【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part21 ブルームバロウ環境直後編【青黒LO】
Re:Part1・前回の記事を読んでいない方は是非先にお読み下さい。
またすぐ記事にせずに腐らせました。意志が弱い。だって他に色々ゲームとかやりたかったんだもん
今回は7/14某所で行われたスイス6回戦の大会に参加した際の戦績を書いていきます。例によって記憶がないのでメモ欄を頼りに色々書いていきます。
なお、記事タイトルがブルームバロウ環境直後編となっておりますが今回はこの大会しか出ていないので当然ブルームバロウ環境前です。なんだこのタイトル詐欺クソ記事
使用したリストはこちら。
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メインに呪文嵌めを入れたかったり、ドロソを入れたかったりした結果コジ審や毒の濁流が抜けています。また、土地の面では廃墟の地や冠雪の沼、湿った墓を減らして闇滑りの岸を採用し、半土地枠として「朦朧への没入」を2枚採用しています。ハンデスには引っ掛かってしまうもののマナフラ受けの妨害札としての使用はもちろん、3点ペイは痛いですがいざとなればアンタップインの青マナ土地として使用できる点を評価しました。
また、メイン戦で置かれてしまった「ネクロドミナンス」をどかす手段としての役割も担っています。
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冠雪の沼を排除したことにより、既に沼が手札か場にある状況では廃墟の地起動→push紛争達成の流れができなくなりました。それでも沼1枚のみにしたのは初手~2t目までの色事故が本当にどうしようもなく、特に2t目の動きでカニを出したい時などで最大効率を取れなくなったりするのを嫌ったからです。沼+廃墟の地の土地2の初手なんかはpush+摘出札+書庫の罠2枚とか3枚じゃないとキープしたくないです。同じ理由で色すら出ない廃墟の地も減らしています。
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また、試合中に1回撃てるとうれしい「墓所への乱入」をピン刺し採用しています。多分当時流行ってたので真似してます。
サイドボードにはバン算よりも範囲は狭いものの1tスキップがなく刺さる相手には刺さる「危難の道」、ストーム対策としてより効果的な「魂なき看守」の採用、汎用バウンス札として「残響する真実」を1枚採用しています。
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仮想敵としてナドゥ系、ボロス(マルドゥ)エネルギー、黒単ネクロあたりを想定し、それらを強めに見た構築としました。
対戦経験が少ないものの、
ナドゥ系→微不利(ナドゥ自体を摘出し、「ウルザの物語」から出た構築物トークンなどに殴りきられる前に忍耐をどうにかできれば勝ち…のはず)
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ボロス(マルドゥ)エネルギー→結構不利(各種クリーチャーを横並びされるときつく、黒入りだとハンデスなりアジャニがブチギレつつオブ・ニクシリス×2が出てくるなりしてきつい)
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黒単ネクロ→バチバチに不利(置かれると強制ドローでもさせない限り詰むネクロドミナンスと、それに頼らなくてもシェオルだったり悲嘆だったりで殴りきるルートがあり、そもそもこいつらがきつい)
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と考えています。これらは最近の統計上の勝率と大きくブレておらず、想像以上にきついマッチアップが多いと分かったことから改善案自体は既に出しています(記事後半で今使うならのリストを掲載します)。
R1 版図Zoo ×〇×
初戦からきつそうなマッチアップ。
メイン戦は水難2枚でキープするも、土地に廃墟の地2枚が絡んだ事もあり上手く動けず捌ききれずに負け。
サイド1戦目はフルタップの返しに4t目の自メインに墓所乱で確実に33点ゲインし流れで勝ち。
サイド2戦目は考慮・諜報土地をもってしても連続で土地を引いてしまいマナフラで負け。こればっかりは…
おなじみフレージに加え続唱持ちクリーチャーが入っていて(多分出されてはいない)、仮に水難で打ち消したとしてもドラコ・力線の束縛・虹力線以外の何かしらが出る・唱えられると考えると中々きつそう。
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R2 マルドゥエネルギー ×〇〇
冒頭で挙げたきつい寄りのマッチアップ。
メイン戦は最終的に2体のオブ・ニクシリスに何も抵抗できず負け。
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サイド1戦目はカニと書庫の罠、正気破砕ハードキャスト2回を添えてゴリっと削って勝ち。
サイド2戦目、初手は土地1、カニ、push、水難、ラフター、書庫の罠2枚。普段ならキープするのに躊躇するような7枚ではあるものの、1マリしてこれ以上の手札を探しに行った結果負けるよりもツッパる事を選択。
相手の1t目はフェッチを置いてエンド、こちらのターンのドローは僥倖の書庫の罠。カニを場に出してエンドした際にフェッチを切ったため、書庫の罠3枚による計39枚削りが炸裂。その結果山札からマナを生みだせる土地が全て墓地に落ちてしまったため投了。なんだこのインチキデッキ
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フレージ以外に摘出札を使っても特にクリティカルになるものが無く、初動で除去をできなければズルズルと負けが見えそうなので、妨害札0~1枚と書庫の罠1~2枚+切削札2枚で5t目までに53枚削るスタイルでいくのがいいかもしれない。1t目思考囲いされたら踊りましょう。
R3 マルドゥエネルギー ××
メイン戦、サイド1戦目ともに特筆するようなこともなく負け。
サイド1戦目では墓所乱による30点ゲインをキメて、オブ・ニクシリスの2点ルーズを不要になった土地を捨てて可能な限り回避するもその後が続かず負け。アジャニは怒ると怖い。
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R4 エルドラージトロン 〇××
メイン戦、カニと書庫の罠で削りつつ、一つの指輪のプロテクションの上から正気破砕をハードキャストするなどして勝ち。
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サイド1戦目、8マナ軽減された「約束された終末、エムラクール」が全てを破壊し負け。
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サイド2戦目、7マナ軽減された「約束された終末、エムラクール」が全てを破壊し負け。
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仮に摘出札が手札にあってもウルザランドが墓地に落ちなければどうしようもなく、仮にウルザランドが揃わなくとも友情コンボにより13エムラを現実的なマナで唱える事が可能なため中々きつそう。また、LO側のインチキ要素であるサージカルや書庫の罠0マナも「三なる宝球」の前では3マナも支払わなければならないため、他のデッキ以上に後引きが受からなさそう。
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R5 青黒マークタイド 〇×〇
メイン戦、3体のカニと多めに採用しているフェッチによりとんでもないペースで削れて勝ち。
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サイド1戦目、カンスペを根絶し、公開情報になった打消し札を正気破砕ハードキャストに当てさせるもその後が続かず、最終的にフルパワーの濁浪の執政に2回殴られ負け。
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サイド2戦目、ラガバンにカニをパクられ続けるもカンスペの根絶→ミルスペルに打消し札を使い切らせた上からミルスペルを連打し勝ち。
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R6 ジェスカイエネルギー 〇×〇
メイン戦、無難に勝利。
サイド1戦目、サージカルと根絶を入れ替えつつさらに墓所乱を投入。しかしフレージに加えおそらく追加の緻密、孤独もサイドインされていたため捌ききれず負け。
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サイド2戦目、サージカルをメインに戻し6摘出札体制に。最終的に3種のクロックを全摘出することに成功し、山札の枚数差により勝ちが確定したため投了(多分瞬唱も全部墓地に落ちてた)。
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身内とのフリー戦でも全勝、デッキを交換すれば全敗のガン有利マッチアップをしっかりこぼさなかったので一安心。
終わってみれば3-3のなんとも言えない結果に。とはいえ勝率55%でも強いと言われる世界で勝率50%なので素直に良しとします。
不利って言っても言うほどきつくはないでしょwと半分舐めてかかったボロスエネルギー(マルドゥエネルギー)に対してかなりきつい事が分かり、禁止改定後はボロスエネルギー・マルドゥエネルギーが変わらず環境トップに存在するとなると若干(結構)(かなり)(それはもうハチャメチャに)きついと考え、リストの変更は確定しています。
また、今回は対戦しなかったもののMOで何度か対戦した際、黒単ネクロに対して「ネクロドミナンス」に関係なくボコボコにされたりしたのでこちらももっと対策が必要と判断しました。
できあがった改良リストがこちら。
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ボロス(マルドゥ)エネルギーに対してのアプローチとして、0~1枚の妨害とインチキ書庫の罠、数枚のミルスペルが必要そうだと前述しました。
そこで、1章で生物の基本P/Tを1/1に変更、2章で占術2、3章でこのターンに唱えたソーサリーorインスタントが3マナ以下ならコピーする「ガドウィックの初戦」の採用により、ラフターをデッキトップに隠す事でハンデス対策をしつつ仕留めきるプランを考えました。
ラフターでなくとも正気破砕であれば確定28枚のルートも取れるため、状況によってはそちらを選択しても良いかもしれません。ラフター2回や正気破砕2回の削りで足りない分はカニとか書庫の罠でなんとかする予定です。
…そもそも小粒クリーチャーばっかりだから2/1が1/1になるくらいでそこまでクリティカルにならないって?その通りです1点の差でなんか起きる可能性もあるし最悪脱出したフレージを1/1にできたりするかもしれないし、本命は3章のインチキなのであまり考えない事にします。あと他のデッキの生物に対してはそこそこ効くはずだし、カニが1/1になることでブロッカーになれたりもするのでそこは状況見ながらなんとかしましょう。
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※ガドウィックの初戦については復帰直後の過去記事で詳しく触れています。まだ読んでいなければあわせてどうぞ。
※※MOで使用した際、1章の能力誘発が「クリーチャー最大1体を対象とする」ではなく「クリーチャー1体を対象とする」のような挙動になっているように見えますが、誘発クリック→そのままDoneを押すことで対象を取らないようにできます。Noの選択肢がない!と思ってサポートに連絡しかけました(クリーチャーが場に1体もいない場合は、前述のようにDoneを押す、もしくは場の無を選択することでなぜか処理されます)。
また、ハンデスに対する弱点を抱えている「朦朧への没入」を1枚減らし、それに伴い土地の枚数を21→22へ。以前は土地22(内1枚が朦朧への没入)のリストが多かった気がしますが、一般的に5,6枚の採用となっているフェッチランドを7枚採用している関係上で土地22+朦朧への没入の計23枚としています。初手で色事故を起こすよりはまだマナフラ気味になる方がマシで、多めのフェッチランド採用で圧縮することで後引きの不要な土地をできるだけ回避しようとしています。
1枚増やしたのはショックランドですが、先人のリストから知恵を拝借し、黒単ネクロへの対策として大田原の2枚目を取ってもいいかもしれません。
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その他の変更点としては「考慮」「墓所への乱入」「完成ジェイス」あたりを抜きました。除去枠ではPW対策のほか、強制ドローが付いていることで黒単ネクロへの最後の一押しにもなり得る「悪意の熟達」を投入。
そう!このカードは実質ブルームバロウのメカニズム「カード1枚を贈呈する」を持っている新カードであり、記事タイトルの伏線回収だったのです!!!
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あとサイドボードでは墓地対策のニヒルボムを魂標ランタンとトーモッドの墓所で散らしています。理由としては「石の脳」対策で基本土地を冠雪のものと散らしていたのと同様で、「攪乱のフルート」に何かしら指定された際に残りの札が腐らないようにするためです。
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墓所乱はメイン→サイドに移して合計3枚となっています。先人の知恵により4枚でも良いとは思うのですが、サイドボーディングで抜く札に困りそうなので一旦3枚にしています。要調整枠。
こんな感じで調整されたリストが完成しましたが…黒単ネクロに勝つなら白力線をサイドに仕込むべきなのでは?という仮説に基づいて再調整したリストを載せて終わりにしたいと思います。
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in:神聖の力線4枚
ストーム自体の勝率とメタ占有率を考えて減衰球を抜きましたが、当たって負けたらまた考えます。
そんな感じで今回はここまで。気が向いたらまた紙の大会にでも出ようとは思いますが、ソロ参加確定・ボコボコに負けた時の虚無・あんまりしないですがドロップした時のサイドプランがなかったりとかすると他の事優先しちゃってたりします。やらなきゃ上手くなるわけねえだろ
あとなんか投稿までの間にパッと思いついたやつです。サイドボードは上のやつの流用です。普通の構築に飽きたら試すくらいで良いと思います。
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→Part22は未定です。
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