学生最後の1年間、北海道森町に住むことにしました。
こんにちは。
突然のことながら、私は大学生最後の1年間を北海道の森町で過ごすことを決めました。
はじめに(森町ってどこ?)
北海道茅部郡森町。道南エリアにある人口14400人ほどの町です。
噴火湾や駒ヶ岳などの自然資源に恵まれながら、函館空港から車で1時間とアクセスも良好です。
また、いかめしの町としても知られています。
9月、森町との出会い。
私は昨年9月、大学の産学連携プロジェクトで学生6人が森町に4週間滞在し「5年後の森町と自身の暮らし」を表現するという課題に取り組みました。
秋風を感じながら作業したり、ドライブに連れて行ってもらったり、夜中まで語り合ったり、メンターの皆さんが真剣に私たちの話を聞いてくださったり、ここには書けないことだったり・・・笑
今考えてみれば、私たちが森町を好きになった理由は単純で、森町に「自分なりのストーリー」を見出したからなんだと思います。
すごく単純なことかもしれないけど、それが関係人口の本質のような気がしていて。縁もゆかりもない土地を愛した4週間、そこには六人六様のストーリーがありました。
2月、雪景色の森町を再訪。
森町での課題を通じて仲良くなり、そこから深い仲となった琴ちゃん、葉ちゃんとともに再び森町を訪れました。
11日間の滞在、最初はただの旅行のつもりだったのですが・・・
9月にお世話になった方々と再会を果たし、遊びに行ったり、一緒に夕食を囲んだりする中で私たちは都市からは見えない森町をより知っていきます。
知れば知るほど、森町の存在は自分ごと化していき、簡単に手放せないものとなっていきます。3人でトランプをしながら気づけば大真面目な話になることもしばしば。
森町や自分たちや地域の未来について本音で語る時間は何よりも尊くて、脳のリソースは食うけど幸せで。
この時間がずっと続けばいいのにな・・・。
いいのにな・・・。
じゃあ、森町、住むか・・・。
住むか・・・。
ということで、3人でシェアハウスをしながら、卒業研究を森町でやることに決めました。
大学のお墨付きも、ちゃんといただきました。
晴れて「北海道に住む東京の大学生」の完成です。
これから、森町に住む。
卒業研究のテーマ
研究のテーマは「表現活動を通じて森町の人と仲良くなれるか?」です。
このテーマにした背景には、本質的な地域おこしは地域の人の主体性によって行われるものであり、外の人による一方的な提案は結果として地域を良くしたことになるのだろうか?という疑問があります。
地域活性を考える上で外の人ができることは「地域主体の地域おこしのきっかけづくり」ではないかと思います。
「きっかけづくり」として、私は「表現活動による対話」を試します。
表現が外の人と内の人や内の人同士が対話するきっかけやツールになり、対話の結果として森町への捉え方の変化や自分自身への考え方の変化が起きるのではないか?という仮説を立てました。
すごくざっくりいうと、みんなで楽しくものづくりしたいってことです。
対話を通じて地域の人と私たちはどのような関係になっていくのか、効果的な対話はどのような場所、プロセスによって行われるか?ということを研究によって明らかにしていきたいです。
琴ちゃん葉ちゃんも「町の人と外の人のコミュニケーションはどうあるべきか」という問いのベースは同じです。3人で連携しながらできることからたくさんプロトタイプしていきます。
また、このテーマとぴったり合わなくても、面白そうだと思ったアイデアはどんどん試すつもりです。とても楽しみです。
おわりに
本当は今すぐにでも森町に行きたいんですが、免許が取り終わらなくて、まだ森町にいけません。だから6月の頭くらいまではこっちにいます。琴ちゃんと葉ちゃんは1ヶ月くらい早く行くみたいです。
森町の皆様、決して怪しい者ではございませんので、ぜひ仲良くしてください。
関東のお友達の皆様、もし函館近郊にお越しの際は声をかけてくれれば飛んでいきます。迷惑だなんて思わず、お気軽にどうぞ。
また、森町に着いたらご報告いたします。
もっと手紙のような文章にしたかったけど、難しかった・・・。
ありがとうございました。