杜撰な設備(【汚染水かぶり事故】)
前記事の続きですが、10月25日に福島第一原発のアルプス処理の一環として年数回利用する配管を洗浄するための足場を含む設備の写真ですが(これしか公表されていない。)良く見ると杜撰な設備であることがわかります。
まず、それを区分けして見てみます。
(まず、全体写真)
まず、あちこちに緑の養生テープや白いテープがペタペタと貼ってあります。(意味不明)
そして、単管パイプの先端にラチェットが差し込んであります。その下のオレンジ色のホースを単管クランプで支え、白いロープで固縛してあります。東電の話しによれば、このオレンジ色のホースが踊りタンクからはずれ、汚染水がミスト状で飛散して作業員が被ばくし、入院したとの話しですが、このようなホースから「ミスト状」の液体が出るのでしょうか?出るのならドバッと出ないのでしょうか?
そして、ラチェットがどうして単管パイプの先端に挿してあるのでしょうか?普通は足場の単管パイプの先端には安全のために保護キャップを被せます。
そしてラチェットは作業員にとって必需品のような腰道具の一つで伸び縮みする落下防止のヒモを付け足場などで使用する時以外は安全帯に付けるラチェット差しに入れてあるのが普通です。入所教育の時に説明しないのでしょうか?
さらに、ヒモ(ロープ)と番線の縛り方です。
どのように見てもずぶの素人の仕事にしか見えませんが、この仕事は事故前の写真なのか、事故後の写真なのかで意味が少し違ってくると思います。そして、私は作業員さんを決してバカにしているわけではありません。
「おしどりマコ」さんのブログを読ませていただくと、ⅭさんやDさんは、それぞれ、作業班長で10年以上のベテランという事だそうです。
事故前にこういう仕事をされていたのでしょうか?疑問だらけです。さて、明日、規制委員会にも良く出席される「まさのあつこ」さんが次のオンラインセミナーに出られてお話しされるそうなので、ひょっとしたら私も口を挟むかもしれません。(汗