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一日二回、トータル6時間くらい運転見合わせで立ち往生した話。

このようなご時世でなくとも、正直、twitterでくそリプを頂戴した経験があるもので、このようなご時世では更に変に絡まれたりするのが嫌で、観劇や遠征についてはツイートを控えていました。
ところが、なかなか稀有な経験をしましたのでご参考と自分自身の記録のためにnoteでまとめておこうと思います。

このようなご時世での観劇や遠征の是非については本記事の主旨と異なりますので、私としましては「お引き取りください。」という気持ちです。

また、念のために身バレを避けるために詳しい時間や駅名などはぼやかしておきます。

長い一日のはじまり

2021年の梅雨はどうも、度々大雨に見舞われていますね。
そんな中の7/3、私は宝塚バウホールで11時30分開演の公演を観劇する為に新幹線に乗車しました。

私が初めて宝塚大劇場に足を踏み入れたのは雪組の「ルパン三世」でした。
数日前から大雪で新幹線が止まるかもしれないと言われており、私はかなり早い時間の新幹線で関西へ向かいました。
案の定、米原で1時間ほど新幹線は止まりました。
それでも早めの新幹線に乗車していたおかげで無事に11時公演を観劇できました。
早く着いたとしても1時間半くらいなら私はお茶したり、キャトル行ったりも出来るしそれほど時間を持て余すこともないので、以来11時公演を観劇する為に当日新幹線乗車の際は、早めの時間を選ぶようにしています。

そして、新幹線は停車。

宝塚大劇場で土日のマチネは11時開演なので、それに比べると2021/7/3のバウホールは11時30分開演と少し時間が遅かったのでその分行きの新幹線もいつもよりは少し遅い時間でした。
それでもまあ、それなりに早めの時間でした。
往路についてはこれが幸いしました。

静岡から神奈川にかけての大雨で新幹線が途中停車し運転見合わせとなったものの、一番被害が大きかった模様の小田原-熱海間は既に通り過ぎていたので結果として遅延は2時間弱で新大阪へ到着出来ました。

タクシーで宝塚へ

当初、運転再開の見込みが立たないとアナウンスされていたので「せめてフィナーレだけでも」と思っていましたが、運転再開となったあたりでは「二幕からなら観られるのでは…」という希望に変わりました。
そして、京都あたりでは「わんちゃん開演間に合うのでは…?」というところまで見えてきました。

新大阪から宝塚大劇場まで、高速を使えば車で30分ほどということで、その希望を胸に新大阪で新幹線を降りてタクシーに飛び乗り「高速使っていいから宝塚大劇場まで急いでください!」とお願いしました。

タクシー料金は8,700円ほどでしたがお釣りのやりとりを省略する為に一万円をバン!と置いて「お釣りいらないんで!!」と言い放ってタクシーを降りました。

開演には間に合わなかったけど…

ダッシュでバウホールへ向かいましたが、ギリギリ開演には間に合わず…
しかし一幕まるまる空席となることが避けられたのは幸いでした。
通路横のお席ではなかったため、周りの方は視界を遮ってしまったことを大変申し訳なく思っています。

おかげさまで、無事に観劇出来て本当に良かったです。

作品の感想については、これまた本記事の主旨ではないのでこちらでは控えさせていただきます。

さあ、これだけじゃないんだぜ?

私は荷造りが苦手なので、もうある程度は日帰り遠征でええんやという感じです。
この日も日帰りでした。

終演後、知人に渡すものがあったりしたので新幹線はゆっくりめの時間でした。
そういえば朝から小さいサンドイッチを食べただけだったと気付いて、時間もあったので新大阪駅でご飯を食べました。

新大阪を出発するときの運行状況は、遅れているけど動いているという状況だったので大丈夫そうかなーと思って乗車しました。

ゆっくりめの時間とはいえ、マチネのみの観劇だったのでソワレを観劇したりした方よりは早め時間の乗車でした。

それがまさか裏目に出るとは…

立ち往生、再び

新幹線は途中まで順調に走りましたが、やはり小田原-熱海間で安全確認が出来ずに再び新幹線が止まりました。
正直、あと少しで…というところまで来ていました。

もう何時間停車していたかよく覚えていないんですが、恐らく4時間以上は止まっていたと思います。

もう今日は東京へ帰れないということが確定したものの、対応についてのアナウンスまでは時間がかかりました。
それでも、状況を見つつ早めの段階で翌日も新幹線での帰京は難しい可能性を踏まえて新大阪でビジネスホテルを予約し、翌朝に大阪からの飛行機を予約しました。

飛行機はみるみるうちに予約がうまっていき、私は比較的早めに陸路に見切りをつけられたおかげで予約することが出来ました。

そして、再び新大阪へ

停車していた場所の最寄りと、さらに一駅先まで新幹線は動き、そこで降車となりました。
40分ほどで折り返しの新幹線が到着し、そちらに乗車して新大阪へ向かうこととなりました。
とはいえ、各駅停車ですしところどころで上り新幹線の乗客が折り返しで乗車できるように時間調整がなされたおかげで、その折り返しの新幹線に乗車してから新大阪までは約3時間。

ただいま、新大阪。

(こんなはずではなかったのだが)

ビジネスホテルへ

新大阪からの電車がある時間に到着は難しいと判断していたので、新大阪からすぐのビジネスホテルを予約していたのが功を奏しました。
コンビニでお茶、メイク落とし、オールインワンジェル、日焼け止めを購入してビジネスホテルへチェックイン。
事前に、新幹線の到着時間が分からないがチェックインはするので無断キャンセルではない旨を電話連絡していたので、スムーズに対応いただけました。

朝早くの飛行機を予約していたので、もはや宿泊ではない滞在時間でした。

それでも、個室で一人になれてマスクを外して化粧を落とし、お風呂に浸かって10分程度でしたがベッドで大の字になって目を閉じただけでも、疲労は驚くほど回復出来ました。

名古屋駅や新大阪駅では始発までの休憩用に新幹線の車両が解放されていましたが、私はたった数時間の為でもホテルをとって良かったと心から思いました。

飛行機らいどーん

そして、朝の飛行機で無事に帰ることが出来ました。
予定から実に約12時間遅れでの帰宅となりました。

花組千秋楽のライブ配信まで、少し仮眠を取ることが出来ました。

トラブルはいつ起こるか分からない。

今回の大雨は、ある程度は天気予報で予想できたことだとお叱りを受けるかもしれませんが、地震などはいつ起こるか分かりません。
今回は素直に、いい経験になったと思っています。

なので、その経験をまとめておこうと思った訳です。

ここからこれがあった方がいいよ、的なこととかを書いていきます。

日帰り遠征、そもそもマストな持ち物

まあ日帰りに限らないのですが、私が遠征でマストにしている持ち物がいくつかあります。

・モバイル充電器
これはもう絶対。絶対と言ったら絶対。

・ACアダプタと充電ケーブル
モバイル充電器があればいい、という方もおられるかもしれませんが新幹線は現在、基本的に窓側席の足元にコンセントがあるのでやっぱりあった方がいいです。
可能であればコードの差込口がふたつあるACアダプタとかだといいと思います。
基本的に窓側席しか取らないのですが何かで通路側に座ることになって、それでも充電したい時だってあるし、自分が窓側に座っていたも通路席の方から充電させてほしいと頼まれることだってあったりするので。
そのようなときでも、角が立たずに双方にとっていい方向へ話を持っていけます。

・文庫本
スマホの電池残量を消化せずに時間が潰せるものであれば、なんでもいいとは思いますが私の場合は読書が好きですし重すぎない文庫本が一番ちょうどいいです。

・イヤホンとウォークマン
色々シャットアウト出来る。だいじ。

痛恨のミス

今回、ワイヤレスイヤホンを前日にしっかり充電しておくのを失念しており、さらにワイヤレスイヤホン用の充電ケーブルは普段持ち歩かないため、充電が切れてしまいました。

復路の電車が停止した際、同じ車両の中でヒステリック気味にご家族とお電話をされている方がずっとスピーカー通話で、会話の内容が丸聞こえで、正直聞きたくないのにな…って感じでした。
また、同じ方が乗務員の方に何度も状況を尋ねておられました。
ものすごく問い詰める感じではないものの、どう考えても状況を把握されていなよな、という方に何度もあれこれ尋ねており、乗務員の方は恐縮しきり、という感じで正直それらが聞こえている状態がなかなかしんどかったです。

たとえ日帰りでも油断せず、持参する電子機器の充電はしっかり行い、可能な限り充電ケーブルもあった方がいいと思います。

体温調節のしやすい服装

私は暑がりで寒がりというわがままボディであり、特に移動時間が長いと空調に翻弄されることが多いので、脱ぎ着しやすい服装を心がけています。
今回もそれで助けられたなー、という感じでした。

夏場ならストールなどが絶対あった方がいいし、冬場は厚手のニットより調整しやすいカーディガンなど。

余裕。とにかく余裕。

余裕がないと本当に無理です。
冷静な判断が出来なくなります。

時間の余裕、お金の余裕、心の余裕って本当に大切だと思いました。

時間の余裕。

トラブルはいつどう起こるか分からないけれど、私は今回、普段から早めの新幹線で関西へ向かうようにしておいて良かったな、と思いました。

お金の余裕。

今回、タクシーぶっ飛ばしたり、数時間の為にホテルとったり、直前の格安チケットとはいえ飛行機を予約したりと、予想外の出費がありました。
まあ、痛いと言えば痛いんですが…
こういう対応が出来るだけの持ち合わせがないと、ね。
飛行機の予約とかはカードでいいと思うんですけど、タクシーはちょいちょい現金のみという個人タクシーもあるので…。

心の余裕。

マジでこれが一番だいじ。

心の余裕を生み出すのは時間やお金の余裕だったりするんですが、それだけではありません。

私の場合は新幹線が止まったときにツイートなどはしませんでしたが、友人たちとLINEでやりとりをしていたので長時間の足止めで暇な時間もやり過ごせたし、なんとなく気が楽でした。
実況しつつ、最善策を一緒に考えてくれたり、くだらないおしゃべりで気持ちが楽になったり。
本当に救われました。

そして、ご贔屓のお写真。
普段、ご贔屓のお写真を常に持ち歩く訳ではないのですが、今回は色々あって受け取ったお写真がカバンに入っていました。
ふとした瞬間にそれを見ているだけで、正直ちょっと気持ちが落ち着きましたし、癒されました。
ご贔屓のお写真、だいじです…!!


余談

めちゃくちゃ偶々なんですが、今回は往復ともにEXアプリで新幹線の予約をしていて、21日以上前だったかな…?とにかく、早めの予約で一定数の限られた時間ではあるのですが、グリーン車が安くなっていたりします。
普通車指定席とほぼ同じ値段になったりします。
それを利用して、実は往復ともにグリーン車でした。

なので、新幹線が止まって何時間も座りっぱなしではありましたが、普通車に比べればかなり体への負担が軽減されたと思います。
また、やはり普通車より乗客が少ないこともあってか、不穏な空気を出す方もほぼいませんでした。
それは精神的な負担軽減にかなり影響したと思います。

勿論、グリーン車ってお高いので毎回は難しいとは思いますが、このようにEXで早めに予約するとか、あとは私はJR東海ツアーズの日帰りプランも安くて良く利用していて、そういうお得な新幹線切符ではグリーン車を使うという選択肢があるとこういったトラブルの時も結構負担は少なくて済むのかな、と思いました。

払い戻しについて

新幹線は基本的に2時間遅延で特急料金が払い戻しとなるそうです。
しかし、どうも稀にギリギリ2時間以内のときも払い戻しされた、という話も聞くので詳しくは駅などで聞いてみるといいかと思います。

EXアプリでの新幹線予約は改札出場の際に自動で判断され、クレジットカードへの払い戻しとなるそうです。

ただ、復路は結局新大阪へ戻ってきたので特殊な事例となるらしく。
改札で駅員さん座席指定券を提示し、証明書を発行してもらいました。
これらを持参して、新幹線停車駅の改札?窓口?で一か月以内に払い戻しとなるそうです。
まだ払い戻しは行けてないので、今度行ってみようと思います。

最後に

今回はあくまでも私の経験であり、状況はそれぞれだし何を優先するかもそれぞれだと思います。
ささやかながら、それが何かお役に立てるなら幸いです。


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