旅立ち　　現場検証

5月8日19時頃
祖母がお風呂で亡くなりました。

病院では警察からいろいろ聞かれ
検案にするか解剖にするか。
その判断も兼ねて
現場検証を当日行いました。

祖母の家に警察の方々が
来たのが
23時頃だったでしょうか。
もぅ時間の流れの感覚も
全く感じておりませんでした。

超早寝早起きの私は
普段寝ている時間です。
なんなら起きる時間が迫ってきている時間。
それでも
祖母をお風呂で発見してから
あくび１つせず
眠い。と、思うことも
１度もなく
現場検証立ち会いました。

警察の方々は4人？ぐらい。
検視の方？１人？

鍵はどこですか？
いくつありますか？
お財布はどこですか？
通帳はどこですか？
判子はありますか？

等々聞かれました。

そして、あれだけ119番の時に

お風呂のお湯を抜いて下さい。

と、言われていましたが
私がお湯をそのままにしていた
そのお風呂。
現場検証の時にやはり
温度を計っていましたし
湯船に残っていた
嘔吐物も調べられていました。

そんな様子を見つつ
久しぶり入る祖母の家を
ゆっくり見回しておりました。

祖母は潔癖であり
とても家の中は綺麗でした。

もちろん
強盗があったかのような
散らかりもありませんでしたし
それ以上に
警察の方々がビックリするほど
家はとても綺麗に
片付けられていました。

1時頃
現場検証が終わりました。

警察の方々が帰り
静かになった祖母の家の机には
昼間私が祖母の為に買ってきた
夜のお惣菜がそのまま
置いてあるのが
なんだかとても悲しくなりました。

そんな
想いでお惣菜を見てましたが
母が

これね！
腐っちゃうね。
うちで食べれるかなぁ。

と、
食に対して執着な母が
お惣菜を家に持ち帰っていたのが
少々笑い処でした。

結局、食中毒を心配し
破棄することにはなりましたが。