おせっかい
母の弱気っぷりがどうしても気になって、どうしたものかと思案の末、身内の入院している病院に電話をかけてみた。
その電話で病状を聞こうと思ったわけではない。
第一連絡先である息子さんに、第二連絡先である母に病状を教えるような連絡をしてもらえないかという話をしてみた。
が、結果としては、患者さん本人から、息子さんに病状を母に連絡してほしいと伝えてくださいと言われておしまいだった。
うん、まぁ、そうだよね。
そりゃ知ってるんだけどさ、それができないから言ってるわけじゃない?患者本人は、自分で病状を母に伝えていると思っているし、母は息子さんに自分から聞くことはしないって言ってるし。
どこもここもプライドの話なんだけどさ、いや、息子さんは気がきかないというだけだけど、今はいろんな家族のカタチもあるわけで、なんかこうさ、コロナで面会もできないわけだし、少しは柔軟になることはできないものかね?
普通に簡単に聞けてたら、こんなに苦労しないんだよ、それも娘が。
モヤモヤしてしまうけど、規制できないの。今、入院中の人がいないとケンカしかしない親子なんですよ、うちは。
いや、もう、今日、病院に電話したのだって、一大決心ですよ。
ここまでするべきか、いや、しないで後悔しないより、して後悔しろ、っていうか、別に後悔はしていないのですよ。
本人が病状を母に伝えても、さっぱり伝わらない。だから息子さんに、たとえばこれからの治療法とか、現在の状態とか、そういうのを母に伝えるように伝えてくださいっていうだけなのに。
いや、そりゃさ、病院だって忙しいのわかるよ?
そんなのいちいち対応できないこともわかるけどさ、もう少し柔軟でもいいんじゃないかな。日赤さん。
燕の労災病院は親切だったわよ。
第二連絡先である娘のわたしに、きっちりと病状、治療方針などを教えてくださいましたよ?まぁ、娘だったしな。ちなみに第一連絡先は、母の妹である叔母でした。
自分までダメだって責める母の言葉を、なんとかしてあげたいって思うじゃない?そんな切ない娘心とか、もうちょっとわかってほしいなと。
電話番号とか個人情報を教えてくれって言ってるわけじゃないんだしさぁ。こちとら息子さんの名前も知らないわけですよ。家電は知っててかけてはいるけど、誰もでないしさ。
自分のことも、自分の大好きな入院してる人のことも、もうダメなんだ、もうダメなんだって、なんども繰り返す母に対して、なにを言えばいいのかわかんないし。
ダメじゃないよ、っていうけどさ、母のことはダメじゃないってわかるから言えるけど、病状がわからない人のことはわかんないのよ。
今日は温泉に行ってるけど、いつも、毎週土曜日は母とその人は毎週一緒に日帰り温泉施設に行ってたんだよな。一人だったら行ってないんだろうな。
なんかもう悲しくなるけど、わたしまで悲しくなったら意味がないので、新月のお願いに書きますよ。元気になりました、って。
今日は蟹座の新月ですし。
まずは心の断捨離ですが、その息子さんに対する、なんかこうモヤモヤする怒りを捨てないと、と思います。