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「新・日本列島から日本人が消える日(下)」/ミナミAアシュタール

<毎週1冊、小説を読むPJ>… No.12

読了日:7.7

上巻はこちら

「新・日本列島から日本人が消える日(下)」について

作者:ミナミAアシュタール
出版社:破・常識屋出版


「新・日本列島から〜」と私


前記事を参照のこと!


読んでよかったか

よかったです。

最後の、結局「消える」ってどうやるの?ってところは、人によっては納得しづらいかもしれませんね。
ただ、言いたいことはわかる。

し、私もなんとなくは実践してるつもりです。
「合わないな」っていう人や場所からはそっと離れること。視界に入れないこと。
それだけでも、自分の心は守れるかなと思います。

感想


少し違和感があるとすれば、あつしさんの「こう教えられてきた」とか「こういうイメージ」とか、すぐキレそうになるとこ、とかかな。
そんなイメージないけどな、っていう部分がよくある。共感しづらい部分もある。けど、まぁ感情については大袈裟に書いてそうだなとも思う。

し、重要なのは、真実、なんだろうな。


私が最初に読んだ時に軽く感動したのは、女性の社会進出についての部分。
ここが、前回の記事でも書いた、上司が私にこの本をおすすめした理由でもあるんじゃないかと思った。

再度説明すると、私が前職で「社内での女性活躍推進」を考えろ、って社長に言われた際、上司に「おすすめの本があれば教えてください」とお願いした。
そこで、紹介されたのがこの本だった。

読んでみたら日本や世界の裏歴史。
内容にびっくりもしたけど、これが女性活躍とどう関係するのか?がわからなかった。

それがわかったのが、この下巻です。

上巻は、宇宙の始まり〜江戸時代まで。
下巻は、江戸終盤〜現代まで。

特に、明治維新の真相について熱く語られていますね。
簡単にいうと、一部の人間が自分の権力を維持するために、日本を外国に売ったのが、鎖国開国であり明治維新であったと。

女性活躍については、こう書いてあります。

このウーマンリブ運動の本当の狙いは、税金をたくさん取れるということなの

世界史を学んでいく上で、各国で次々と女性の参政権やら、働きに出る権利やらが認め始められる流れは必ず通ります。

その時は、当然だなという印象しかなかった。
そうなっていくのは当然。

女性だって働きに出たい。それを蔑視するのはおかしくて、格差もなくされるべき。

(まぁ、今の私は働きたくない!)

だから、人間として自然な流れなのかなと。

でも確かに違う見方をすれば。
これまで男性しか働いてなかったのに、女性も働くようになれば、労働力と税収が増えるんですよね。

その発想はなかった。
運動自体が、搾取したい側の扇動だったんじゃないかと本には書いてある。


私の上司(女性)は、これが言いたかったのかもしれない。
「女性活躍!」って、当然素敵なことのように言ってるけど、それは本当か?
誰かによって操作された印象ではないのか。
その前提からまず考えるべきではないのか。

まぁ結局、私がこのプロジェクトでどうなったかというと、会議のついでに後輩に「休職するか悩んでる」と相談したところ、それが社長の耳に入り、給料が下げられて社長への不信感が募り、最終的に退職することになったんですが。


話が逸れました。
まぁ、事実かどうかは置いておいて(と書くことで保身に走る私)
この発想って、普通に生きてたらなかなか難しいなと思う。

「当然」がたくさんある。常識のようなものが。
それを基盤に考えて物を見ると、絶対に見つからないものがあるんだな。

「女性の社会進出はいいこと」
が前提だと、
「税収を増やしたい側の操作」
とは思えない。

この本では、他にもたくさんのことで、印象や価値観を操作されている、と書いてある。メディアやドラマによって。

大家族の煩わしさ、核家族の穏やかさ、都会で暮らすことへの憧れ。

ドラマで煽って、実践する人が増え。

結局、そういうのが積み重なって、女性は一人で子育てをしなければいけなくなって、その上働くとか無理に決まってるよね、って。


私は、「常識」っていうのが苦手で、嫌いだと自分では思ってるけど、それでも全部ではなくて、染み付いてるものはあるんだろうな。

この本で主に語ってる宇宙人のさくやさんが「善悪ではない」ってよく言う。
それがいいとか悪いとかではなくて、ただ、価値観が違うってだけ。と。

私が最近気に入ってる言葉でもある。「善悪ではない」と言うのは。

でも、それを全てにおいて適応するのはやっぱり難しいな。
度々憤ってしまうことがある。

一般的な善悪を私に適応してくれるな!と叫んでおきながら、私は私の価値観によって人を断罪してしまったりする。
気にしなければいいんだけど。


この本の終盤で、「縄文の子たちのように生きればいい」とある。
それは、三角形のピラミッド社会ではなくて、丸い、提供し合う社会。

そこではもはやお金なんかの媒介はいらない。

人はそれぞれが得意なことをするだけでいい。
物々交換を単純にするということではない。

私は編み物で帽子を作ってあなたにあげますから、あなたはその野菜をくださいね、ってことじゃなくて。

みんながみんな、得意なことを、必要としてる人に提供する。
それが回り回って、自分に返ってくる。みたいな。

素敵だな、って思う。そういう社会は素敵だな。
友達とも共感したことがある。
それで私たちは、1対1ではあるけど、友達にはrosensternのロゴを作ってもらい、私は腹巻を作ってあげたな。

そう。
そういう社会を実現しようとすると、1人じゃ無理だよな、に行き着く。
本当に実現しようとすると。

そこがまだ少し、もやもや。


タイトルの「消える」については、「見えなくなればいい」とあった。
正確には、次元とか波動の話になってしまうけど、簡単な例えは、道の話。

一般道を走ってる車には、高速道路を走ってる車は見えないし、干渉できない。
でも、どちらも確実に地球上に存在する。

そんな風に、離れたい相手から見えなくなる。同じ土俵に乗らない。


この例え話はわかりやすかったな。

で、どうやるかというと、「ご機嫌さんでいること」だと。
これは、他のスピリチュアル系の人も言ってることである。

「ご機嫌でいましょう。自分の心地よい環境を求めていきましょう」

って。
これは、何もスピリチュアル系じゃなくて、自己啓発系の人もよく言ってるんじゃないかな。ポジティブでいること、とか。

だからまぁ、説得力はある。
し、私もそうしたいなと思う。

ご機嫌さんでいる。

とにかくやりたいことやって、嫌なものからは遠ざかる。
それはどう考えても、悪いこと、じゃないよね。

我慢が美徳だ、とは思わないけど、働いてない自分の無力感を覚えることはある。けど、やめよ。
私は、流されずに、考えて、ゆっくり生きてる。から大丈夫。

などを考えましたね。

この上下巻は2周目でした。読んでよかった。
ただ、最近「最終巻」なるものが出たらしいので、来週はそれを読むぞー!


常にご機嫌さんはまだ少し難しいね。
流石に昨日はエネルギーを削られました。Twitter見るんじゃなかった、、
学び。

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