東京電力は作業員の死因、他、隠蔽(福島第一原発)

 6月13日に福島第一原発構内の企業センターB棟休憩室において、東京パワーテクノロジーの作業員(50代)午後0時43分頃に心肺停止の状態で発見され、入退域管理棟にある、救急医療室の医師の判断により、外部の病院への搬送が必要であるとしたため、午後0時51分に要請、救急車到着・出発が午後1時22分で病院着が午後1時39分で搬送先の病院(医療機関)にて同日・午後に死亡が確認された。
    (下・東電会見資料より)(6月14日・日報)

https://www.tepco.co.jp/press/report/2024/pdf/240614j0101.pdf

 作業員が死亡に至っても、東京電力はこれだけの扱いなのです。死亡時刻も死因も、はっきり言って隠蔽です。労基署はどのように扱うでしょうか。東京電力は昨日、月曜日の定例記者会見において、広報の担当は「哀悼の意を表します」と述べ、「死因は作業との因果関係が低い」と言ってのけた!
 この、回答に怒り、食いついたのが、「おしどりマコ」氏のみで熱中症などの前例を上げ、捲し上げ、会見終了後のぶらさがりで重要な部分を聞きだされている。

 今回の東電側の会見アーカイブと「おしどりマコ」氏側撮影のツイキャスの両方をご覧下さい。(選択OK)

 

 確かに、現場での熱中症による、起因は考えられ、湿度は70%で気温は24・4度と発表されていて、Y装備では冷却ベストは必須と私も思う。現在、どこの現場作業においても普通に利用されているからである。私も現場作業での熱中症の経験はあるが、今のような冷却ベストは無かったので、カリカリ梅を齧り、ポカリスエットなど、何本もがぶ飲みしていた。それでも倒れる寸前で手足がしびれ、頭は朦朧となりながらも作業を続けた事もあった。衣服は汗でびしょ濡れ、皮膚呼吸も遮られる状態に追い込まれる状況になってから、「休憩に行け」と声がかかる。それが夏の現場仕事であった。

  今回、亡くなれたのは、前記事でも書いたが「東京パワーテクノロジー」という東京電力が100%の出資株主の企業で働く作業員であったということでもある。

 つまり、完全な身内とも言え、故に、他のマスコミメディアも今回の死因などについては追及しないのであろう。また、前記事にも書いたが、亡くなれた方のご家族が死因は公表しないと発表された。
 しかし、他界された事は事実であり、作業との因果関係は否定はできないと私は痛感する。なぜなら、命に関わるような疾病なら健康診断で明らかになるはずであり、ましてや、福島第一原発でY装備で何年も働いてきた方のようであるからだ。健康診断の結果で何故、就業を止めさせなかったのか、疑問でもあり、まさに、兵役かと思わされるのが、今回の事件だろう。
 おしどりマコ氏のぶら下がり会見をとくに視聴してみて下さい。私は酸欠と過労も視野に入れて見ていました
 なぜなら、閉じられらた2号機西側の海水配管トレンチ内の作業も関係しているからです。閉じられていれば酸素濃度は当然、低く、18を切るのはあたりまえで、中の調査や放射線測定は無理筋で、それでも行おうとしたのではと思うからです。特に、監督なら酸素濃度も気にするはずです。

つづく

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