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二元性の世界で創造を学ぶ

私たちが生きるこの世界は、二元性の世界です。
光と闇、善と悪、争いや競争、支配、恐れなどが、当たり前にある現実の中で、私たちは生きています。

なんでわざわざ世界はこうであるのでしょう。
光だけじゃダメ?安楽や平穏だけじゃダメなのかな?

光だけの世界で意欲を持てる?

人って、幸せになりたい、豊かになりたい、願いを叶えたい、健康になりたい、愛されたい・・・って、いろんな願いを持ちますよね。

ネガティブな状態だからこそ、自分が何を求めているか、何を欲していて、何を解決したいのかが、ハッキリと認識できます。

魂の学びのレベルがこの段階にある人が、急にポジティブな状態になったら、どうなるでしょう?
なんの悩みもない楽な状態になったら?


悩みがなくなって、その穏やかな状態に満足するでしょう。

満足がいけないのではありません。
前進する意欲、求めるもののビジョンをしっかりと持つ、自身をさらに高める意識や、現実を創造する情熱などを、持ちにくくなってしまうのが問題なんです。

人は、解決する能力を持った存在です。
私たちの潜在意識は、常に何かを解決しようとして働き続けています。だから、悩みがない状態では、仕事がなくなってしまったように感じて、モチベーションが維持できにくいのです。

燃え尽き症候群のようなヒーラー


ヒーラーは、自身をクリアリングしていく過程で、このような状態にぶち当たることがあります。
自分を癒すプロセスを通して他者を癒す能力を高めていくのが、ヒーラーの常ですが、ある程度癒されて悩みがなくなったとたん、意欲を失って途方に暮れたような状態になっている自分に気付きます。

解決すること、癒すこと、悩みがなくなること、がやる気を支えていたので、ポジティブな状態で意欲や情熱を持つことに、脳が慣れていないのです。

それを、『欲から解き放たれた』『エゴを制した』と勘違いするヒーラーもいます。でもそれは、本当にただの勘違いです。

ポジティブな現実のなかで求める意欲を持つ


不幸だったり悩みがあったりする中で、幸せへの渇望に気付くのは、とても簡単です。

私たちはそうして、光と闇のあるこの二元性の世界の中で、生きて、楽になりたいと願いながら、必死に模索しながら、現実を創造するということをしています。

ネガティブの力を借りて、創造を学んでいるのです。

そこには、辛さや被害者意識、恐れなどがあるので、それらの波動に基づいた現実を創造して、それを体験したことによってそれを必要としていない、求めていないことに気付き、解決を求め、違った現実を創造するために試行錯誤します。

そして、自身を癒す必要に迫られます。
癒しによって、少しずつ気付きが起こり、魂は愛について学びます。
愛について学び、美徳を得て、他者に対しても徳のある行動をとろうという、意識が芽生えます。それが霊的成長のひとつです。


悩みを解決し、癒され、愛を与え受け取る現実へとシフトし始めると、だんだん満ち足りた気持ちになっていきます。

完全に満ち足りた状態で、さらに叡智へと近づくために自身を成長させる意欲を持ち、愛と豊かさの中で、気付きや学びを進めていけるようになると、二元性の中で創造する、という苦しい在り方が必要なくなっていきます。

そうなって初めて、善いエゴと調和した状態になります。いわゆるエゴから解き放たれた状態です。


愛の状態で在りながら、世界のあらゆるものに興味を持ち、自身を拡大させながら、喜びの現実を創造して他者とシェアしていく。

悩み苦しみながらもがきながら創造していたものからシフトし、愛に目覚めた状態で現実を創造する、創造の質を高めていく。


二元性を超えた、創造の源(ソース)の無条件の愛の波動の中で、より素晴らしい現実を創造する意図や情熱を持ち、光の存在として生きる勇気を持つこと。

そうしたプロセスを体験して、気付きを得たうえでこの世界を観ると、なんとこの世界は学ぶことに特化した、すごい教材として提供された世界だろうと気付いて驚きます。


ひとつとして同じもののない、個性あふれる魂、存在たちが集合していて。その誰もに過不足なく、完璧な学びとサポートがあるんです。
私もそうして、創造の源の愛に育まれてサポートされて、今在るのだなぁ~と思います。

もっともっと、喜びの現実を創造しよう!




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