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私がミセスコンテストに出場する理由
本との出会いが、人生を変える
今から10年以上も前のこと「世界一」の言葉に惹かれて何気なく手に取った本。
「世界一の美女になるダイエット」ミス・ユニバースジャパンの栄養指導をされているエリカ・アンギャルさんの本でした。
単なる美容本だと思ってパラパラと読み進めてみたら、食べないダイエットとは全く違って、今までの概念が吹き飛びました。これはダイエットだけでない、全ての女性が美しくなるための本だ。私の生き方のバイブルとなる本のコレクションの始まりでした。
それから、当時ミス・ユニバースジャパンのナショナルディレクターをされていた、イネス・リグロンさんの「世界一の美女の創りかた」という本がある事も知ります。
すぐにバイブルコレクション入りです。
その本では、ミス・ユニバースが単なるファションのアイコンではなく、美しく知性のある女性が、世界に影響力を持って活動している事がわかりました。
すっかりミス・ユニバース関連の本に夢中になった私は、「世界一」に輝かれた、森理世さんの本「シンプルライフ」を見つけます。
当然バイブルコレクション入りです。
森理世さんは、ミス・ユニバースである一年の任期の間に、華やかなパーティーに呼ばれたり、雑誌の表紙を飾ったり、華々しい表舞台にいたのは、ほんの一部だったそうです。
任期中の大半は、ハイヒールではなくスニーカーを履いて、世界中を駆け巡り、病気療養中のお子様の施設を訪問したり、内戦で住む場所を無くした難民生活をしている方への慰問など、慈善活動をされていたそうです。世界一美しい女性に励まされ、どれだけの人々が心救われた事でしょう。
「なんて素晴らしい生き方なんだ!」
感動した私は、そんな生き方がしたいと思いました。しかし、その時の私は10歳以上も年齢オーバー。ミス・ユニバースにはなれません。
それならば、なったつもりで生きていこう。
美しさと知性を身に付くように、バイブルを元に学ぶ日々。
こんな恥ずかしい勘違いな生き方は、誰にも話すことができずに、ずっと過ごしていました。
ミス・ユニバースとして生きていく
それから何年も、自分の中では「私はミス・ユニバース」と思い生きていました。
当時の私は、メイクは好きになれませんでした。30代後半でしたが、スキンケアだけで20代に間違われる外見をしていました。
素肌美と、ファッションでそれを可能にしていました。
(40代になってからは、年相応の美しさを保てるようにしています)
ミス・ユニバースは、若く見える事が必要なわけではありません。
慈善活動をしてこそ、ミス・ユニバースです。
当時の私は、家と会社を往復しているだけのただの会社員でした。そんな私にできる慈善活動といえば、災害があった時に義援金を振り込む事。福祉団体に募金をする事。それくらいしか思いつきませんでした。それでも、何もしないより、少しは誰かの役に立てているかと思い、できる範囲で行っていました。
一方で、発信力も大事と、人様の前で話す機会も必要だと感じていました。
当時会社員でありながらも、好きなアロマでの仕事へのシフトチェンジも始めていました。
そこで、いつでも飛び立てるようにと、創業塾にも通うように。
その創業塾で主催された、ビジネスプランコンテストに出場しました。
100名の観客の中でプレゼンをして、経済関係のスペシャリストからの質疑応答。
ジャンルは違えど、ステージに立つ経験はできました。
受賞することはできませんでしたが、コンテストの模様が新聞掲載された時の写真は、なんと私でした。
ありがちなダークスーツなんて絶対着ない。私はピンクのジャケットに白いミニスカート。ウォーキングレッスンを受けて準備した、ハイヒールでステージをランウェイ。上手に立ち、台本なしで10分のプレゼンをしたのが、印象的だったのでしょうか。コンテスト終了後には、優勝者ではなく、私のところに名刺交換の列ができていました。
それが、のちのステージに立つ経験となると第一歩になるとは、その時は全く思っていませんでした。
ミセスコンテストとの出会い
40代になった私は、ある麗しい女性に出会います。その方に、今まで誰にも言わなかった「ミス・ユニバースだと思って生きている」事を話したのです。
彼女は笑う事なく「ミセスコンテストに出てみたら?」と、言ってくれたのです。
ミセスコンテスト?!
ミスでなくても出られるコンテストがある!
日本大会が1週間後に迫っていましたが、観覧チケットを手にする事ができました。
1人で会場に行ってみると、何ここ!別世界!本当に日本なの?!
ゴージャスなドレスに身を包んだアジア系の美女が、頭と同じくらい大きなティアラを頭上に輝かせて、会場のあちらこちらにいるのです。
豪華絢爛!私が夢に見ていた世界!
大会の主催者様が、はじめのご挨拶の中で「地域創生」「女性の社会での活躍」そして「社会貢献」を掲げている事を述べられていました。
このコンテストに出たら、私のチャリティー活動が広げられるかもしれない。
たまたま同じテーブルになった女性グループの方が仲良くしてくれました。
ワインを何杯も美味しそうに飲み干していた女性に「あなた、来年出なさいよ!」と言われました。
これで2人の方にすすめられた私はすっかりその気になりました。
翌年のエントリーが開始されたら、待ってました!とばかりに、応募したのでした。
無事に選考が通り、夢のステージに立てた私。
その時は、代表には選ばれませんでしたが、ステージ経験と、チャリティー活動の広がりは実現する事ができました。
ミス、ミセスに限らず、コンテストが増えているこの頃。
そこで自分が何を成し遂げたいのか。
明確な人が選ばれると思います。
私はさらなる世界を広げるために、またコンテストにエントリー中です。
常に挑戦し続ける人生を歩みます。
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