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Favorite ART #07

こんばんは🌙ロリアです🌹

今夜は「Favorite ART」からロリアの好きな建築家についてお話しします。

ロリアの好きな建築家はアントニオ・ガウディです。
ご存知の方も多い、スペインの世界遺産サグラダ・ファミリアなどの設計者です。
一度見ると忘れられないインパクトのある外観から、独創的で奇抜なデザインをする人物と思われがちですが、実はガウディの建築は彼の故郷でもある、カタルーニャのモンセラット山などの自然をもとに計算しつくされた緻密な設計です。

その中でもロリアが1番好きな建築はコロニア・グエル教会です。
ガウディの作品の中でも色が少なく、とてもナチュラルで静かな感じが魅力的です。ちなみにこの教会は現在も未完成の状態です。サグラダファミリアは現在建設中ですが、他にもガウディは未完成の建築が多いのも特徴です。
2番目に好きなグエル公園も、未完成というか、実は当初公園だけではなく、自然や芸術に囲まれた大規模な共同住宅地を作る予定だった場所なのですが、途中で計画が中止になりました。今なら喜ばれたであろう最先端の斬新な計画でしたが、当時は居住者が集まらず、現在のような公園の形になりました。

ガウディの作品を調べると、誰も考えないような、想像以上に自然の万物の法則に従って拘って設計しているのに一番驚きます。
そして、未完成のものが多いにも関わらず、なぜか素晴らしいのです。
成長過程、その瞬間その瞬間のものが輝いていて凄いなと思わせます。

ただ、彼自身は経済面や愛情面などかなり苦労をした人生を送りました。
晩年は、サグラダ・ファミリアの建設に没頭して、宗教的な影響もあり命の危険があるほどの断食を繰り返していたようです。
サグラダ・ファミリアの建設は当時から有名でしたが、彼が電車に跳ねられ事故にあった時、彼の風貌から誰も彼がガウディだと気付かず、ホームレスだと思われて、病院への搬送が遅れて数日後に亡くなったそうです。
ガウディは生涯独身で、一緒に暮らしていた父も姪も亡くなっていて家族はありませんでした。

彼が最期に建設していたサグラダ・ファミリアは、聖家族教会という意味ですが、実はガウディはこの教会を大きな楽器として設計していました。この教会が完成すると、巨大なオルゴールになって、スペインの子守歌が鳴り響くのだそうです。
彼自身は結婚に向いていなかったと自分のことを言っていますが、誰よりも家族に対する憧れが強かったのかも知れません。

何年後になるかわかりませんが、ガウディの思い描いたオリゴールが完成して、街に子守歌のメロディが流れる日が待ち遠しいです。

それでは今夜はこの辺で。
優しい子守歌を聴きながら、ゆっくり眠りにつくのもいいですね。
おやすみなさい☆



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