ハーモニーランドのパレード見て泣いた。
20数年ぶりにハーモニーランドに行った。
マタニティ割引(私)とバースデー割引(夫)が使える今だ!と思って。
推しと言えるかはわからないレベルだけど、一応推しはキティちゃんなので、キティキャッスルで写真撮って、パレードでキティちゃんを見れたらいいや、くらいのテンションで。
そしたら。
パレードを見てたら気づいたら泣いてた。
なんで笑
これを読んでくれている方がいたとして、知ってるかはわからないけど、サンリオという会社はとても思想が強い。
私がそれを知ったのは、数年前に横浜の赤レンガ倉庫であった、サンリオ展だったと思う。
それまでは全く知らなかった。
小さい頃はずっとキティちゃんが好きだったのに。
サンリオっていう会社のことや企業理念みたいなものは知らなかった。
ちなみに企業理念は
「みんななかよく」
おそらくこれにちなんで、ハーモニーランドの誕生月サービスの名称は「nakayoku birtyday」だし、ショップの名前にも「nakayoku」が入ってる。
もう本当に、この企業理念を全力で実現しようとしてるんだな、っていうのが、パレードで伝わってきて。
パレード会場の液晶に表示される歌詞は、ちびっこには少し難しいような言葉もちらほらあったけど、言いたいことはつまり、なかよく、未来に向かって、みんなで手を繋いで、笑顔で。
そういう言葉たちと、パレードを見てると、「平和」っていう言葉を使うその辺の宗教よりもよっぽどいいものなんじゃないか、って気持ちになった。
ここからは記憶で書くので情報はあやふやだけど、サンリオの世界に「悪者」っていない。キティちゃんがやってた桃太郎のショーも、「悪者を成敗する」話ではなくて、結果、「みんななかよく」って話だった(と思う)。
私がキリスト教の中で20年弱過ごしてきて、その他の宗教にも首を突っ込んでみて感じたのは、「現状はいいものではなくて、変えなきゃいけない何かがあって。障害がある。だから祈るし行動する必要がある。」みたいな。何か神のような存在がいて、それが正しくて、たとえば争いは悪で、煩悩は消さなきゃいけなくて。
”平和”を実現しなきゃいけない。
それを脅かしている存在がいる。
もちろん、敵を愛せとか敵のために祈れとかいうのもあるけど、サンリオってそれすら超越してるような気がして。
教義に合わない存在、っていう概念がない。
やっつけるべき敵、がいない、というか。
みんなが大事で、みんなで手を繋いで、みんなで仲良くしよう、っていう
プラスのことだけを伝えてるの。
確かに綺麗事かもしれないけど、私はそれが素敵だなって感じた。
企業ではあるからビジネスをして利益を出さなきゃいけない存在ではあるけど、でも創業当初からのその理念を貫いてるのは本当にすごいことだと思う。
私は多分、何かが善で何かが悪だ、っていうのが苦手で。
(と言う割に自分自身は他人を評価しがちだけど、、、)
だからこそ、自分の周りのクリスチャンの発言に引っかかる部分が多かった。「脅かさないでください」っていう、脅かす存在、に対する呼びかけとかが。
そこでこの「みんななかよく」が刺さったのかもしれない。な。
刺さった私が、実際に行動していくのか、というとそうではないんだけど()
とにかく、サンリオの在り方が素敵だな、と思ったのでした。