Favorite ART #03
こんばんは🌙ロリアです🌹
今夜は「Favorite ART」からロリアの好きな映画についてお話しします。
映画はおそらくロリアの好きなアート作品の中で一番数が多くなると思いますので、まずはその中でもベスト10に入るだろう好きな作品からご紹介します。
タイトルは「プーと大人になった僕」です。
(ネタバレがあるのでご注意ください)
こちらは「くまのプーさん」の実写映画です。そしてタイトルにもありますが、大人になったクリストファー・ロビンとプーさんたちのお話しです。
もちろんプーさんが登場しますが、子供向けというより大人になって社会の中で生きている人にこそ見て欲しくなる映画です。
物語は、プーたちと100エーカーの森でいつも遊んでいたクリストファー・ロビンが、ある日彼らに別れを告げるところから始まります。
クリストファー・ロビンはプーに言います。
「何もしないこと、それが最高の何かに繋がる」
僕はもうじき「何もしない」が出来なくなる。
大きな木のそば、プーと過ごすいつもの場所で、ずっとプーを忘れないよと約束します。
でもその後、親の死、寄宿学校、恋、結婚、戦争、仕事、色々なことを経験して、すっかりプーたちのことを忘れ、大切なことを忘れてしまったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、窮屈な人生を生きて、大切な家族である娘や妻との約束も守れず、家族との間には溝が出来ていきます。
そんな時、突然ロンドンの公園でプーとクリストファー・ロビンは再会をするのです。最初クロストファー・ロビンは、信じられず驚きます。
プーは「ぼくに会えて嬉しい?」と昔のままの姿で聞きます。
プーに会えた懐かしさよりも、変わらないプーの自由さにイライラしてしまうクロストファー・ロビン。重要な仕事を抱えているのに邪魔ばかりするプーに耐えかねて、とうとうプーを100エーカーの森へ帰すために、重要な仕事を抱えたまま電車に飛び乗ります。
まだあったのかと、広がる100エーカーの森に驚くクロストファー・ロビン。プーを入り口に置いていこうとしましたが、結局、プーと一緒に仲間たちを探し、仲間と再会したり、途中で喧嘩や仲直りをして、少しずつ昔を思い出して変化していくクロストファー・ロビン。
そして、最後は娘のマデリンやプーたちのお陰で、一番大切なことが何かに気付き、幼い頃大事にしていたものを思い出すクロストファー・ロビン。
映画全編を通して、とにかく素敵な言葉やメッセージが散りばめられています。当たり前のようで当たり前でないこと、プーさんが呟く言葉ひとつひとつがとても深いです。
映像もおとぎ話のような森とロンドンの街、ファンタジーと現実世界がとてもうまく融合していて綺麗です。
終盤、幼い娘とプーたちだけでロンドンへ向かうシーンは、本当にわくわく冒険している感覚で見れて楽しいです。
可愛くて、楽しくて、子供心を思い出してわくわくする誰にでも楽しめるお話しですが、でも大切なことって何かな?とふと物思いに更けて眠れなくなるかも知れません。心にじわっと何かが広がる素敵なお話しです。
一生懸命に息をつく暇もなくこの社会を生きている人ほど見て欲しい作品です。
それでは今夜もゆっくり休んでリラックスしてね。
楽しい夢をいっぱい見れますように。おやすみなさい☆