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初出産は誘発分娩
そしていきなりやってきた、ベリっとお腹の中で剥がれる胎盤の感覚。10秒くらいの痛みが続き、ナースコールで痛み止めをお願いしなきゃと思うも、すでにズルッと何かが排出されたのが分かりました。
すぐにナース達が駆けつけ、テレビなどでよく見るように、分娩台の上の天井のライトがカッと点灯しました。産科のドクターも遂に登場。赤ちゃんは体外に出ていましたが、胎盤はまだだったらしく、プッシュ!プッシュして!と鼓舞されながら2−3分ほどで無事排出されました。
と同時に猛烈に中を掻き回すドクター!これが一番の激痛でした。目を瞑って夫の手を握りしめながら、必死に歯を食いしばって耐えました。
「あら、痛み止めまだだったの?」
と言われましたが後の祭りでした。私は痛みに鈍いのか、胎盤が剥がれる瞬間まで、特に耐えられないような痛みはなく、排出時にも痛みはほぼありませんでした。ナースにももっと早く呼んでくれればよかったのに!とも言われましたが、なんせそれほど痛くなかったもので…。
その後すぐにエコーで子宮内に排出できていない組織がないかを確認され、こうして4時間ほどで誘発分娩は終わりを迎えました。
午前3時ごろから起きてきるのと、ずっと固いベッドに横たわっているのと、泣き続けているのもあって、やっと終わった…身体的に辛いのはここまでだ、と安堵の気持ちが一番大きかったです。
こんなに呆気なく妊娠生活が終わるんだ…とどこか他人事のようにさえ感じていました。
つづく