福島第一原発の作業員の死因不明でよいのか
6月13日の東京電力定例記者会見で協力企業の東京パワーテクノロジーの作業員が休憩所において午後0時43分頃に心肺停止の状態で見つかり、救急医療室に運ばれた後、医師の判断で午後0時51分に外部の病院へ救急搬送されたが、その日の午後に死亡が確認されたと…
心肺停止の状態で入退域管理棟救急医療室の医師は蘇生措置を行ったのか?行っても蘇生しないと判断したから外部の病院へ救急搬送したのであれば、死亡時間も違ってくるのではないだろうか。入退域管理棟救急医療室には死亡判断も行われるような医師もスタッフも設備も十分にあるはずである。
それとも、蘇生後に、外部の病院へ搬送されたあとに死亡が確認されたのであれば、外部の病院の不手際も考えられる。医療室には自動心臓マッサージ機の設備もあるので、死亡確認も行う事が可能である。
さて、亡くなられた作業員さんの6月13日の作業ですが、前記事で私は2号機西側にあるトレンチ内での線量測定において、酸素欠乏症と記しましたが、誤ったかも知れません。報道筋によれば、トレンチ内では無く、外部にいて、屋外の線量測定の監督業務についていたとされています。
ただ、報道各社によって差異もあるところから、鵜呑みにはできないと私は考えています。
それは、東京電力側の主張を重きにおいて報道しているかです。
東京電力は、あくまで、作業が原因で亡くなったのではないと主張しているからです。亡くなれた作業員さんは東京パワーテクノロジーの方ですが、13日の東電の定例記者会見によれば、『おしどりマコ』さんに答弁していますが、震災前からの経験者と応えています。
尚、亡くなれた作業員さんの死因についてはご家族の方が公表は臥すと言われていますが、これについても何かあると言わざるを得ません。協力企業の東京パワーテクノロジーは東電の尾瀬も管理しているからです。
その上で、出資100%が東京電力なのです。
もちろん、私が働いていた柏崎刈羽原発にも緑地管理など多岐にわたり、作業員が入っているでしょう。
福島第一原発での作業中での作業員の死亡事故の死因は隠蔽するべき事ではありません。労基署までもが、加担するであれば、これは違法となるでしょう。
(つづく
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