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エディンバラへ行くなら8月 ミリタリー・タトゥー【エディンバラ・スコットランド】

バブルの頃、雑誌の懸賞でハワイ旅行が当たったことがある、ラテです。

さてさて、今日はスコットランドのエディンバラ城で開催された『ミリタリー・タトゥー』のお話です。


ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー

1950年にはじまり今年で74年目。
毎年夏に、スコットランドのエディンバラ城の中庭で開催される幻想的で、迫力あるショーです。

出演される方々は、ドイツ・イギリス・インド・ノルウェー・アメリカ…..から結集した軍隊の音楽隊です。見どころはもちろんバクパイプですね。行進はまさに軍隊仕込みの動きで、見応えのある2時間を満喫しました。

エディンバラ城 入場門前の列

▶︎タイトルから想像するに…

『ミリタリー・タトゥー』は、日本であまり馴染みがないかもしれません。
ショーのタイトルがね、どういう意味なのか?
軍隊(military)が刺青(tattoo)を入れるの?読んだまま想像するとそうなりますね。

実は、軍隊でタトゥー(tattoo)とは
『兵士を宿舎に呼び戻す夕方の太鼓またはラッパの合図のこと』なのだそうです。
『軍隊のタトゥーは時計仕掛けのように正確に行われる』と公式サイトにあります。血しぶき舞う刺青ショーじゃなくて良かった!

▶︎タータンチェックは家紋

それぞれの国ごとのパフォーマンスで、全身タータンチェックをまとっていたのはもちろんスコットランド。
タータンチェックは日本で言うと武士の家紋と同じで、御家ごとに柄が違うのです。

幻想的なエディンバラ城をバックに圧巻のパフォーマンス

▶︎正式には、はかない?

始まる前には、タータンチェックに身を包んだお兄さんと写真を撮ったり、お兄さんたちの出待ち女性陣も、入場門にたくさん集まっています。アイドルと一緒に写真を撮る感覚ですね。

突然ですが「タータンスカートの下には何もはかない」と言う噂を聴いたことありますか?
会場にたくさん居られるタータンの男性方に、本当なのか確かめる勇気は私にはなかったのですが….正式にはそうらしい、とのこと。
風が強い日はどうなさるのか…..

タータン柄の土産店

通り沿いにある土産店には、タータンチェック柄のスカーフをたくさんおいてます。「高貴な御家の柄かしら?」と想像をふくらませながら、お買い物するのも楽しいです。

i. 8月がオススメな理由

8月にエディンバラを訪れるのがオススメな理由は、この『ミリタリー・タトゥー』を観るためです。
毎年8月1日から3週間ほど開催され、毎晩18:00~と21:00~の2公演。

私が購入した時は、最後の5席しかありませんでした。当日は目の前に大きなスピーカーがあり、売れ残っていた理由を理解しました。全席指定ですので早めの予約が要。

料金は席のみで47ポンド~(=8,600円)、ショーだけでももちろん大満足ですが、ディナー付きの席は上の列で、見やすい位置です。

エディンバラ城の中でお食事+入場料で450ポンド(=82,700円)、
ザ・ウィッチェリー(有名な魔女のレストラン)でお食事+入場料で1,040ポンド(=191,000円)。円安で…..

他にもレストランはいくつかあるので、サイトで確認してくださいね。

The Witchery restaurant

ii. 8月がオススメな理由

もう1つ、8月がオススメな理由は、えっらい寒いからです。
前にも書きましたが、2~3時間ごとに暴風雨で、横殴りの雨。
Four seasons in one dayです。

ミリタリー・タトゥーの装備は、1番あったかいヒートテック長袖、100%メリノウールのハイネック、フリース、ウルトラライトダウン(ほぼUNIQLO)で、雨が降ってくるとダウンの上からレインコートで、首にはスカーフでした。もうこれ以上着られないぐらい着て、マスクもしたけど、それでも凍えそうに寒かったです。8月なのに….. 

タトゥーの間は傘をさせないので、雨風がすごすぎて帰る方もいました。雨が降らなければ体感温度も違うのですが、あまり期待できないエディンバラのお天気です。


次回は、エディンバラ城の横の「ハリーポッター」にも登場する「ダイアゴン横丁」「谷底の処刑場」、そしてスコットランドの英雄「ウィリアム・ウォレス」の話です。

ではでは、Have a good day! 

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