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イスラム教の装飾が色濃く残る教会、メスキータ 世界遺産【スペイン・アンダルシア地方・コルドバ】

スパニッシュ・トーティアパエリア満腹三昧が過ぎるラテです。

さてさて、トレモリノスを起点に車で2時間。
アンダルシア第3の都市、コルドバの街へ。


❥ メスキータ mezquita

イスラム教装飾が色濃く残る教会、メスキータ。コルドバの街にあるこの教会飲みならず、街全体が世界遺産となっています。

名称のメスキータは、スペイン語でモスクを意味し、アラビア語Masjidに由来するそうです。

この教会or礼拝堂は、後ウマイヤ朝時代785年に建設が始まりました。
約200年間に渡り増改築が繰り返された場所で、8世紀中頃には首都として栄えました。
レコンキスタ(カトリック教徒の国土回復運動)の戦いが終わった13世紀以降は、キリスト教の教会となりました。

つまり8世紀から13世紀までは、イスラム教の祈りを捧げる礼拝堂だったということですね。イスラム時代の礼拝では、2万5000人の信者を収容し、総面積はなんと2万3400㎡

メスキータで最も特徴的なのが、この白と赤を組み合わせた馬蹄形のアーチ。そのアーチを支える円柱は、850本もあるそうです。
今まで見た教会とは全く異なる空間が広がる場所です。

メスキータ
白と赤の円柱は850本

16世紀に建造されたキリスト教会の礼拝堂が中央にあります。
イスラム礼拝堂に囲まれたキリスト教会。。。不思議な空間です。

メスキータの中央部に建造されたキリスト教の礼拝堂

キリスト教の教会ではよくあるステンドグラスの窓ですが、ここメスキータにあると、趣が違く感じられます。

キリスト教会にはよくあるステンドグラスの窓

ちなみにですが、スペイン国旗は「血と金の旗」と言われていて、黄は豊かな国土、赤は外敵を撃退した時に流れた血の象徴なのだそうです。

イスラム教とキリスト教の戦いは、長い間繰り返されてきた歴史なのですね。

❥ コルドバの史跡 Corduba

メスキータマップ
ここはvisitor center 新しい建築

☆ ローマ橋 Puente Romano

紀元前1世紀初頭に建設されたローマ橋
修復がされ現在も使われている長い橋。橋のアーチが有名。

コルドバのローマ橋から撮影したメスキータ

☆ カラオラの塔 Torre de la Calahorra

橋を渡りきった先にあるのが、カラオラの塔
グアダルキビール川を挟んで、メスキータの向かいに立つ、イスラム時代の要塞。

ローマ橋の先にあるカラオラの塔

☆ 旧アルカサルの壁 Recinto Amurallado del Alcázar Viejo

コルドバの街は古代から城壁に囲まれていて、別荘またはメディナ、アジェルキア、ユダヤ人地区城、アルカサル ビエホ、ウエルタ デル アルカサルの 5 つの城壁に区別されていたそうです。

そのうちの一つがこの城壁です。旧アルカサルの壁と訳されました。

Recinto Amurallado del Alcázar Viejo

壁の外には水路があり、緑もあり憩いの場のようです。

平和の象徴がペアで仲睦まじ勝ったので、思わず撮影。

ツガイの鳩

鳩が平和の象徴となったのは、ピカソがパリの国際平和会議のポスターに描いたこと。日本もそして世界でも平和の使者として知られるようになりました。

鳩のツガイを観て思う事は、、、、
1日1秒でも早く、ガザやウクライナの戦いが終わりますように。飢餓に苦しむ子がいなくなりますように。

旅も終盤になってまいりました。ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

Have a good day!

アンダルシア地方で、どこまでも続くオリーブ畑

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