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一ノ瀬志希に訊く

前書き

さて、第10回シンデレラガール総選挙が始まりました!!
物書きというか駄文書きの身として何かをやりたいとは思ったものの
イラストレーターの方々とは違ってインパクトのあるもの作れないしなー
と思ってました。

とはいえ何かを作りたいと思っていて色々思考した結果、
思いついたのが対談形式のキャラクター推薦文、兼紹介文でした。
タイトルから諸々パクっ……ですし、色々勝手な解釈入りまくってますが
お楽しみ頂ければ……

①”アイドル”一ノ瀬志希

 記者:本日はあの人気アイドルを多数要するアイドルプロダクション、
    346プロダクションから一ノ瀬志希さんにお越し頂きました。
    一ノ瀬さん本日はよろしくお願いいたします。

一ノ瀬:はいはーい、志希ちゃんでーす。
    今日はよろしくねー。

 記者:さっそく一ノ瀬さんのプロフィールを振り返りたいと思います。
    一ノ瀬さんは元々アメリカに留学し飛び級で大学に進学されて、
    研究を行われてました。

    その後日本に帰国され、ほどなくして346プロダクションに所属、
    アイドルとして活動を始めます。

 記者:こうして見てみると凄い経歴ですね……。
    まず、気になったのですが研究者として順風満帆そうに見えたのに
    一ノ瀬さんはどうしてアメリカから日本へ戻られたのですか?      話題になってて私も確認したのですが、Shiki Ichinoseで検索すると
    検索結果に論文データベースがたくさん出て驚いたのですが。

一ノ瀬:うーん、特に理由なんて無かったけど、
    あえて言うなら面白くなくなったからかなぁー。
    アタシが向こうのカレッジでやってたのは理論を元に
    ひたすら実験、証明をして決まった答えを求める作業だったの。
    試行錯誤や失敗はあっても予め決まった解答さえ解き明かせば、
    それで終わっちゃう。

    そんな日々を過ごしてて、
    それで飽きちゃって日本に帰って来ちゃった。

 記者:なんというか、凄いですね……。
    そんな環境を簡単に捨てられてしまうのも、
    そうやって過去の事をカラカラと話せてしまうのも……。

一ノ瀬:にゃははー、アタシってば大抵の事は出来るからねー。
    すぐ興味がなくなっちゃうけど。

 記者:な……、なるほど……。
    さて、続けて質問をさせて頂きたいのですが、
    一ノ瀬さんは日本に戻ってすぐアイドルになったのでしょうか?

一ノ瀬:うーんどうだったかなぁ……。
    こっち帰ってきてからそんなに時間は経ってないと思うけど、
    こっちの生活もタイクツだったからよく覚えて無いな~。

 記者:よく覚えて無いというのは……?
    えっと、一ノ瀬さんはモデルや芸能界のお仕事を
    してたわけではないですよね。

一ノ瀬:違うよー。

 記者:それなら、自分から応募してオーデションなどを
    受けたわけではないのですか?

一ノ瀬:んにゃ、アタシはたまたまプロデューサーが仕事している所に
    出くわして、楽しそうだなーって思いながら遠巻きに見てたの。
    んで、その後に色々な話を聞いてからアイドルになったの。

 記者:それはまた何というか凄いですね……。
    という事は、一ノ瀬さんはそんなにアイドルに
    元から興味があったのでしょうか?
    失礼ですがお話を聞いていてもそういう風には思えなくて……。

一ノ瀬:うーん……、今は違うけどあの時はキョーミ?
    そういうのはなかったかなー??

 記者:えっ……、ならどうしてアイドルになったんですか!?

一ノ瀬:それは楽しい匂いがしたからなんだよねー。
    それに未知のものに挑戦するのって楽しくない?

 記者:挑戦が楽しいというのは私にも分からなくない話ですが、
    楽しい匂い……?というのはどういうことなんでしょうか?

一ノ瀬:えっ、楽しい匂いは楽しい匂いだよ?
    自分のやってる事に自信がある人からは
    みんな特有のイイ匂いがするの!!

    それがアドレナリンみたいな神経伝達物質が出てるからなのか、
    それとも代謝が良くて分解された成分が汗からフェロモンみたいに
    分泌されてるかはアタシにも分からないけどねー?

 記者:????
    すいません、もう少し分かりやすくお話をして頂けると……。

一ノ瀬:うーん、そだねー……?
    私は頑張っている人とか夢中になっている人とかを匂いで
     嗅ぎ分けられるの。
    それで、撮影している現場からその匂いがしたから
    気になって首を突っ込んだってわけ。

 記者:というと、たまたま見かけたアイドルからその匂いを感じ取って、
    自分もアイドルになろうと思ったと……。
    そういうことですか?

一ノ瀬:んにゃ、楽しい匂いがしたのはプロデューサーからだよ。
    というか、今もしてるけどね、ハスハスー♪♪

 記者:あの、すいません仰っている意味が良く分からなくなってきた
    のですが……。

一ノ瀬:単純、単純。アタシはイイ匂いのする人に出会った。
    その人はプロデューサーだった。
    だから、アイドルになればアタシはアタシも知らない
    アタシになれるかも知れなかった。
    しかも楽しそうで溜まってたタイクツも解消されそうだった。
    だから、アイドルになったってこと~。

 記者:……、つまりプロデューサーさんに惹かれて……。
    言い方は悪いかも知れませんが一目惚れみたいな形で
    アイドルになったということでしょうか?

一ノ瀬:にゃははは~、そうそうそんな感じ~!
    でもね、でもね?
     思ったよりも出会いの科学変化が強すぎて結合しちゃったのー。
    その時に、”アイドル”のアタシが生まれたんだー。

 記者:なるほど、アイドルになった経緯は何となくわかりました。
    もう少し詳しくお聞きしたいところではありますが……。
    時間もありますしそろそろ次の話題へ移りたいと思います。
    デビューした後の話ですね。

一ノ瀬:それじゃー、行ってみよー!!

次回へ続きます(多分)

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