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ドラマ『星屑テレパス』第1話「運命の出逢い」プチ感想

えー、というわけで今回はドラマ『星屑テレパス』の感想を書こうと思います。


わたしはこの作品は原作の連載初期から読んでて、アニメ版も全話視聴した所謂「きらら系」と呼ばれる作品の中でも1、2を争うくらい思い入れの深い作品なので、原作者の大熊らすこ先生のYouTube配信のサムネとタイトルに「ドラマ化決定!」と書かれてたのを見た時はマジで固まりました、衝撃すぎて。

尤も、わたしは何かと叩かれがちな漫画アニメの実写化には寛容な方であり(そんなに実写映画やドラマを見てないし見ずに叩くのも嫌なので)、考えてみると星屑テレパスは宇宙人やおでこぱしーといった非現実的な設定もあるものの、本筋は主人公の海果の成長劇なので、そこさえしっかり描けてれば実写でも違和感ないだろと、全然受け入られてました。

キャスト面も、実写化でAKBが主演というのは昔のわたしなら間違いなく地雷扱いしてましたが、2014年に放送された『牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-』でOGの秋元才加さんのキラキラしたアイドルのイメージとは真逆のダークさを秘めたシリアスな演技に打ちのめされてからは「AKBの肩書きだけで見てもないのにウダウダ言うのはやめよう」と決めたのと、去年からわたしが公式ライバルの乃木坂46にどハマりしていたのもあってそちらも全然抵抗なかったです。
それに佐藤亜美菜さんをはじめ、姉妹/ライバルグループも含めると秦佐和子さん・佐々木琴子さんなど卒業後に声優業に転向した人も数多くいるので、今では漫画アニメゲームとAKBやその関連グループは切っても切れない縁があるとも感じています。だからこそ、今回の星屑テレパスのドラマでAKBのコトも好きになれたらいいなと思ってます。

↑原作第1巻発売時に書いたモノ。4年前なので文章が下手なのは大目に見て下さい(今も下手だけど)。ドラマが初見の人はネタバレ注意。



前置きが長くなりましたがそろそろドラマ本編の感想を語っていきたいと思います。はっきり言うと、良いところと悪いところ両方ありました。いくら好きな作品といえどそこは正直に言わせてもらいます。


まず悪いところから。と言いながら欠点を挙げるとかとは違うところですが、おでこぱしーは実写でやるとなんか恥ずかしいな!!

なんとなく思ったのが、アニメだとおでこぱしーをした時に背景が宇宙みたいな空間に切り替わっていたので、あくまで「※イメージです」みたいに受け取ってたけど、ドラマでは学校や灯台のままだから実際に側で見ているような感覚になって見ているこっちも気恥ずかしさもあったのかもしれません。
そういうのもあってか、星屑テレパスって原作とアニメの最初の方は百合というよりガールミーツガール要素の方が強いというのがわたしの解釈なのですが、ドラマは完全に百合ですね・・・。わたしは百合は好きな方ですが二次元ばかり触れているせいもあって三次元の百合は慣れてないからこそそんな風に思ったんですかね。卑しめな言い方ですみませんが30分のうちに3回キスシーンがある恋愛ドラマを見ているような感覚でした。

そういう部分で実写と漫画アニメをまだ分け切れてない感覚もありましたが、良いところにも触れていくと、登場人物のビジュアルは好印象でした。実写化にどうしてもありがちになってしまうコスプレ感があまり無く、かといって変えすぎない程度に「もしも星屑テレパスの登場人物が現実にいたら」を実写作品として上手く落とし込めてるな思いました。気品さ溢れる遥乃、ツンツンしてそうな瞬はほぼ原作と同じだし、ユウも髪色は違うけど一目見ただけで「明内が現実にいる!」とまるで次元を超えて飛び出したんじゃないかと軽く錯乱しました。海果はどちらかといえばイケメン顔だったけど横顔をはじめ視点を変えると「あっ海果だ」って思えましたね。まあ、海果がイケメンって決して間違ってないからな・・・、ここ何言ってもネタバレになりそうなので気になる人は2話以降も観ましょう(逃げるな)。

いやホントにキャスティング面は文句なしですね。初見時は「演技力は・・・ちょっと、ね」と思ったけどこの感想書くために何回か本編観返したらだんだん癖になってきました。アニメ映画のタレント吹き替えとかでたまにある「演技は上手いとは言えないがキャラには合ってる」みたいなモンですかね。ユウの天真爛漫さも海果のコミュ症っぷりも、おでこぱしー同様最初は見ていて共感性羞恥のようなモノを感じてたけど、3回くらい観返したら微笑ましさに昇華されてました。


ちなみにわたしはこの作品だと鏡さんという人物が推しなのですが、僅かでしたが台詞があったのは嬉しかったですね。原作ではちょっと遅い登場だったのですが、アニメでも序盤でユウと一緒に日向ぼっこするオリジナルシーンが挿入されていたので、鏡さんはメディアミックスでの登場シーン増加に恵まれてんな・・・。そういうコトなので現状わたしのAKB48の推し第一候補は鏡さん役の工藤華純さんになります。よろしくお願いします。

↑かわいい。


実のところを言うと、わたし星屑テレパスのアニメが放映終了した後、個人的な都合と事情で原作の連載誌のまんがタイムきららの購読を切ってしまったので星テレへの情熱も失いかけてたんですよ。4巻全て初版で購入した原作の単行本も売却しようと思ったくらいに。
でも今回のドラマ版を視聴して、長所も欠点も受け取って、比較するために原作やアニメ版を復習したりと、ドラマのおかげでかつての星屑テレパスに対する情熱が蘇りました。原作を最初に読んだ時は「すごい面白い漫画を見つけた!!!」と興奮し、アニメの1話は眩しすぎて直視できなかったり(比喩です)した作品ですが、それと同じような感情をドラマの1話でも味わえました。なので今の時点ではこのドラマ"当たり"ですね。これから夏本番にかけて忙しくなってくるけど何とか視聴時間割いて最終回まで見届けたいです。




【追記】

この人が原作者です。



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