あなたも「囚人」かもよ?
ちょっと怖いタイトルですが、まずはその背景を説明させてください。
大学生のときに観た『プリズン・ブレイク』がすごく大好きで、またアマプラで観れることをすごく楽しみにしていました。
今年になって観れるようになったのでまた一気に全シリーズ観てしまいました!
プリズン・ブレイクのことを知らないからのためにざっとお伝えすると、
全シリーズで違うシチュエーションの刑務所で脱獄する物語です。
少しネタバレです。
主人公のマイケルはシーズン1では自らの意思で刑務所に入り、脱獄を試みます。シーズンを追う中で「組織」によって誰かを脱獄させるために、刑務所に入れられるなど、マイケルの知力を活かしたストーリーが展開されていきます。
本題に話を戻し、この作品では刑務所からの「自由」を求めて脱獄するのですが、脱獄しても「囚人は囚人のまま」だという話が随所に出てきます。
初めて観たときは気にしていませんでしたが、2回目に観たときに強いメッセージ性を感じこのタイトルにしてみました。
前置きはこのくらいにして、、、
脱獄しても「囚人は囚人のまま」
この言葉自体は想像に難しくない状態なのではないでしょうか?
脱獄しても、元の生活に戻れるはずもなく、逃亡者として生きていかなければなりません。
その間も罪を重ねながら身を隠す日々が続くのです。
言わば、本当の自分には戻れないということなのです。
更に興味深いのが、この作品では刑務所に入ったことがなくても囚人になることがあると考えさせたれます。
それは「自由」がない状態のことです。
この自由がないという要因は、外部にあるかもしれないし、内部にあるかもしれません。
例えば、この作品で言う「囚人は囚人のまま」というのは、正に自由がないということです。
では、これを自分に置き換えてみましょう。
家族、会社、コミュニティ、何かしらの組織、
どれに該当するかは人それぞれですが、何かしらによって自由が阻害されているのであれば、あなたも「囚人」なのかもしれません。
囚人という言葉はたまたまプリズン・ブレイクを観て感じたことなのでそのまま使いましたが、「思考の枠」でも、「箱の中に入っている」でもなんでもよくて、本当は自由に生きて良いはずなのにそうじゃないって思っていると危険なのかなと思いました。
ここで言う危険とは、10年、20年、もしくはそれ以上たったときに、「あぁ、もっと自由に生きればよかった」と思うことなのではないでしょうか。