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デッキ紹介#1【魔轟神獣】

初めまして、露林檎(ろりんご)と申します。
今回は先人に触発されたこともあり、遊戯王のデッキ紹介をしていこうと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。

デッキレシピ

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カードの詳細を確認したい場合は、こちらからどうぞ。

1.コンセプト

≪オシリスの天空竜≫を降臨させ、高攻撃力で殴って勝つというのがこのデッキの目的です。

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④の効果はほぼ無いものとして、③の永続効果を活かした運用に焦点を当てています。

2.主な動きとコンボ

まず、オシリスが高攻撃力を得るには手札を増やす必要があります。
そこで、手札を稼ぎやすいメルフィーに着目しました。

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パピィからキャシィをリクルートし、毎ターン獣族をサーチすることで継続的に手札を増やすことができます。
そのため、このデッキでは初動としてメルフィーをサーチできる森のメルフィーズを出します。

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初動札:暗黒の招来神,素早いビーバー,レスキューキャットの計7枚

また、開門のみ引いている場合、または既にメルフィーにアクセスできている場合はサブ初動としてデコードトーカーヒートソウルを出します。

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初動札:七精の開門,招来神の計6枚
※招来神スタートの場合でも、順番は変わるものの同様の展開が可能。

ヒートソウルは1000ライフ払うことによってフリーチェーンで1ドローする効果があるので、こちらもオシリスの攻撃力上昇の助けとなってくれます。

序盤はこれらの初動を行い、基本的なメルフィーの動き+αで手札を増やしていきます。

これであとは手札が多い状態でオシリスを出すだけですが、ラーの翼神竜を除く神属性のモンスターはアクセス手段に乏しく、出力するのが難しいです。
そこで、降臨手段を2つ用意しました。

●≪千年の啓示≫

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ラーのテコ入れカードですが、幻神獣族ならどれを捨てても死者蘇生を持ってこれるので、啓示で手札のオシリスを捨てて死者蘇生をサーチ、そのままオシリスを蘇生します。

この動きを行う為には啓示とオシリスを手札に揃える必要がありますので、以下のカードによるコンボを利用します。

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必要なカード

マジカルシルクハット+ランク2に繋がる札

①マジカルシルクハットで神縛りの塚と妨げられた壊獣の眠りをセット、バトルフェイズ終了時に効果破壊された神縛りでオシリスをサーチ。
②次ターンに墓地の妨げを除外し、海亀壊獣ガメシエルをサーチ。マネキンキャットを立て、ガメシエルを相手の場に送り付ける。
ガメシエル対象にマネキン効果でガーディアンスライムをリクルート。
③ガーディアンスライム1体で神スライムを特殊召喚、ガーディアンスライム墓地効果で千年の啓示をサーチ。
そのまま啓示効果で手札のオシリスを捨てて死者蘇生をサーチし、オシリスを蘇生。

このようにシルクハットの発動ができれば、オシリスを降臨させることができます。
また、召喚権を残してランク2を立てることが出来た場合、神スライムを3体分の生贄とすることで正規召喚ができます。
このデッキなら、アバンクや開門でケルベラルを捨てるだけでレベル2が並ぶので、比較的狙いやすいです。

●≪リプロドクス≫+≪マネキンキャット≫

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具体的にはリプロのリンク先の相手モンスターを神属性に変更し、マネキン①の効果で特殊召喚を誘発。相手の神属性を参照してオシリスをリクルートするといった流れになります。
消費こそ嵩むものの、ランク2+リンク2を立てる札さえあれば成立します。
しかし、このコンボには相手がEXモンスターゾーンの正面にモンスターを出していることが前提という欠陥があります。
そこで使うのがコンボで利用した壊獣です。
壊獣をリプロのリンク先に特殊召喚してやれば、あとは上記の流れでオシリスをリクルートできます。
基本的には1つ目の方法でオシリスを出すのが望ましいですが、神縛りが戦闘破壊されてオシリスをサーチできない場合があるので、その際はサーチした壊獣でこちらにシフトできます。

3.採用カードについて

基本的な動きをご紹介したところで、各採用カードの説明をしていきたいと思います。

●モンスター編
≪レスキューキャット≫
アバンクを墓地に置きつつ、鉄獣の抗戦の素材を手早く貯めることができます。
獣の比重が少なめなこと、1回使えれば十分なことを考慮しピンです。
≪魔轟神獣ケルベラル≫
アバンクや開門と合わせると、召喚権無しでランク2かリンク2を作れます。
展開の中核を担うので、ポニィで継続的に拾っていきたいです。
≪森の聖獣カラントーサ≫
パピィから出る妨害要員です。
わくわくメルフィーズから出しても効果を発動できるので、状況に応じて置く場所を管理しておきたいです。
≪鉄獣戦線ケラス≫
高リンクへ伸ばす要員です。
主に除去が必須の局面でシュライグやユニコーンになります。
≪獣王アルファ≫
苦手な耐性持ちや高打点を退かすための捲り札です。
壊獣との相性も良く、揃えば毎ターン相手モンスターをほぼ確実に除去できます。
≪カクリヨノチザクラ≫
開門で便利に使える蘇生対象です。
シュライグや神スライムの使い回しが効くのが非常に強力です。
≪バトルフェーダー≫
先行を取った返しのターンでワンキルされることが多かったので、採用した防御札その1です。
0/0悪魔なので招来神と合わせて展開札としても使えます。
≪トラゴエディア≫
防御札その2です。
手札を増やして殴るというデッキコンセプトに合致する効果を持ち、オシリスに次ぐ打点要員も担ってくれます。
地味にレベル10なので、開門のトリガーになります。
≪ガーディアンスライム≫
防御札その3兼コンボパーツです。
仮に素引きしても腐らないのが強みです。
レベル10なので(略)
≪壊獣≫
耐性持ちへの回答兼コンボパーツです。
前述の通り、主にマネキンの参照先として使います。
妨げで呼ぶ相方が欲しかったので、ガメシエルの次に打点が低く、マネキンで参照するとアルファをリクルートできるクモグスを採用しました。

●魔法罠編
≪千年の啓示≫
オシリスの降臨手段です。
効果が使えない場合は開門で回収しやすい手札コストとしても利用します。
②の効果は一見ディスアドですが、開門や罠で圧迫しがちな魔法罠ゾーンを能動的に空けつつ、開門で回収することにより手札を1枚増やせるのが意外と重要です。
≪神縛りの塚≫
コンボパーツです。
神属性のサーチは効果破壊が条件なので、シルクハットの自壊効果で墓地に送る必要があります。
≪スケープゴート≫
防御札その4です。
1枚でヒートソウル、シュライグ、トロイメアグリフォンの択が取れるのがお気に入りポイントです。
相手ターンに特殊召喚するカードと相性が悪いのがやや気がかりなので、ここは調整枠かもしれません。
≪超電導波サンダーフォース≫

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ずっと使いたかったカードだったので、思いきって入れました。
リプロマネキンやシルクハットからオシリスを出した場合、少なくとも2体は相手の場にモンスターがいるので、相性は良いと思います。
ちなみに、採用してから1度も引けてません。
≪マジカルシルクハット≫
上述したコンボにおけるキーカードです。
なるべくエンドステップに発動したいので、防御札が多めに積まれているのはその兼ね合いもあります。
落としたいカードが特に無い場合は、サンダーフォースに触る札としても使います。
≪鉄獣の抗戦≫
ケラスのみだと流石に鉄獣戦線リンクへのアクセスが貧弱なので採用しました。
トラトリの選択肢にもなります。
≪和睦の使者≫
防御札その5です。
コンボが成立するまでの時間稼ぎとして使う他にも、シルクハットでセットした神縛りを自壊まで守る役割もあります。

●エクストラ編
≪リンクリボー≫&≪セキュリティドラゴン≫
ヒートソウルの中継点です。
展開する過程で相互リンクになるので、相手に投げた壊獣を再利用できます。
≪トロイメアグリフォン≫
特殊召喚したオシリスの自壊を防ぎつつ、墓地のサンダーフォースをセットする動きのために採用しました。
≪森のメルフィーズ≫
かくれんぼまで安定してサーチしたいのと、落ちた1枚目を躊躇なくケラスのコストにあてられるので、2枚採用しています。
≪聖光の宣告者≫
主にオシリスを墓地から拾い、啓示で蘇生を再利用するために使う想定です。
特定のカードがデッキに眠っててほしい場合が多く、それらを素引きした際のケアにもなります。

採用候補について

≪貪欲な壺≫
リソース回復手段に乏しいので採用していました。
「リソースを吐き切って負ける」ことより「リソースを吐く前に負ける」ことの方が圧倒的に多かったので、自然と抜けていきました。
とはいえ、リソースを回復しながら手札が増えるのは魅力的なので、調整次第では入れるかもしれません。
≪神騎セイントレア≫
EXに16枠目があったなら真っ先に入っていたカードです。
苦手な耐性持ちや高打点を無理矢理退かしてくれるのは勿論、送りつけた壊獣を軽微な反射ダメージで再利用できるのが非常に優秀です。
正直、聖光と入れ替えても良いと思います。
≪天霆號アーゼウス≫
言わずと知れた最強カードです。
盤面リセットは非常に強力ですが、開門やバックを多用するこのデッキとは相性が良くないと思ったので、現構築ではやむなく不採用です。
≪転生炎獣アルミラージ≫&≪IPマスカレーナ≫
ヒートソウルの中継点です。
リンクリ&セキュリティと比較すると、効果破壊耐性を付与できるのがメリットです。
現時点だと投げた壊獣を拾えるあちらの方が便利なので、こちらは不採用です。

おわりに

拙い文章ながら、ここまで読んでくださってありがとうございました。

以前はシンクロギミックや永続魔法に寄せた構築でコンセプトがぶれていた節があったのですが、改善後はシンプル且つコンセプトに沿った構築に仕上がったと個人的には満足しています。
特に、ピン差しした千年の啓示が気に入っていたので、それをオシリス出力のコンボに上手く組み込めたのが良かったです。

また、デッキの改善にあたり構築に効く理屈51回で受けたアドバイスに助けられました。
参加者の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

構築に効く理屈とは

バキューン決闘のきくりくさんが主催する生放送企画。
悩みを添えてデッキを送ると生放送内で紹介が行われ、より良いデッキになるように視聴者と共にアイデアを出し合う。

人にデッキレシピを見てもらいながら意見交換を行える機会は貴重だと思うので、気になった方は是非。
きくりくさん(@ToremisuMisu)のDMから応募ができます。
単純にデッキを3つ見れるので、思いもよらない発見があったり、新しいデッキを組む際の刺激になって楽しいので視聴するだけでもオススメです。
参考までに今回のデッキが出た回を載せておきます。

余談ですが、【魔轟神獣】というデッキ名は相手にオシリスデッキと悟られずに「神」という単語を入れるために施したカモフラージュです。
また、以前の構築に魔轟神レヴュアタンが入ってた名残でもあります。
1度内容を知った後だと、デッキ名が獣軸の神(オシリス)デッキに聞こえるのがグッときませんか?

…共感を得られたかはともかく、このデッキが少しでも参考になった、または刺激になったのであれば幸いです。

最後に、この記事を読んでくださったあなたに改めて感謝を。
本当にありがとうございました。

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