Favorite ART #12
こんばんは🌙ロリアです🌹
今夜は「Favorite ART」からロリアの好きな漫画②についてお話しします。
日渡早紀さんの「ぼくの地球を守って」です。
(ネタバレがあるのでご注意ください)
こちらの作品との出会いは、学生時代バイトをしていた小さな本屋兼文房具屋さんに並んでいた漫画で、ジャケットを見て気になって読み始めたのがきっかけです。
気になるものは単行本になってから一気読みする派だったのに、珍しく雑誌連載中もずっと読んでいた作品で、とても思い出深いです。
内容は草花の気持ちがわかる主人公の高校生の女の子「ありす」と、隣の家のいたずらっ子の小学生の男の子「輪」、ふたりはある事故をきっかけに高校生と小学生で9歳差ですが、婚約をすることになってしまいます。
そんな2人と、他にありすの同級生など5人の高校生の男女の合計7人を中心とした輪廻転生のお話しです。
輪廻転生、超能力、異星人、前世と現世の複雑な恋愛感情と人間関係と、お話しの要素は盛沢山です。
7人は現世は地球人ですが、実は前世では別の惑星の異星人で月に監視基地を作り地球を観察していました。
彼らは夢を見ることで、前世の記憶を思い出していきます。
それぞれが疎らな前世の記憶を集めて、月での出来事を繋ぎ手繰り寄せていくと、辛い記憶や前世から残したそれぞれの浄化されていない思いが甦ってきて、現世の人々を巻き込み事件が起こっていきます。
6人のうちひとりだけ小学生の「輪」が何故年齢が離れているのかという残酷な理由も明らかになっていきます。辛い前世の記憶に苦しむ「輪」の行動は暴走していきます。
そして、前世でも「ありす」と「輪」は婚約関係でした。
愛し合いながらも複雑な思いや誤解が解けないまま、現世でも蟠りがとれないまま、傷つけ合ってしまいます。それでも最後は「ありす」の愛の力で「輪」が救われていきます。
色々な要素が詰まったお話しですが、前世でも地球の大気になりたいと願っていた「ありす」の包容力のある大きな愛の力に感動します。
前世のありす「木蓮」が守りたがっていた地球、愛する木蓮のその思いを記憶が錯綜しながら守ろうとする「輪」と輪の前世「紫苑」、そして混乱する「輪」を愛で守ろうとする「ありす」
愛すること、守ること・・・とは何かがとても感じられる作品です。
続編も色々出ているようですが、ロリアはどれも読んだことがないので、ご興味ある方はそちらも調べてみるといいかもしれません。
それでは今夜はこの辺で。
ゆっくり眠りましょう。そしていい夢を一緒にみれますように。
おやすみなさい☆