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不祝儀の服装について、自問自答。

私はどうも、他人からはTPOを気にせず好きな服を着る人、と見られるみたいです。
私の自覚としては、あくまでも自分としてではあるのですが、結構TPOを気にする方だと思ってます。
冠婚葬祭、中でも不祝儀は気になる……。

そんなわけで、今日は不祝儀の服装について私の自問自答を書き連ねていきます。


子供の頃の不祝儀経験

子供の時、ちょくちょく不祝儀に出席していた記憶があります。
親戚のお通夜や告別式や法事。
小学校高学年頃になると、どうやら私は同級生よりも不祝儀の経験値がだいぶ高いぞ?と気付きました。
同級生は、お焼香という言葉すら知らない子ばかりでした。
周りの同級生の家庭がどういった親戚付き合いをしていたかなんて勿論知らないし、我が家も特別ものすごくしがらみが多いとかではなかったように思います。
単純に、親が子供でもバンバン不祝儀に連れて行ってただけな気がする。
それも、留守番させとけないしな〜、くらいの感じだと思っています。
真相は知りません。

不祝儀の服装に対する考え方を形成した二つの経験

不祝儀の装いについて、私の考え方に強い影響を与えた事柄が二つあります。

光野桃さんの書籍との出会い

ひとつは、光野桃さんの書籍です。
高校生の頃に読んだので、書籍のタイトルもどれだったか覚えていなくて内容もふんわりなんですけれど……。
朧げな記憶ですが「TPOを重んじるということは、相手を思いやること」というような内容が書かれていたと思います。
私は高校生の頃、かなり派手な服装をしていて、それもこう、ジャンルを一言で表せられないような感じでした。
(身バレ防止で具体的な服装については言及を避けます……!)
恐らく他人からは、TPOなんて気にも留めない人と見られていたんだと思いますが、私自身はそうでもなかったのでそのギャップはなんだろうなぁと考えていた時期でした。
光野さんの言葉はすごくすんなり自分の中に入ってきて、それこそ不祝儀で私がスタンダードなスタイルを好むというのは相手を思いやりたいという気持ちからなんだな、と納得することが出来ました。
だから、自分の中で普段の派手な服装と相反する訳ではないんです。
それぞれ、着たい服を着ていて、信念はある。

大学生時代のお通夜での経験

もうひとつは、大学生の時に出席したお通夜での出来事です。
私は大学に入学するときにスーツを買ってもらったのですが、不祝儀でも問題なく着られるものを選びました。
高校時代の友人が多く足を運ぶお通夜だったのですが、十数人集まった中で喪服を着ていたのは二人、スーツを着ていたのは私一人でした。
あとはみんな、カジュアルなアイテムの中からなんとか黒っぽい服を選んできた……という感じでした。
中には白シャツ、黒カーディガン、ジーパンという子もいました。
スーツ姿の私を見て、同級生達は口々に「(あの派手な)せいさまがきちんとした服を着てくるなんて、明日は雨だね。笑」というようなことを言っていた、びっくりしました。
お通夜に!ジーパンで来る人に!!そんなことを言われる筋合いある!!!!!?????
って。
今思えば、19だか20くらいの年齢でほぼ初めての不祝儀ならそんなもんか?という気もするし、指摘されてからとはいえお香典包んだだけマシか……ともなるし、半喪ってことでまあ……(とはいえ、一般的にはお通夜もちゃんと喪服着るのがマナーのようです。)などなど、少しおおらかな気持ちで見てあげようという部分がなくはないです。
でも、今でも、「いや、あんたに言われたくないよ。」という気持ちは燻っています。

不祝儀の服装へのこだわり

そんな経験を経て、私がTPO、特に不祝儀の服装についてはやはり、故人を悼む気持ち、個人を悼む為に集まった人達への気持ち、思いやりを大事にしたいということです。

それこそね、たとえば、私はかつてロリータ服を着ていた訳なんですけれども、不祝儀に黒ロリで行こうと思ったことはありません。
例え故人がそれを望んだとしても、多分、私は着ません。
(元々、黒ロリ着ないというのは置いといて……)
故人を悼む為に集まった人達はどう思うかな?私ならどうかな?とか考えます。
それは、他人の評価を気にするというものではなく、その場に相応しいかどうかを私はすごく重んじる人なんだということ。
冬は黒タイツ履けばいいし、夏は小綺麗な黒トップスと黒ボトムでジャケットなしでええやん、とは思ってます。
だから、そこらへんの感覚は人それぞれなんだろうな、と思います。

不祝儀の服装を準備することについて

さて、不祝儀の服装準備問題ですが、現在はレンタルもかなり多いので東名阪の都市圏在住なら14時までの受付で当日発送・翌日到着なんてのもあるので、レンタルで困らないと思います。
靴は合う合わないが大きいので、不祝儀に使えそうなパンプスはあった方がアンパイな気もしますが、それもまぁ、レンタルがあるから絶対持ってないと!という程ではないと思います。

実際の経験から学んだこと

偶々昨年、久しぶりにお通夜へ出席する機会がありました。
10年くらい前に買った喪服は……入りませんでした……。
レンタルもちょうど良いサイズが見つからなくて、これでイケるやろ、と焦ってポチって届いたワンピースが絶妙にサイズ合わない……。
ということで、ミモレ丈で襟つきの黒無地ワンピースとジャケットという手持ちのコーデでなんとかしました。
バッグや靴も合わせたら、最低限の不祝儀マナーとしてはイケるな、という感じになったので胸を撫で下ろしました。

もう、この機会に……ということで大きめサイズの不祝儀用バッグ、数珠と数珠ケース、黒レースの手袋を購入しました。
よりによって、訃報を受け取る直前にピンクの豹柄ネイルにしていて、一旦オフする余裕もなくて手袋で隠すことにしました……。
数珠と数珠ケースは百貨店のフォーマル売り場で予算を伝えてスムーズに買えましたし、バッグと手袋は通販でしたが配送も早くて間に合いました。

百貨店のフォーマル売り場は、さすがにそれなりのお値段がしますが、予算と状況を伝えるとプロの販売員さん達が必要なものをきちんと提案してくれて、無駄がないと思います。
レンタルだったり通販だったりも便利ですが、あれこれ見てどっちかなとか考えたりするのもリソースを割かれるので、百貨店を利用するのもアリだと思います。

事前準備の是非

そして、不祝儀用のアイテムを事前に用意することは良くない、とされることがあるみたいで。
私はそこまで厳格にそれを守るというほどではないのですが、ちょっと気になる……ということで事前に予定が分かっている法事だったり、こういう急な時だからこそえいやー!と揃えてしまう、という感じです。

喪服のサイズ問題と対応策

まあでも、喪服ってほんとに……サイズがね……ボディの方のサイズ変化が、あるので……。
レンタルか、転用できるアイテムを持っておく、というのでいいのかな、と考えています。
私のように、小物は揃えておくのも選択のひとつです。

最近は、お子さんの行事(入学式とか)でも不祝儀でも使えるよ、みたいなアイテムもあったり、ワンピースにジャケットがふたつついてきて使い分けられるよというセットもあったりします。
そういう風に揃えるのもいいのかなー?と。

最後に

私の場合はあくまでも、冠婚葬祭、特に不祝儀についてこだわり強めなだけなので、こうしないと!ということではないので。
あしからず。


では、また。



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