休職日記¦心優しいあなたへ
心も、体も、ふらふらになって
半分 意識朦朧で実家に帰った約2ヶ月前。
久しぶりに
ひとり暮らしのお家に戻ってきました。
いろんなことが自由にできて
うわー 最高楽しい!と思う反面、
「おはよう」と言う相手がいないのは
非常に寂しいもんでして。
案の定、初日の夜は何だかそわそわして
眠りにつくのもスムーズじゃなくて
とっても早起きまでしてしまいました。
でも、久しぶりのひとりの暮らしの空気感って
ゆっくり 時間が流れているようでいいなーと
沢山の車が通る音やカラスの声を聞いて
ぼんやりと 思うのです。
働いていた頃には気づかなかった、
この日々の尊さと
当たり前に続くわけではないことに。
それと同時に、
「わたしはまだここで生活したいんだな」と
素直な気持ちにも触れることができました。
仕事内容が合わなくて「仕事できないのかな…」と
勘違いで自己肯定感が日々下がっていき
上司の高圧的な態度に耐える器が溢れ
交感神経MAXから気絶するような夜が続き
気持ちも体もぶっ壊れて涙が止まらなくなり
夜も眠れず満足にも食べれなくなったあの日。
必死に生きるために
仕事をずる休みして実家に這うように戻った日。
そこから復職して異動して働くか、
退職して仕事を探すか悩みに悩んだ日。
そして、世間が中秋の名月と呼ばれる日に
退職する旨をお伝えした日。
退職するために
診断書が必要で初めて精神科を受診し
「適応障害」と診断され悔しかったあの日。
全てに意味があって
わたしを大きくしてくれて
素直に認めることで「社会」という世界が
ちょっとだけ生きやすくなった
今はそんな気がしています。
仕事は生活するため、生きるためにすること
と世の中の大多数の方は言うでしょう。
それは、正論だと思います。
生きるためにはどうあがいてもお金が必要だから。
でも肉体的に「生きる」ためだけではなく
同時に精神的に「生きる」ためにも
必要なんだなと今回気づいたのです。
肉体的に「生きる」ことだけを目的に
好きでもない 楽しくもない
そんな仕事を続けたとて 精神的には瀕死状態。
やはり 精神的にも生きてる やり甲斐を感じる
仕事をすることで満足感が得られる
本来、向いているやりたいことをする。
それができて ようやく
「生きるため」に働くが成立するのだと
強く 強く 気づきました。
私は今、
自分に適職だった仕事に戻るために
後悔しないような仕事探しの真っ最中です。
どうか 世の中の苦しみながら働いてる人に
自分が自分でなくなる前に
仕事から離れるという脱出ボタンを
常備しておいてほしいと思います。
特に新卒入社で働いてる方は、
目の前のことに必死で
どうしても視野が狭くなってしまうから
壊れる前に 脱出してね。
ひとりで脱出ボタンを用意できないときは
周りのひとに頼ってみよう。
もちろん わたしでもいいですよ。
これからどうなるかわたしにも分からないけれど
自分に素直に それを受け止めてくれる
やさしい会社に出会えたらいいなと思います。
この尊い日々を1日でも長く過ごせるように、
自分の選んだすべてが正解だったと
思える日常を迎える日まで。
わたしは 強い意志を持って突き進みます。
だから、みんなも自分の気持ちに寄り添って
理不尽な世の中ではあるけれど
余白をもって 少しでもゆるく生きていこう。
ここまで読んでくれたあなたは心優しい方ですね。
きっと、いい方向に進むと思います。
大丈夫。なんとかなるよ。
最後はきっと、大丈夫なところに流れ着くから。