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最近のナイスソングs

信じられない事に今年も残り1ヶ月程となりました。
思い返せば今年は比較的アウトプットの機会の方が多く去年ほど音楽を聴けてない気がしますが、聴いて特に印象に残ってる曲を10曲紹介させて頂きます。語彙が無いのでオノマトペを多用したりとりあえずほぼ最高!としか言ってないけど、良ければ是非。最近リリースされた曲って訳ではないので全然数年前の曲とかあります。


1.Money So Tall-remilia bandxz
確か1番最初にremilia bandxzを聴いたのは、インスタのリールだったと思う。
銃とかリーンとか持っためちゃくちゃTrapな東方のキャラ達が割と現行のサウンドでラップしてて、初見のナニコレ感はぶっちぎり
俺は東方projectもしっかり通過してるので、このクロスオーバーは個人的に好き
Wikipediaより知識量が多い古の盟友、Ohrstöpselに聴いたところどうやら9ensokyoという海外のビートメイカーが集まったプロジェクトがあって、そこから各キャラクターの音源が出てるっぽい。
ちゃんとキャラによってボイス違うし、そもそもみんなしっかりラップ上手い。リリックは割と悪い事言ってるけど、そのギャップが国内外のナード達に刺さってるんだと思う。パロディ的な面白さがある。この曲は特にビート超カッコいいし、featのFlandreXOのフローもビッタビタでいい。めちゃくちゃノれる。日本で言うとずんだもんにラップさせてるみたいな感じなのかな?
レミリア以外だとチルノと霊夢が好きでした
こういうのもっと聴きたいね

2.OfficeLady-裸繪札
鬼ダンスミュージック。もうバッキバキ
裸繪札は名前が変わる前から好きで聴いてたけど、マジでずっと進化してる。外す事本当に無い
ひたすらボッコボコに殴ってくるみたいなトラックと、相変わらずキレキレなマチコさんのラップが最高。最後のブレイクダウンが暴力的でカッコ良すぎる
ラベリングするのは失礼な気がするからジャンルは裸繪札と形容しておきたい
とにかく脳みそ空にして踊れます。クッソ早い。でもよく聞くとリリックもユーモアとアナーキズム全開で激渋。最高に上品な下品
ちなみに俺のサンクラにある壊(kill you)という曲は完全に裸繪札リスペクト

3.Rob Dyrdek-cr1tter
オシャレjerk。
割とここ数年でジワジワ名前が上がってきて、インスタのリールがめっちゃバズったイメージ。
確かLAのラッパーだったかな?違ったらsry
1番ノリが好きだったからこの曲を選んだけど、アルバム通して全体的に曲のクオリティ高い。浮遊感溢れる音像と退廃的な雰囲気が癖になる。
リリックはチャラさと繊細な感じが混合してる、まさに令和のティーンが好みそうな感じ
ルックスも良いしダークサイドのDina Ayadaみたいになりそうな気がする
最近リリースされたEPも良かったのでそちらも合わせて是非

4.PARAMNESIA-DEXCORE
V系メタルコアの金字塔DEXCOREのニューシングル
DEXCOREは彼女に教えてもらって知ったんだけど、マジでV系の皮を被ったただのメタルバンド。
暴力と優しさの対比がとてつもなく上手いです。
今回も激重スクリームパートから流れるように入るサビのクリーンパートはアニソンのメロも感じて爽やかで最高。マジで声出た
そして何よりブレイクダウン。4回ぐらいある。
ブレイクダウンなんて多ければ多いほど良いですからね
特に1番最後のブレイクダウンはseの使い方がちょっとjilukaっぽさもあって最高
やっぱり咳払い→ブレイクダウンの流れは何回聞いてもカッコいい。The Pretty Wildがやってたのも好きでしたね
ちなみにmvではこのブレイクダウンの直前に見れる寝転がってる架神さんのカットがエロい

5.NERD-Highse/REΨEЯ-REΨEЯ
まずはMiddle Index、REΨEЯよりHighseの新譜
音楽やってる友達と話してて「最近日本のラッパーって誰がヤバい?」って話になると絶対名前出てくる
NERDは19曲入りのボリュームながら全曲に隙が全くない。
1曲1曲のランタイムは割と短めだけど急にぶん殴られて訳のわからないまま気づいたら終わってる感じ。やってる事は通り魔やね
それを理解するために何回もリピートしちゃう
先行曲でもあったPURPLE LAMBORGHINIはジャキジャキのトラックにフックの殆どをピッグスクイール(主にメタルコアやデスコア等で使う文字通り豚の鳴き声みたいなやつ、正式には倍音を鳴らすデスボイスの一種)で埋める大胆な構成。バースもカッコよくてお気に入りの1曲
ピッグは俺もブレイクダウンとかによく使うけどラップでこの使い方しようとは思った事ないしサラッと出してるところが渋い。
ちなみに17曲目のSOLKOで俺も参加してます。
ハイセのヤバさはそのストイックさとスピード感にあると思う。この曲も初めて喋ったその日にハイセがフックとバース送ってきたし、はえーよ!みたいな。はえーのにクオリティクソ高い。
実は俺のバースは一回ボツってて、完成した後フックと合わせて聴くといやバリバリ食われてますやんwってなって1回全消しした。んでハイセにコテコテでいいっすよって言われたから難しい事考えずにコッテコテな感じに仕上げました。このバースは気に入ってて、今日本でこの乗せ方できるの俺らしかいないんじゃないかなって思う
是非アルバム通しで聴いていただきたい
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そしてそのHighseも所属するREΨEЯの1stアルバム。こっちも気合いの20曲入り
Highse、melt rain、Misa、そしてプロデューサーのB3COの4人による破壊的音楽
正直日本のラップはアンダーグラウンドですらちょっとマンネリしてたけど、このアルバムのお陰でそれが無くなったってぐらいヤバかった
喰らいすぎて盟友のSADといやヤバくね?しか言えないbotになりつつあったね
まずとにかくB3COのビートがヤバい。トレンドを抑えてるのは勿論音作りが完璧。破壊衝動を限りなく繊細に音像に反映できてる、本当に音楽が好きで聴きまくってないとこの音は作れないなって思います。
俺もビート作ってたけどB3COのビート聴いてしばらくDAW開けなかったw
melt rainとmisaは日本語の崩し方がめちゃくちゃ上手いから聴き心地抜群。でも攻撃性もあるからビートと相まってマジでnew eraって感じ。ビットクラッシュやピッチシフトもしっかり取り入れててフローも現行。そこにHighseが加わって最強の布陣
HighseはどのビートでラップしてもHighseなのがヤバい
最近みんなと話すようになったけど彼らはマジでreal geek
俺もB3COのビートでSNAKEY GOATという曲をサウンドクラウドにリリースしたのでそれも聴いて欲しいです。間違いなく今の日本で再注目のクルー

6.Don't Go-Happy Days
アメリカ産DSBM(デプレッシヴ・スーサイダル・ブラックメタル)のスター、Happy Daysの名盤Happiness Stop Here...よりDon't Go
このバンド大好きだけどやっぱこの曲がぶっちぎりで好きです。
Happy Daysの真髄はやっぱりバランス感にあると思う。DSBMだけどボーカルの発狂度合いは本当に音楽的にギリギリの所を攻めていると思うし、妙にキャッチーなメロディーが聴いててなんとも言えない気持ちになる。ギターとか爽やかすぎ。
だからこのジャンルのバンドにしては珍しく親しみやすさみたいなものがあると思います。誰かも言ってたけどDSBMの入門編バンドって感じ。
とは言ってもA. Morbitのボーカルと歌詞は本当に落ちてる時に聴いたら連れてかれそうになる。メロディーが明るいせいで死、自殺への解像度がバグってしまうんだと思う。
ギターも相まって本当に人生のエンドロールって感じがする曲
ちなみに俺の彼女はこの曲大好き。DSBMを好む彼女最高や!

7.フューエル-鬱P&初音ミク
初音ミクを限界までハードコアにするアバンギャルド職人、鬱Pのニューシングル。
鬱Pのミクにしては今回はクリーンボイスオンリーで、GREATEST SHITSの頃みたいなデスコアミクではないけどとにかく楽器がクソかっこいい
最初のドロップのギターがカッコ良すぎて鳥肌
メロディーも令和のスタンダードなボーカロイドの雰囲気も残しつつも鬱Pのエッセンスはバリバリ健在で最高です。
何しろ音作りが本当に上手い。
途中のブレイクダウンパートも気持ちいい
今も昔も好きなアーティストの1人

8.S4VAGE-JILUKA
DEXCOREに続きVメタからJILUKAのニューシングル
JILUKAはEGM(エレクトロニック・ゴシック・メタル)をコンセプトに掲げていて、楽器のサウンドに加えて機械音をバリバリ入れてくる。
Jeff Dunneをエンジニアに迎えたVENΦMはダブステップを併用したブレイクダウンが海外でウケて大バズりした。
俺も先日のライブでカバーさせてもらいました。
S4VAGEは個人的にVENΦM2.0って感じ。
マジで詰め込めるだけ詰め込みました感
サビ前のブリッジはギターのSENAがドリルビートでラップしてるし、ブレイクダウンはまたゴッツいダブステ入ってるし、後半はガバキックとかも出てくる。
一回フェイントかけてくるブレイクダウンめっちゃ好きです。サビも疾走感があって最高。BLEGH !!!

9.鏡面の波-YURiKA
アニメ「宝石の国」のop。今年聴いたアニソンの中でダントツ好きでした。
原作もめちゃくちゃ好きなんだけど、本当に世界観をそのまま歌詞に昇華してる
撫でるようなボーカルとピアノの進行がマジ泣ける
とにかく全てが綺麗。
歌詞のどこを切り取っても美しいです

一回死んでもこんな歌詞かけるかわからんね

10.i will make a copy of your face and hanging in my room (archive)-SAD
SADは俺が1年半前ぐらいにデカい病気にかかってしばらく入院してて、その時に退院したら一緒に音楽やろうぜって誘って一緒に始めたガチbro
実は1番最初の曲はFalling in reverseみたいなの作ってた
SADはアウトプットが抜群に上手くて、普通に知識量も凄いんだけどそれを自分の解釈で曲にする才能が爆発してる。1曲目からずっと聴いてるけど、mixのこだわりとかヤバいしキチガイみたいにボーカルチョップしたりパンの研究しすぎて訳わからなくなったりしてて素直にスゲェなって思ってた。
多分全部で一緒に5曲ぐらい作ってるけど俺は割と力技で曲を作るけどアイツはめちゃくちゃ拘る技術派って感じ。この曲出した時も前後にメタルコアとかtrap metalとか作ってたからもうそのフェーズ行ったの!?ってビックリした。この曲でSADがヤバいって噂を聞く事が増えるようになった気がする
ランタイムは短めでどのシチュエーションでも何回でも聴ける、間違いなく名曲だと思います。

ちよっと10曲じゃ収まらなかったので延長

11.Monster-Ennaria
harajuku hardcoreなEnnariaのファーストシングル
前半はまさにharajukuって感じのキラキラRageサウンドにチャラめのラップ、からのスイッチして鬼スクリームパートへ
女性のこの音域のスクリームって何でこんなカッコよく聴こえるんだろう。
サビはめっちゃキャッチー。そしてブレイクダウンはまさかのイェーイ😎🤟🤟ギャルすぎ
展開に気を引かれがちだけど普通に全ての水準が高い。mvもめちゃくちゃカルチャーを感じて好きです。kawaii goreって感じ

12.茜(AKANE)-Rosa nerdvalentineday
最後はオレの曲
茜は今サンクラにアップしてる中で1番気に入ってる曲かもしれない
この時は作曲当時に花冷えとかDeviloofとか聴いてたから和っぽいテイストを取り入れようと思って作ってた、サビ前のブリッジのメロディーとか歌詞を古文っぽくするのとか。
俺の曲は基本抗いようのない絶望+この中に少しでも光が見えるならそれをお前が汲み取ってくれ、というスタンスで歌詞を書いてます、この曲もそう。
サビのメロディーもかなりお気に入り。Bメロの早いラップパートはOmertaからモロ影響を受けてます
この曲から吸気のデスボイスに限界を感じて初めて吐きのグロウルを使うようになったのかな、Aメロの「さあ時間だ〜各々どうぞ反省に懺悔」までは吸気のグロウルで最後ホイッスルで〆、Bメロの後半のああクソがわかったような顔して〜からは全部吐きです
この曲は俺の中で挑戦的な意味合いもありました。
本格的にポストハードコアやメタルコアのサウンドをやるようになり始めてから、既存のリスナーにどれぐらい通用するのかなっていう。前まではガッツリラップみたいな曲多かったので。これの前に出したDeep Anoxiaとかもtrapのパートもあってちゃんとラップしてるし割と聴きやすい感じに作ったけど、一旦もう自分がやりたい事ガッツリやっちゃおうみたいな。結果意外と反応良くて嬉しかった。
この曲はライブしてても楽しいので1人あと1万回聴いてくれると嬉しいです!

以上、書いてる途中に気づいたけど全然10曲じゃなかったわ
来年は形態も変わって挑戦し続けるスタンスでいくのでよろしくス!今年もあと1曲だけ出せるかもなので聴いてください。ではまた。

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