Favorite ART #14
こんばんは🌙ロリアです🌹
今日は太陽が顔をのぞかせると初夏を思わせる日差しでしたね。
そんな中いかがお過ごしでしたか。
今夜は「Favorite ART」からロリアの好きな映画⑤についてお話しします。
タイトルは「里見八犬伝」です。
(ネタバレがあるのでご注意ください)
1983年公開の映画で、かなり古いのですが、日本映画独特の妖艶さと美しさがある作品です。最近はCG処理が当たり前で、特撮らしいこういった空気感の作品を見ることが余りないので、今見たらかなり新鮮なのではないでしょうか。また世界観としても、人間と動物の混然とた世界、魔物が出てくるようなお話しは、一昔前は結構多かった気がしますが、最近は少なくなってきたので、懐かしく感じます。
余談ですが、高橋留美子さんの『人魚の森』のアニメなんかも、独特の暗さや雰囲気があって記憶に残っている作品です。これも古いかな。
さて映画本編のお話しですが、こちらの大元となっているのは『南総里見八犬伝』で江戸時代の文学です。
静姫を守る八人の剣士たちと、闇の軍団との戦いのお話しで、静姫に渡された不思議な絵巻物に描かれていた、静姫の伯母である伏姫と妖犬との婚姻、伏姫が宿した八つの霊玉(仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌)が持つ意味が、時代を超えて引き継がれています。
旅の中、静姫を守るための剣士たちが八犬士の証である霊玉をどんどん手にしていく中で、最後に辿り着く、人を愛する心を現す(仁)の霊玉を手にするのは、最後まで霊玉を手に出来ない剣士親兵衛でした。彼の心の善と悪の間での葛藤や静姫との愛も物語の見どころです。
ちなみに静姫役は角川映画を代表する薬師丸ひろ子さんで、相手役の親兵衛は真田広之さんで、お二人ともかなり初々しいです。
今も見る方法があるのかわからないですが、もし興味ある方はぜひ不思議な世界に浸って見てください。
それでは今夜はこの辺で。
映画パンフレットを見返していたので、不思議な夢をみそうですが、その時は一緒に不思議な夢の世界を楽しみましょう。
おやすみなさい☆