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酔い醒めの水は甘露の味

昨日は案の定更新できずで残念。

しかし、私の花金は充実していた。

そう、必死ぶりのコンパに行ったからだ。

コロナ以前より、こういう機会はあまりなく、私はものすごく緊張していた。

想像以上に相手となる男性陣のレベルが高かったから、というのもある。

自己紹介では、噛みすぎて、顔から火が出そうになった。

ただひとつ残念だったのは、お腹の調子が激しく悪かった。

朝からシリアルと実家からもらった大き目の梨を丸々1個食べ、お腹をくだしてしまっていたのだ。

飲み会に向かう道中でもキリキリとお腹が痛んだが、こんな機会は滅多にないので、這ってでも行く所存だったため、歯を食いしばりながら向かった。

だが、お腹の調子が劇的に治るわけもなく、お酒があまり進まなかった。

しかし、それを見たわが社の部長(今回の発起人)が、「全然飲んでないやん!飲めよ飲めよ」と、日本酒を渡してきた。

普段からジンジャーハイボールとレモンサワーしか飲まない私だが、ノリは体育会系なので一気飲みした。そこから、一気に酔いはじめ、まあまあ目がイってしまっていたと思う。

20分毎に席替えをしながら、4名の男性とコミュニケーションを図った。

私の大好きな年下が多かったため、かなり気分がよかったが、向こうがどう思ったかはまた別の話である。

ほとんどみんな顔もかっこよくてお世辞がうまかったので、途中からホストにいるかのような錯覚を起こし、正直向こうは引いていたと思う。
おそらく、上司に言われて無理やり連れてこられたのではないだろうか。
不憫に思いながらも、私はホスト感覚を大いに楽しんだ。

楽しんでいたのは私だけではない。

今回の発起人である部長や私たちの上司(女性)などの既婚者が一番楽しんでいたのではないだろうか。

私たちに出会いの場を提供すると言いながらも、自分たちが独身時代の感覚に戻って楽しんでいたように思う。

それよりも何よりも、私は想像以上に酔っぱらっていた。

飲み会の場所がまあまあ遠目だったので、帰れるか不安になった。

そして彼に連絡したところ、泊まりにいくのを快諾してもらえたので、終電で家に向かった。

かなり酔っぱらっていたので申し訳なかったが、迎えにきてくれて、顔を見たときなんとも言えないぐらい安心した。

私は一晩にして、ホスト感覚と安心感を得ることができた。

女性に「彼氏はいるの?」と聞くと「いないよ」と答えるが、「彼氏みたいな人はいるの?」と聞かれたら、大半の女性は言葉を濁すらしい。というツイートを思い出した。

私にとって彼はもう特別な存在になってしまっていて、彼にとっても同じだと思う。
なんでも許し合える、恋愛感情を超えた間柄。
素を曝け出せるというのは、本当に心地いい。
ここまでくると、お互いにパートナーができたときに、本当に縁を切ることができるのか不安になるぐらいに。
実際、彼に恋人がいても私たちの関係はずっと変わらなかった。
私に結婚願望がないので、余計にこういった関係を長引かせているのかもしれない。

そんなこんなで彼の家に泊まり、シャワーを浴びて、彼に耳かきしてもらい、アルコールによる頭痛を覚えながらも眠りについた。

朝起きても頭痛は治まっておらず、むしろ悪化していたが、朝から駅まで送ってもらい帰ってきた。

二日酔いで頭が痛いにも関わらず、私の空腹は絶頂に達していた。

なんせ昨日は梨でお腹をくだして、ろくに食事をとれておらず、夜はアルコールメインでほとんどご飯を食べることはできなかった。

そしていつものことだが、非常に塩分を欲してしまうので、私はコンビニでどん兵衛と中華丼とサンドウィッチを購入し、帰ってすぐさまサンドウィッチとどん兵衛(しかも特盛)を食した。
あの時のサンドウィッチの美味しさときたら…。

そしてどん兵衛もしっかり食べきり、私はすぐさま眠りについた。

こんな幸せがあるだろうかと思いながら。

そして15時頃に目が覚め、中華丼を食した後に水と卵と牛乳を買いにイオンへ出向き、さらにそこでかつ丼まで買って帰ってからすぐに平らげた。

30代女性の荒れた食生活の代表例である。

思う存分、塩分を摂取した私は血糖値が上がったのかまた眠たくなり、ひと眠り。
これで明日も休みだったら最高だったのだが、明日はなんと仕事がある。

やむを得ず、お風呂に入り明日に備える。

明日から6連勤だが、それを乗り切れる自信があるぐらい昨日の夜は楽しかった。

そして、今日は今日で一緒に行った先輩からの連絡が鳴りやまなかった。

やはり、相手の男性陣はあまり我々をよく思っていなかったのか、グループラインはかなり冷え切っていて、私は正直そんなもんだろうと思っていたが、先輩は気が済まなかったらしい。
その先輩と普段そんなに連絡を交わすことはないのだが、彼女の普段知ることのできなかった一面を見ることができて、私はよかったと思う。

仕事をしているだけでは見せない一面を見ることで、その人のことをより知れるし、その方が仕事もスムーズにできたりする。

今回の収穫はこれが一番大きかったかもしれない。

異性関係に大きな進展はなかったが、私の満足度はとても高い。

またぜひ、こういった機会を設けていただきたい所存である。


それでは、また。

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