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”時間を大切にする人生”よりも"解像度を上げる人生"を選んでみないか?

こんにちは、たつろうです。
梅雨が一気に過ぎ去ったと思ったら強烈な猛暑に襲われ成田のスタバに逃げ込んでおります。
まだ、7月の上旬なのでこの先の夏本番がどうなるのかと思いやられております。

さて、この記事では僕が抱えている人生の悩みについて書こうと思います。
そんな悩みを解決するヒントに出会ったのでその記録と共有です。
もし僕と同じような悩みを抱えている人がいればその人の助けになれば嬉しいです。たまたまこの記事を読んでくださった人にはこんな人もいるんだなと温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

時間を大切にする人生

「時間は大切である」
そう言われて否定する人はそうそういないでしょう。僕もそのひとりです。

これまでの僕は人一倍、時間を大切にしてきました。

待ち合わせには絶対に遅れない。
10分前には着くようにする。
絶対に寝坊しないように逆算して寝る。
移動時間は読書。
などなど、細かくあげだしたらキリがないですが、誰よりも時間を大切にしてきたおかげで、寝坊や遅刻をしないことはもちろん、朝にバタバタと準備をすることとは無縁の人生でした。

遅刻しないのは時間に囚われているから

なぜこれほどまでに時間を大切にしてきたのか?その根源は正直わかりません。
でも、時計の数字が好きなのは事実です。(笑)
よく時計を見て人生を過ごしてきたのかもしれません。
「あと3分で家を出る時間だ」
「あと5分で次の電車が来る」
「あと10分で授業が終わる」
このように無意識のうちに時間を自分の中に取り込んでいました。

ですが、「このあと〇〇分で△△が起こる」と意識し続けることは良くないのではないかと思いはじめたのです。
「このあと〇〇分で…..」と考えているときはいつも未来のことを考えています。
「これが終わったら、あれをしよう」のようにいつも未来で終わったときに何をするかを考えいるのです。

物事をパパっと片付けたいときにはこの思考も悪くないかもしれません。
そのおかげで遅刻や寝坊することがなかったのでその点は良かったと思っています。

時間を大切にすることで失っているもの

人生とは面白いものです。
何かを得るためには必ず何かを犠牲にしているのです。

これまでに未来のことを考えていた時間は、今を犠牲にしていたのです。
このとこに気づいたのはほんの1,2年前のこと。そこからずっと違和感を持ちつつ未来を考えることを無意識にしてしまっていたのですが、最近読んだ本から、僕が見落としていた事に気づくことができました。

そのきっかけを与えてくれたのが「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考です。

東大生は頭がいい。誰しもそう思っているはずです。
では、東大生との差は何でしょうか。
もともと持って生まれたものが違うのだろうか?
勉強量が違うのだろうか?
もしかしたらこの2つも重要かもしれませんが、同じことをしていても東大生と僕には見えているものが違ったのです。
この本曰く、「日常の解像度」を上げているのが東大生らしいのです。

正直、この「日常の解像度」と聞いたときにビビビッと来るものがありました。
未来を考え、今を犠牲にしてきた自分がおろそかにしていたのがこの解像度でした。

時間よりも大切な解像度

日常の解像度の正体はなにだと思いますか?

その正体は、、、、

「本質」を見抜くことです。

「本質」って何だ?と思った人は既に東大思考を手にしています。

要は日常で触れることに対し、「なぜ?」と疑問を持つことなのです。
東大生は他の人よりも圧倒的に「なぜ?」「どうして?」と日常で思考しているのです。

これまでの僕は、「理由」や「過程」よりも「結果」を大切にしてきました。
結果を大切にしていると言えばかっこよくなりますが、要は、答えがわかればそれでいい。という感じです。実はめちゃくちゃダサいです。

答えがわかればそれでいい精神は早いし、一見効率的に見えます。
ここで得ているものは、「答え」と「時間」です。
得ているものがあればもちろん失っているものもあります。
この場合に失っていることは、「本質」です。
ある物事の本質を掴むことができれば、他の事柄の本質も掴みやすくなったり、応用や転用をすることができます。

そして、この「本質」を掴むためには、その事柄の解像度を上げる必要があったのです。

人生の解像度を上げるためには?

解像度を上げるためには「学ぶこと」が重要です。
それもただ学ぶだけではなく、能動的に考えて、楽しむことが「本質」を掴むための解像度アップにつながるのです。

本質を掴むのためのフロー
1. 疑問を持って生きる(なぜ?どうして?)
2. 能動的に考える(どうしてそうなっているのか?)
3. 調べる(解像度を上げる)
4. 本質に迫る

例えば、この前天気予報を見ていたときに、東京の気温が沖縄の気温よりも5℃以上高いという予報がされていました。


①南国の沖縄よりも東京の気温が5℃以上も高いなんてことがあるのか?
<<この本を読む前の僕であればここで終わっていました。>>
②Google先生に「関東が暑くなる理由」を質問。
内陸地域で温度の記録が特に高くなる理由
④海に近いと海風によって気温が高くなりにくいらしい。一方、内陸地は海から遠いので気温が高くなる。

調べてみてさらに疑問が湧いてきました。
「東京は海に面しているけど気温が高くなっているのはどうして?」

また同じサイクルで、
①東京って海に面しているけど気温が高いのはどうして?(なぜ?どうして?)
②今回は同じ記事に書いてあった
内陸地域で温度の記録が特に高くなる理由
④現在の東京は極端な都市化により高層ビルなどが立ち並び、海風の恩恵を受けづらい環境になってしまっていると共に、人口が集中しすぎているため気温が高くなりやすいとのこと

みたいな感じで、疑問を持って終わるのではなく、なぜ?どうして?と調べることで解像度を上げることができる。
解像度を上げることでものごとの本質に迫ることができるのである。

80歳になったときにどう生きるか?

また未来の話かよ。今を生きるんじゃなかったのか!と思われた方。ごめんさない。その通りです。(笑)

それでも人生100年時代と言われる現代において、将来どう生きるのかを考えることは必要だと思います。

仕事もしなくなり、今よりも自由な時間が多くなっているはずの80歳に僕はどう生きるのだろうか?
そう考えたときに、80歳に必要なことは効率よりも圧倒的に今を生きることが重要だと感じたのです。
そして、これって80歳とか関係なく、20歳でも40歳でも今の解像度を上げて本質を掴むように能動的に生きる人生の方が豊かではないのかと感じたのです。

人生で何に価値を見出し、どう生きるかは人それぞれです。
僕は価値観の転換期を迎えています。
これまでの25年が効率を重要視した生き方だとするならば、これからは今の解像度を重要視した生き方にしていこうと思います。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
僕の抱えていた未来の時間に囚われてしまう悩みから、とある本をキッカケにこれからどう生きて行くのかを考えるに至った経緯を綴りました。
どこかで誰かの分岐点になれたら嬉しいです。

P.S.
今回、『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』を読もうと思ったキッカケは輪読会で紹介されたことでした。
ただ読んで終わる読書よりもアウトプット前提の読書の方が読んだあとの変化が起こしやすいので好きです。

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