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ブルアカ多元宇宙と残った謎についての再考察
こんにちは。
最終編「あまねく奇跡の始発点」の4章が公開されましたね。私も連合作戦:シロコ*テラーが撃破された某日13:04に即座に読みましたよ。最高でした。
シラトリ区復旧作業が始まってからは、また平和なキヴォトスに戻りました。ひと仕事終えて肩の荷が降りた、七神リンのとてもリラックスした声が印象的でしたね。
現在も便利屋正月復刻からの5PUや、鯖落ちからのレシート補填など、話題に事欠かない状況です。良いことも悪いこともありますが、どうかこのままブルアカが話題になり続けて欲しいものです。(メンテは長引かないで欲しいです)
さて、まさかいないとは思いますが、最後までネタバレたっぷりですので、最終編を読んでいない方は至急ブラウザバックをお願いします。
そうそう、この記事は先月書いたプレナパテスの正体についての考察の反省会も兼ねています。
もしよろしければ、そちらも読んでいただけると、より楽しめるかもしれません。
では、よろしいでしょうか。
いやあ、本当に最終編良かったです。高かったハードルをいい感じに超えてくれました。あなたのせいじゃないよ○○○のミスリードは脱帽でしたね。
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正直言って、まさかプレナパテス先生がシロコ*テラーを守るために(自分から)操り人形になっていたとは思いもしませんでした。
プレナパテスという名前は無名の司祭たちが先生への皮肉を込めて与えていました。しかし、忠実な色彩の嚮導者だと錯覚させて生徒達を守護を達成する詐欺師である、というダブルミーニングでもあったのでしょうね。
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このスチル、先生がシロコ*テラーを転送したあとの、アトラ・ハシースの方舟が崩壊していく時のものですが、右上に折り鶴がありますよね。
前世界の先生が1周年の時に生徒たちから貰った大事なもの、折り鶴を、その旅の終わりまでずっとずっと持ち続けていたことは、本当に先生なんだなと納得させる素晴らしい演出でした。
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プレナパテスの大人のカードを使用すると1200個の青輝石がもらえるそうですが、さすがにこれを使うのは躊躇われます。
もちろん、プレナパテスが最後に残したシロコ*テラーとプラナへの遺産ですから、さっと割って有効利用してあげるのが筋なんでしょうけどね。
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終始、とっても面白いなあ、と心から思える王道ストーリーで、本当に楽しかったです。これからも楽しみでなりません。
さあ、興奮と感動は伝わったでしょうか。そろそろ本題に入ります。
今回は、最終編2章実装時点での考察「プレナパテスの正体についての考察」を踏まえつつ、正解だった点、間違いだった点、よく分からない点などを比較しながら考えていきます。
また、その上で、最終編終了時に残っている多くの謎に触れていきます。
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まずプレナパテスの正体について。プレナパテスの正体は「別時空の先生が色彩に触れたもの」であることがわかりました。また、それを利用していたのはシロコ*テラーではなく、色彩によって全時空の忘れられた神々の消滅を企む無名の司祭たちであったことも分かりました。
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前回の考察はプレナパテスが「前の世界の先生の死体であり、シロコ*テラーに蘇生されて直接操られている」というものだったので、悲しいぐらい間違えていますね。
考察ですから細かい間違いがあるのは当然ですが、小さな解釈間違いが引き起こした間違いにしてはちょっと間違いすぎに感じます。また、かなり間違っているにも関わらず、最重要の「先生の死体である」だけ正解だったのは気になります。
これらを考えると、考え方自体が間違っていたというよりも、前提条件に間違いがあったと考えてもよさそうです。
結論から話すと、あのがその間違いです。
私は最終編4章実装まで、ブルアカのメインストーリーで取り上げられている別世界とは、現在の世界より過去に位置する、「連邦生徒会長がいたが失敗した世界」のようなものだと考えていました。
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というのも、先生が見るシロコ*テラーの幻視があったからです。前の記事で書いた通り、先生に未来視能力が無い以上、この幻視は記憶に違いありませんから、それは過去の世界で見たものであるはずです。ならば、その幻視で見たシロコ*テラーと共にいるプレナパテスが由来する世界は、現在の世界の前の世界に違いないでしょう。
もちろん、「多次元解釈」なるものが存在している以上、過去の世界でない世界が存在していることもまた明白でした。しかし、現在の世界と繋がりのない多次元は、それを一つ抜き出して考えるにはあまりにも世界の数が多すぎると思ったのです。
ここで大事なのは、「連邦生徒会長が告白するイベント」が前の世界や他の世界では起きていないと考えていたことです。そうでなければ、他の世界と現在の世界に違いが無く、メインストーリーでバッドエンドに至らなかったのが本当に奇跡だったことになってしまいます。
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ハイ。お分かりの通り、これもしかすると本当に奇跡ですね。そういえばこのゲームのジャンルは日常で奇跡を見つけるRPGでした。ここに気づかなかったのが今回最大の誤謬であると自戒しております。
それでは、最終編の情報で補正した多次元構造の図をご覧ください。
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まさに並行世界的な図になりました。大きな特徴は、各世界が世界線の分岐によって分かれていることでしょう。同じ先生が同じ世界から分岐して、それぞれの世界での選択、あるいは幸運不運によって、さまざまな終着点、あるいは始発点に到達しているのだと考えています。
ちなみに「連邦生徒会長の世界」から分岐していますが、これは以下の理由によるもので、確固たる仮説があるわけではないことを補足しておきます。
まず、プレナパテス決戦(6)でのプレナパテス視点での回想中、"結局こうなってしまうんだ"というセリフがありました。これはプレナパテスもシロコ*テラーに殺される幻視を見ていたことを示していると思われます。
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図では分かりやすいように、プレナパテスの世界や他の世界でも「連邦生徒会長の告白」があったと表記していますが、これには根拠があるわけではありません。ただ、"結局こうなってしまうんだ"という回想と、先生とプレナパテスを強く同一視させる演出から、プレナパテスもプロローグの状況を経験していると考えました。このため、「連邦生徒会長の告白」イベントありきで、そこから分岐したと表記したのです。
多次元の例としては、プレナパテスの世界・モモイが廃墟に行かなかった世界・アズサがペロロ爆弾をアツコに渡した世界・RABBIT小隊がクーデターに成功した世界を考えました。それらが即キヴォトス滅亡に繋がるかと言えば微妙ですが、少なくとも今のブルーアーカイブのストーリーに比べれば、ずっと捻れて歪んだ終着点に向かうのは間違いないため、終幕世界と表現しています。
他にも考慮したことはありますが、とにかく大事なことは、全ての世界線で先生がシロコ*テラーを幻視し、ひいては連邦生徒会長の告白を聞いていることです。
このことを念頭におくと、さまざまな疑問点が浮かんできます。特に重要な疑問点は3つあります。結論を出すのは難しいですが、少し考えてみましょう。
①先生はなぜシロコ*テラーを幻視したのか?
②なぜシロコだったのか?
③アロナとプラナはなぜ見た目が違うのか?
疑問①.先生はなぜシロコ*テラーを幻視したのか?
そもそも、先生はなぜシロコ*テラーの姿を幻視したのでしょうか。前回の考察では、プレナパテスの世界で出現したシロコ*テラーを、魂だけ転生してきた先生が回想していると説明しました。しかし、プレナパテスの世界→現在の世界と続いているとは限らないと分かったので、これ以外の説明が必要です。
仮説1-1. 連邦生徒会長が告白した世界でもシロコ*テラーが生まれたから
前回の考察同様、見たことがある(回想である)というのが最もシンプルな説明でしょう。前世で見た場面に遭遇してデジャヴを覚える状況は、想像に難くありません。
ところが、この仮説には問題があります。その「連邦生徒会長が告白した世界のシロコ*テラー」(以下、この仮説ではシロコ*テラー#1と呼びます)がどうなったのか分からないことです。
先生は同じ状況なら同じ選択をするはずですから、苦しみながら銃を突きつけてくるシロコ*テラー#1を目の前にして、助けようとしないわけがありません。また、シロコ*テラー#1がいるということは、色彩の嚮導者を探しに来た無名の司祭も居るはずですから、プレナパテスも誕生しそうです(さらに連邦生徒会長が先生を庇う可能性もありますが、その場合でも次の疑問が出てきます)。
となると、連邦生徒会長が告白する場面はいつ発生したのでしょうか?
先生が色彩の嚮導者になったなら、もはや生徒たちの下へ帰ってくることはありません。また、その後シロコ*テラーは世界を滅ぼしたはずなので、背景に煙が上がったりせず、電車が動いている状況も不可解になります。 よって、この疑問が解決しない限り、この仮説は懐疑的に考えざるを得ません。
仮説1-2. 並行世界の先生が見たから
ならば並行世界の先生、つまりプレナパテスが見た景色が伝わってきたと考えれば良いのではないでしょうか? 確かに状況的に不可解な部分は解消されます。
そして、当然ですが、なぜ伝わってきたのかが分かりません。こちらの仮説も懐疑的に考えざるを得ないでしょう。
そもそも、見た景色が伝わって幻視となったと考えると、プレナパテスもシロコ*テラーを幻視していたことが不思議です。この場合、プレナパテスになった先生より前にもシロコ*テラーが出現していたことになります。つまり、シロコ*テラーが複数個体存在することになるのです。
シロコ*テラーが複数存在して直ちに問題が出るわけではありませんが、その場合、なぜシロコ*テラーは徒党を組んで襲ってこないのかなどの疑問が残ることになります。
どちらの仮説も微妙な限りですが、これ以上良い仮説も思いつきません。とりあえず、他の疑問も考えてみることにしましょう。
疑問②. なぜシロコだったのか?
なぜ無名の司祭は砂狼シロコを色彩の嚮導者にしようとしたのか、という疑問は非常に重要です。「死の神だから」と回答したくなりますが、そもそも、各神話で死の神という存在は非常にありふれています。
例えば、日本神話にはイザナミがいますし、ギリシア神話にはハデス、スラブ神話にはチェルノボグがいます。エジプト神話に絞っても、オシリスやウプウアウトなど他にも死の神は居ます。
あるいは、アヌビスの他の権能が重要だったのでしょうか? 確かに、天秤を使った魂の計量というモチーフは特徴的と言えるかもしれません。
しかし、キリスト教神話(あえて神話と呼びます)の大天使ミカエルは、最後の審判で秤を使って魂を計量し、魂の善悪を調べます。ギリシア神話の主神ゼウスも叙事詩イーリアスの中で、秤を使ってトロイア勢とギリシア勢の運命を調べていました。死の神よりは数が減りますが、天秤による魂の計量のモチーフ自体は他にも存在するのです。その中でなぜアヌビス・砂狼シロコを選ぶ必要があったのでしょうか。
仮説2-1. クトゥルフ神話モチーフだから
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色彩のモチーフが宇宙からの色……つまり、クトゥルフ神話であると考えてみましょう。色彩陣営がクトゥルフ神話モチーフなら、話はとても簡単になります。クトゥルフ神話の世界観において、エジプト神話は頻出の概念だからです。
というのも、猫好きであったH・P・ラブクラフトがエジプト神話の神バステトを「バースト」としてクトゥルフ神話に組み込んだり、ニャルラトテップの化身「暗黒のファラオ」を作ったりしたからです。加えて、作家仲間のロバート・ブロックもその他いくつかのエジプト神を邪神としてクトゥルフ神話に組み込んでいったことから、エジプト神話とクトゥルフ神話との関係は確固たるものになりました。
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もちろん、アヌビスもロバート・ブロックによってクトゥルフ神話へ組み込まれています。
「記録から抹消された無貌の神ニャルラトテップが、暗黒の守護者アヌビスを従える」
この構図は、名もなき神を崇拝する無名の司祭が、アヌビスたるシロコ*テラーを従えていることに似ていらと思いませんか?
あるいは、アッカド神話とクトゥルフ神話との繋がりに触れても良いでしょう。アトラ・ハシースの方舟、ナラム・シンの玉座、シャル・カリ・シャッリ回廊といった固有名詞からわかるように、無名の司祭およびAL-1Sはアッカド語の言葉を使うことがあります。
アッカドで信仰されていた神といえば、ダゴンが有名です。ダゴンはバビロニア地域で長い間崇められた大神で、旧約聖書にも出てくるほど当時は有名でした。
その旧約聖書で、ダゴンは異教徒の崇める悪魔として書かれ、また聖ヒエロニムスによって魚の要素を持つと解釈されました。この魚の要素を見て、H・P・ラブクラフトがダゴンという半魚人の怪物を書きますが、その後、半魚人ダゴンと悪魔ダゴンと大神ダゴンは同一視され、無事アッカド神話もクトゥルフ神話に組み込まれました。
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このように、クトゥルフ神話らしきモチーフは探せば見つかる程度に存在しているようにも感じます。特に、ニャルラトテップとアヌビスの関係は魅力的です。
ただ、そもそもクトゥルフ神話は近現代の創作であり、人によって有効な設定が変わるため(例えば、オーガスト・ダーレスの四属性を採用するかなど)考察しづらいのが難点です。
あと個人的に、天童アリスはチクタクマンだったんだ!とか言いたくないので、あまりクトゥルフ神話を推したくないのもあります。
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仮説2-2. シロコを用意したのが無名の司祭だから
あるいはシンプルに、記憶喪失の砂狼シロコをアビドスに出現させたのが無名の司祭だからだろう、と考えても良いでしょう。砂狼シロコにあらかじめ細工が施してあり、その細工を使わないと、従順な死の神シロコ*テラーを生み出せなかった、ということです。
この場合に分からないのは、なぜそんな回りくどいことをしたのかです。そんな細工を施せるような力があるなら、なぜ「砂狼シロコをアビドス自治区に置き去りにして、アビドス生徒に拾わせる」なんてややこしいことをしたんでしょうか。
また、ややこしい以前に不確定要素が多すぎて、この作戦が成功するとは思えません。
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例えば、小鳥遊ホシノが砂狼シロコを助けなかった場合どうなるでしょうか? シロコ*テラーはプレナパテス決戦(3)で「マフラーをもらわずに、そのまま、倒れていたら……」と発言していました。ヘイローが脱水や飢餓でも破壊されることを考慮すると、あの時そのまま死んでいたらという意味で言ったのでしょう。翻って、小鳥遊ホシノと十六夜ノノミが当時の砂狼シロコを見つけない、あるいは見つけたが助けなかった場合、本当に死んでいた可能性があります。
あるいは、小鳥遊ホシノが砂狼シロコをアビドスの生徒にせず、連邦生徒会に連絡して然るべき場所へ帰そうとしたならどうでしょうか? 身元が分からなかった砂狼シロコは、とりあえずヴァルキューレ警察学校に入れられたり、学校に属さない退学状態になっていたかもしれません。
プレイヤーは、小鳥遊ホシノはきっと砂狼シロコを助ける選択をすると分かりますが、それはゲームの外から情報を得られる我々だからです。
無名の司祭が小鳥遊ホシノの性格を知っていたと仮定しても、子供の気まぐれが起きることを考慮せず、善意を信じた作戦を立てるというのはあまりにも向こう見ずで馬鹿げています。
したがって、この仮説を採用する場合、砂狼シロコがアビドス生徒にならなくても問題なかったとか、無名の司祭は未来視によってこうなることが分かっていたとか、そういった考察のしようがない仮説まで連立することになります。
個人的に無名の司祭の未来視説は気に入りましたが、考えていても仕方ありません。一旦これを考えるのはストップして、最も訳がわからない疑問③に行きましょう。
疑問③. アロナとプラナはなぜ見た目が違うのか?
私は前回の考察で、プラナのことを「アロナ*テラー」と読んでいました。プラナは明らかにアロナを反転させたような見た目をしています。普通に考えて、色彩によって反転したアロナなのが自然のはずでした。
ところが4章を読んでみると、誰もプラナがテラー化していると言いません。それどころか、(死ぬ寸前ではありますが)当時まだ死んでいなかったプレナパテス先生が起動したシッテムの箱からは、プラナとしか考えられない冷静な声が出ているではありませんか。
つまり、プレナパテスの世界では、最初からシッテムの箱のOSがプラナだったことが分かります。これはなぜでしょうか?
仮説3-1. 各世界線ごとに連邦生徒会長が違うから
アロナが連邦生徒会長を幼くしたような姿であることを踏まえ、A.R.O.N.Aの姿は連邦生徒会長に依存しているのではないか、と言う考えです。
@urrrt0321様のツイートをお借りしますが、視覚的にはこう言うことです。
プラナちゃんの方の総学生会長が違う色だったらという妄想#ブルアカ pic.twitter.com/ixmmqRHlqx
— URRRT (@urrrt0321) March 13, 2023
また、上で挙げた多次元構造の図はこのように書き換えられることになります。
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少々分かりにくいですが、要するにいろんな姿・性格の連邦生徒会長がいるということです。その世界それぞれに違った姿の連邦生徒会長がいて、そしてそれぞれが先生に「私のミスでした」などと告白して物語が始まる、と言う流れです。
この仮説によって不整合が起こることはありません。そもそも連邦生徒会長について何も分かっていないためです。
ただ、この仮説を前提にすると、連邦生徒会長の正体についての疑問と、先生はどこから来たのかについての疑問が泥沼化するので、できればこれ以外の仮説も用意しておきたいところではあります。
仮説3-2. A.R.O.N.AガチャSSRだから
すべての世界で連邦生徒会長はあの人ですが、A.R.O.N.Aは世界ごとに違う、と考える良いとこ取りの仮説です。
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私はA.R.O.N.Aがランダムに決まる中で、現在の先生はSSRのスーパーアロナを引き当てたのではないか、と言う考えています。
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ランダムに決める方法としては、なんらかのデータベースから生徒情報を無作為に抽出して、A.R.O.N.Aの人格データとして使用している、というものを思いつきました。
シッテムの箱に生徒情報があるデータベースが存在するかは完全に不明ですが、一つ思い当たることがあります。
それは、4章8話あまねく奇跡の始発点で、アロナが(おそらく)いつもの教室のことをBlue Archiveと呼んでいたことです。
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オタクが好きなタイトル回収のためだと見ても良いですが、ここはそれに意味があると考えて、何かをArchiveした場所だと捉えましょう。
ブルアカにおけるBlueはさまざまなところで象徴的に現れます。例えば、砂狼シロコのマフラー、アロナの髪色、折り鶴の色などです。その中で1番Archiveする価値があるものといえば、「神秘」ではないでしょうか。神秘のアイコンがBlueであることは周知の事実であり、また全ての生徒が神秘を持つらしいことも分かっています。
このことから、Blue Archiveという生徒の神秘を集めたデータベースから無作為に情報を取り出した結果、奇跡的に連邦生徒会長のデータが当たり、連邦生徒会長に似た姿と性格のA.R.O.N.Aが生まれたのではないか、と言うのが仮説3-2です。
もちろんこの仮説には問題があります。なぜ先生以外アクセスできないはずのオーパーツに、生徒情報の記録が保存されている必要があるのでしょうか? さらに言えば、シッテムの箱のサポートシステムを、わざわざそんなややこしくて周り課題やり方で生成する必要があるのでしょうか?
シッテムの箱の先生の前の所持者の存在が示唆されているため、もう少し反論することもできますが、今回はしないでおきます。
結論
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もうお分かりかもしれませんが、残念ながら、やはり情報が足りないので、結論を出すほど確固たる仮説が立ちません。
とはいえ、シロコ*テラーがプロローグで出たこと、選ばれたのがシロコ*テラーである必然性、世界線それぞれの条件の違いなど、些細ながら重要な問題が明らかになりました。今回新しく生まれた謎は、ブルーアーカイブの根幹へ問いかけるものも多いように感じます。
これからのブルアカには、七神リンに届いた手紙や、無名の司祭の正体など、明らかな謎がたくさんあります。
ただ、そこにそっと添える形で、
・先生はなぜシロコ*テラーの姿を幻視したのか
・砂狼シロコはなぜ無名の司祭に選ばれたのか
・なぜアロナとプラナの姿が違うのか
・無名の司祭は何ができて何ができないのか
を頭に入れておくと、その手がかりが現れたときに、さっと気づくことができるのではないでしょうか。
あとがき
ご覧いただきありがとうございました。もしこの記事を読んで、ブルアカへの認識をより深いものにできたなら幸いです。
そう、本日3月25日は天童アリスの誕生日です! 記事を読んだついでに祝っていってください!
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2023年3月25日 4時ごろ
膝の上に猫をのせつつ