、余りのアブソルの隆盛を受け、今なお話が引き継がれるあのカードが実装されます。
それが

画像14

ネンドールです。あまりにアブソルを意識したタイプとポケパワー、アブソルを抜きにしてもあまりにカードパワーが高すぎるため、あらゆるデッキに搭載が検討されました。その中で一つ秋以降の大会で流行ったデッキをご紹介します。

ブイズ粘土

画像15

DP4「夜明けの疾走」で実装されたイーブイの進化系であるリーフィアとグレイシアが軸であるこのデッキ。当時カードプール内に存在した現役プレイヤーでもおなじみの「エナジー進化」を持つ「イーブイ(PCG4)」が存在し、この2種類を使い分け使ったアグロデッキです。
それぞれ1エネ30ダメージという当時ではエネ効率が非常に高く先行サポーター、ワザの使用ができていた当時は先行1killが起きることもしばしばありました(何人の人が初手ヤジロンのみでリーフィアにヤジロンを倒され涙をのんだことでしょうか)。
デッキの構成はこのイーブイラインとネンドールを使ったシンプルなものであるもののイーブイラインの配分をどうしてどこに軸を置くかなど人により構築の方針が変わる面白いデッキでした。
2007年の夏以降の大会はサイド4枚の勝ち抜き(対戦数をこなしたもの勝ち)のような大会形式の公式大会が開かれ、対戦形式にとても合っていることもあり多く使われていた印象を受けます。

終わりに

というわけでいかがでしたでしょうか?
前からこんなことをしてみたいなと思って、重い腰をあげて書いてみました。またどこかの年代を切り取ってこんなこともできたら面白そうだなと考えています。
是非当時の思い出などあればコメントしていただけたら嬉しいです。

今回は以上になります。それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

追記(2020/5/26)

youtubeでこの記事を動画化してみました。
若干内容が変わってますので、もしよければ見てみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=UizaEmJK-vI


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?