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"ストリートファイター6" マスター到達。┃ ほぼゼロからスト6日記 #27(最終回)
ことの発端。
ストリートファイター6が発売されて間もない頃から「スト6面白いよ! 一緒にやろうよ!」と隙を見ては声をかけ続けてくれていた友人がいた。
その度に「俺もやりたいんだけどね……時間がかかり過ぎるからなぁ〜」とか「やりはじめるとムキになっちゃうからなぁ〜」とノラリクラリと1年位、その誘いに応えられずにいた。
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そんな最中、生活環境が変わって、元々の趣味でやっていたガンプラ制作が出来なくなっていた俺の目にスト6半額セールのニュースが飛び込んできた。
「……かーっ! こりゃもぅ避けられねえなぁ! あいつからずっと誘われてたし仕方がないなぁ! かーっ!」と、自らもやりたいと思っていたくせに、友達に誘われたから〜と、何故か言い訳がましくスト6の世界に飛び込んだのが……大凡もう半年前の事なんだな。
ほぼゼロから。格ゲーリスタート。
もとよりこのnoteでも軽く触れていたが、俺はまるっきりスト6が初めての格ゲーではない。
俺が小学生の頃は、友達の家に遊びに行けば、必ずスーファミのストII'かTURBOのカセットが有ったし、家庭用ZERO2やZERO3で瞬獄殺を出せるやつはチヤホヤされたし、ゲーセンではマブカプやカプエスを「プレステのコントローラーでやりてぇよなぁ!」と嘆く程度には格ゲーは子供達にも身近な存在だった。
高校生〜専門学生の時代には暇な時にたまーにゲーセンに行けば、ストIII 3rdのCPU戦でボス(🔴👃🔵)までは到達出来るようになっていたし、メルブラという格ゲーに関しては†七夜志貴†という今でも最高にカッコいいと思っているキャラを中心に、にわか仕込みながら「発生が〜」とか「判定が〜」位の知識を持つ程度には遊んでいた。
あの頃から早15年以上……とはいえ「メルブラではそこそ難しいコンボとか、たまに対人でも勝ててたしな……」と謎の自信が有ったので、迷わずクラシック操作を選び、リュウでコンボトライヤルを試してみると……。
なんにも指は動かねぇし、コンボルートは阿呆の如く覚えられんし、スパキャンどころか、通常技からの必殺技キャンセルも何も繋がらんが???という現状、現実を突きつけられて、早速「これは……無理かも……」と極彩に散りかけてしまった。
"美化された嘘"と"酷い現実"のギャップを埋めてくれたモダン操作。
幸いストリートファイター6にはモダンという取っつきやすそうな操作方法があったので、ほんのひとつまみのプライドはパパっとその辺にかなぐり捨て、とりあえずは……と、モダンで遊んでみることにした。
このモダン操作の仕様は、格ゲー初体験の人は勿論、なんならそれ以上に俺みたいな「以前"ちょっとだけ格ゲーをやっていた"」と思い込んでいる輩にこそ特にありがたいシステムだったと思う。
もしもスト6にモダン操作がなければ、"ある程度キャラを操れていた" という過剰に美化された記憶と、"何も出来ない" 現状の|自分《リアル》とのギャップを埋めるのどれほどの時間が必要だったろうか? 果たしてその間を耐える事が出来ただろうか? きっと無理だったろうな。
モダンのお陰で、記憶と現実とのギャップが埋まるのにそれほど時間を必要とはせず(それだけ操れていたという記憶は嘘だったんだろう)、早々に立ち回りや駆け引きやといった格ゲーの美味しい所だけを味わい、楽しいが先に来るようになったので、腹の底から俺はこのモダンという存在に感謝している。
勿論「そりゃ面白く思わない人も要るわな」というのも分かる。
やるからには……
そんな"楽しさ"を強力に支えてくれたのもまた、友人のおかげだろう。
ボタン配置に慣れたのか慣れてないのかも分からぬ頃から、夜な夜な俺に丁寧にかつ、相当に気を使いながら対戦等で少なくない時間を費やしてくれたので、せめて、対等に戦えるようになって、奴にとっても俺との対戦が有意義な時間になるようにせねば……と強く思うようになった(まぁ大体お互い深酒しながらフラフラのゲラゲラでやってたけど)。
するとやはり時間が足りなくなった。というか睡眠時間を大いに削った。眠い目を擦りながら黙々とトレモに興じて出来ることが増えればその都度、キャッキャしたり、難さのあまり妥協策に甘んじるべきか?などと気がつけば夢中になっていた。
そして、奴と同じ土台にまでは登らねばなるまいと、マスターランク到達を意識するようになり、ランクマッチに興じ始めると、まぁムキになったが、見知らぬファイター達と切磋琢磨をしている感覚は頗る心地がよかった。
そして遂に俺も至る。マスターランクのファイターに。
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さて……随分と今回は前置きが長くなってしまいましたが、12月11日、全ランクマッチ数1,541戦の末、遂に目標としていた……マスターランクに到達することが出来ました!!! はぁ……よかったよぉ……。
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人それぞれ思うところはあるでしょうが、僕にとっては半年間という挑戦の日々は決して短くは無かったと思っています。
Twitterやこのnoteで繋がれた仲間の皆達にはずっと"前向さ"を見せるようにおちゃらけたりしながら、必死に隠していましたが……。
何度も練習したことが実戦では出ない、せっかく時間を割いてもらって教わった事がいつまで立っても身につかない。この前は勝てたような相手に何故か負け続けてしまう……そんな事が続けば「もぅ……これ以上は……無理だって……」と心はバキバキに折れ、ズーーーンと沈んだ時間もそれ相応にありました。
自分の不甲斐なさに落ち込むだけならまだしも……。
「ちゃんとした!靴履いて!!走れッ!!!」
安直なラッシュ攻めを選んだ自分が悪いのに速度に不満を持った時も。
「ずっと!集中してくれよぉ!!」
自分の注意散漫さを棚に上げて八つ当たりした事も。
「だぁぁぁぁぁ!!! 俺より弱い奴が会いに来いよぉぉぉ!!!」
完全に他責や、他力本願にすがってしまう夜もありました。
ですがそれも今となっては、素敵な思い出。結局のところ、これらの不満が有ったとしても、同条件を超えた人たちが要る以上は自分もやるしか無かったんですね。やってやったぜ……俺も(直ぐ調子に乗る)。
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何にせよ。特に見返りが無いキツい事と、真剣に向き合えたこの半年間は決して悪くはな……いや斜に構えず言おう。それはそれは楽しい、幸せな時間でした。
随分と眩しくも色褪せてしまっていた、学生の頃、一生懸命取り組んだ部活動の追体験をこの歳になってまた出来るなんて夢にも思わなかったよ……。
ありがとう。ストゥリーィッ、ファイテァ↓スィックスッ!!
仲間の皆達に感謝を。
スト6の世界に誘ってくれて、夜な夜な遊んでくれた(現在進行系で数日おきの飲酒バトルは続いている)友人には勿論のこと僕はともかく、スト6を始めてから今日に到るまで、共にマスターを目指す友や、屈強な強さを誇る先輩方に恵まれました。
あまりに沢山の方々に助けていただいたため、ここでは個別には挙げられませんが、この場を借りてこれまで、何気ないやり取りから励ましてくださった方々、アドバイスをくださった皆様、そして対戦や練習に付き合っていただいた仲間の皆達に心より感謝申し上げます。
まだまだスト6楽しみたいと思ってるので、今後ともひとつ、よろしくおねがいします。
今度の目標は、今日まで僕を強くしてくれた皆さんをボコボコにすることです。首を洗って待っていてください(得意の不躾)!!!
おわりに。【ろろのほぼゼロからスト6日記】はこれにて一区切りとさせていただきます。
この半年間、不定期ながらも全27回と、思ってた以上の本数となった"ろろのほぼゼロからスト6日記"ですが、モダンリュウにてマスターランク到達という目標の達成を区切りに一旦おしまいとさせていただきます。
あ、でもでも。晴れてマスター到達したので、僕もよくある「スト6初心者の僕が"これだけ"意識!! 誰でも!リュウでマスターランクになる方法!!」的なタイトルの記事はいつかまとめたいと思ってます。
んで記事の1行目に「ばかめ!!!そんなものはない!!!思いつく限り全部やるんだよ!!!」って書くんだ……(半分本気)
このnoteを通じて交流が広がったり、対戦できたりした方も少なからずいて、いろんな意味で今日までこの日記も書き続けて良かったなぁ……としみじみ思います。
……なので淋しいですが、またどこかでnoteの皆さんとお会い出来ることを心より楽しみにしております。
なんならTwitterでもぜひ絡んでくださいね。
それでは、長期間に渡り、なんの毒にも薬にもならない、並プレーヤーの頑張り日記にお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
それでは……さようなら〜👋!!!
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さて!!! 次回からはお楽しみ!!! "プリップリ🍑 弱体化!?ただ単にエッチなオケツを眺めてぇ!! ろろのモダンキャミィ奮闘記(仮)"をお楽しみください!!!
(祝)✌