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七つの夜 真夜中の焙煎機−30

そう言えば、こんな話をおもいだした。

ある時、男の子と犬がやって来た。

犬は男の子の足元に寝そべって動かない。

男の子は、辺りを見渡して、こう言った。

この犬に何か食べる物をください。

私は冷蔵庫を覗きながら、少しばかりの食べ物を

出した。安心したように少年は眠りにつき

少年を護るように犬は寄り添う。

それからどれくらいの時間が経ったのか?

今ではお店の人気者で皆んなが声を掛けてくれる。






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