【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part5 青単(正気の削り落し型)編【青黒LO】

Part1・前回の記事を読んでいない方は是非先にお読み下さい。

Part5ではちょくちょくパーツを集めつつも実戦で使用していなかった青単(正気の削り落し型)の解説でも書いていこうかと思います。

青単LOとは、マナコストに青シンボルが多い呪文をこれでもかと詰め込んで、正気の削り落しを唱えて大量に削ろう!なコンセプトのデッキです。

画像1

要は自分のライブラリーから10枚めくった中にある右上の青シンボルの個数と同じ枚数を削ります。早い話が10連ガチャ。特に11連になったりSR確定したりはしない。
ただし以前紹介したような一般的な青黒LOのリストでは、8枚削れるかも怪しいため、できるだけ青シンボルの多いカードを採用していきます。
まずはデッキリストから。特徴的なカードだけ紹介していきます。

画像2


孤立した砂州

画像9

手札にある時にディスカードする事で1ドローできる、タップインの青マナが出る土地。マナフラ時に後引きで1ドローできるため採用。青シンボルは当然ながら0。

精神刻み

画像3

1青ソーサリーで、7枚削り。黒マナが出ない土地構成のため不可思の一瞥(10枚削り)や強行//突入(8枚削り)を積めず、正気の削り落しだけだと火力不足になるためこちらを採用。

差し戻し/Remand

画像10

これはルマンド。


画像11

1青のインスタントで、呪文を打ち消すが、打ち消せた場合手札に戻す。1ドローも付いてくるため、妨害しつつカードを引く事ができる。青が1つあってちょっぴりうれしい。

不忠の糸

画像4

1青青のエンチャント(クリーチャー)で、マナコスト2以下のクリーチャーのコントロールを奪う。最終目標が対戦相手のライブラリーを空にすればいいので、ブロッカー用にクリーチャーを拝借しようという考えで採用。青が2つもあってうれしい。2マナ以下のクリーチャーを採用していないデッキは少なく、環境トップを取りつつある石鍛冶の神秘家にもエンチャントできるため、最速で殴打頭蓋を出されてGGされる事が無くなる(はず)。青が2つあってうれしい。

任務説明

画像5

青青のインスタントで、墓地のインスタントorソーサリーを再利用できる。正気の削り落しを使いまわしても良いし、相手がサーチしたタイミングで書庫の罠を使いまわしても良い。青マナが出る土地2枚と手札に書庫の罠があるなら、これと組み合わせて26枚削りに行ける。青が2つあってうれしい。

大魔導師の魔除け

画像8

青青青のインスタントで、呪文の打消しor2ドローor土地でない1マナ以下のパーマネントのコントロールを奪う。
相手ターンに構えて置いて、打ち消したい呪文があれば打ち消して良し、何もしてこなければ2ドローして良し、嫌な1マナのクリーチャー等が居たら奪って良しの万能呪文。青が3つで結構うれしい。

発展//発破

画像6

基本的に発展側しか使わないのでこちらのみ解説。
(青/赤) (青/赤)のインスタントで、マナコストが4以下のインスタントorソーサリーをコピーする。要は正気の削り落しをコピーして、2回唱えてしまおうというもの。でもこれだと書庫の罠はコピーできないし、別に双つ術でいいのでは?

画像7

と思うかもしれない。しかし、この発展//発破が正気の削り落しの効果で公開された際、青シンボルの数は発展だけでなく発破側のマナコストも参照するため、青シンボルは計4つとなる。かなりうれしい。

これらのカードを正気の削り落しで公開する事により、体感13枚前後削ることができます。上振れすれば18枚削りとかもできる。下振れ記録は6枚。
モダンを少しやっている人であれば、「孤立した砂州よりイプヌの細流では?」「青シンボルが3つある謎めいた命令は?」「最近話題の否定の力は?」と疑問に思うかもしれません。

画像12

画像13

その通りです。 でもイプヌの細流はまだしも、初めて大会に持ち込むデッキでそこらへんを揃えると諭吉(数年後に新紙幣が発行されるので死語になる?)が2枚くらい平気で飛んでいくし、MOで試した時は時間稼ぎにしかならないのでは?と助言を貰っていたこともあり謎めいた命令はとりあえず不採用にすることに。否定の力は…見なかった事にしよう。

そんなわけで直前で外科的摘出をサイドボードに入れたりしてギリギリ構築が完了し、9/14に晴れる屋大阪店で開催された関帝前哨戦モダンで実戦。


R1 タイタンシフト 後手 ×〇× 1-2
メイン戦は残り16枚まで追い詰めるもヴァラクートが噴火して負け。サイド1戦目は通してはいけない風景の変容や緑タイタンを打ち消して勝ち。サイド2戦目は順調に削り、相手の土地は4枚、墓地に落ちている風景の変容と原始のタイタンのどちらをぶっこ抜くかで迷い、風景の変容を選択。すると手札から原始のタイタンが2枚コンニチワし、その後殴られて負け。感想戦でも原始のタイタンを抜くべきとの結論に至ったので明確なプレミ。まだまだ使い込みが甘い。

R2 エスパーLO ?手 〇×× 1-2
同型対決であり同型対決ではないマッチアップ。メイン戦は2マリスタートするも、順調に削り切って勝ち。サイド1戦目はこちらの主力削りスペルである書庫の罠と正気の削り落しを外科的摘出でぶっこ抜かれ、削り切られて負け。サイド2戦目は1マリスタートし、面晶体のカニや躁の書記官、催眠の宝珠の王道削りで削られて負け。3テフェも入っており厳しい戦いだった…

R3 バントエルドラージ ?手 ×× 0-2
メイン戦、相手は魂の洞窟を指定人間から貴族の教主。完全に5c人間の動きだな、と予想し手札の不忠の糸を何に付けようか考えつつターンを返す。しかし2ターン目の動きはなんと空中生成エルドラージ。

画像14

そのままなんやかんやで難題の予見者に手札をボロボロにされたり殴られたりして負け。サイド戦も1マリスタートから似たような感じで負け。

画像15

R4 氷雪サヒーリコン ?手 〇〇 2-0
最近話題のデッキ。メイン戦は死者の原野や桜族の長老が出てきたため、タイタンシフトかな?と予想しながらターンを進めるが徐々にサヒーリ・ライと守護フェリダーのコンボが墓地に見え出す。

画像16

画像17

しかし、コンボが成立する前にうまく正気の削り落し+発展//発破コンボを決める等して勝ち。サイド1戦目はフェリダーを外科的摘出でぶっこ抜き、殴り切られる前に削り切って勝ち。

R4終了時点(というよりR2終了時点くらいで)Top8の目が無く、昼食も摂っていなかったためドロップ。またしても1-3という負け越しに終わった。

反省点としては、正気の削り落しに頼り切った構成であったこと。特に青黒LO戦では正気の削り落しを外科的摘出でぶっこ抜かれたため、諸手を上げて踊るしかない状況にもなった。青黒カラーとは違い、コンボデッキの性質に近い上に打消しに弱く、コンボが決まれば勝利できるものでもないため、そりゃ負けるさという結論に。また、正気の削り落しが手札に無い時の発展//発破はほとんど何の役にも立たず、やはり追放のタネにもできる否定の力が必要なのでは?と考察。青が2つでうれしいし。

そんなこんなで作りこみがまだまだ甘く、かなりの調整を行う必要があるため実戦投入はしばらくナシに。そういうわけでまたいつもの青黒LOを細部調整する事になると思います。


Part6は…細部調整した青黒の紹介と対戦の様子でも書こうかなと。青白コンが石鍛冶を入れて覆いを割く者、ナーセットを抜く事が多くなったのを利用し、ドロー特化なリストでも作ろうかと思ってます。

画像18


後日、teamyで正気の削り落しを使ったリストを眺めていると、青シンボルの多いクリーチャーを多数採用しているものが多い事に気づいたため、このコンセプトで作り直す説が濃厚。他にもリスト入りできそうなカードがあったらこっそり教えてくれよな!


→Part6ができました。

※ルマンドは、株式会社ブルボンにおける登録商標又は商標です。

"【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part5 青単(正気の削り落し型)編【青黒LO】はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC."
“【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part5 青単(正気の削り落し型)編【青黒LO】 is unofficial Fan Content permitted under the Fan Content Policy. Not approved/endorsed by Wizards. Portions of the materials used are property of Wizards of the Coast. ©Wizards of the Coast LLC.”

いいなと思ったら応援しよう!