アメリカで生活できる英語を身につけるまで〜日本編・幼少期〜
アメリカ生活も14年目を迎え、今では日常生活ではほぼ支障なく読み書きができるようになり、それなりに流暢に話せるようになった英語。とはいっても語学は奥が深く、まだまだ学ぶ事も多いです。ここまでに至る英語と私の関係を振り返ってみようと思います。
幼少期(90年代前半)
この年齢層で、自発的に英語を勉強したい!と思うことは、ほぼないですよね。私の幼少期は90年代。調べてみると英会話教室が流行りだし、英文読解などのお堅い学習形式から、英語でのコミュニケーション能力の向上に焦点を合わせた学習へとシフトしていった時代だったようです。
1. 幼児向けの英語教材
家にはカセットテープで再生できる、英語と日本語の混ざった絵本教材がありました。おそらく、セールスマンが訪問販売に来て、母も興味があったので購入に至ったという経緯だと思います。スーツ姿の男性と、玄関に本がズラーっと並んでいる光景が微かに記憶に残っています。
絵柄や話の内容は今でも覚えているけれど、タイトルが全く思い出せない…時間をかけて検索してやっと見つけたました!
「ペンタくんとえいごのぼうけん」シリーズ。
優しい色使いで絵柄も可愛くて、その上お話の内容もかなり読み応えがあったことを覚えています。特に4番の「おばけなんかこわくない」は、カセットテープの音楽と効果音のお陰で、幼いながらにかなりのスリルを感じたほどでした!
古い教材なので今となっては中古品などを探すしかなさそうで、Amazonで商品は見つけましたが、在庫はないようです。もしどこかで見つけたら、自分の子供のためにに、また購入したいと思わせてくれる教材です。(まだ子供はいませんが😅)
在庫がないためリンク(Amazonアソシエイトです)を貼る意味はあまりないのですが、ご参考までに!
もう1つ違うシリーズのカセットテープ付きの絵本があったのですが、こちらは検索するも見つけられず。覚えているお話は、”おねしょ”が主人公で、誰も一緒に寝てくれないと毎晩泣いていたのを、優しい男の子に出会い、翌朝元気よくお布団と一緒に干される、というもの。"I'm Oneshon, I'm Oneshon. I can't sleep, I can't sleep."というカセットに録音されていた歌は今でも覚えているくらい印象に残っています。幼少期にこれだけでも英語の歌を覚えられているなら、こういう教材が少なからず、役に立っていると言えるのではないでしょうか…!
Amazonでひたすら検索している中で、何冊か良さそうな教材を見つけたのでここでシェアします。ご興味があれば、ぜひチェックしてみて下さい!
こちらの絵本は絵柄も可愛らしく、日本語も併記されています。集中力がありお話を聞くのも読むのも好きだった私は、このような絵本と音声がセットになったタイプの教材との相性がとても良かったと思っています。
一方で、私の弟はじっくり読み書きをすることは苦手なタイプでしたが、好奇心旺盛で視覚的な学習は得意でした。そういう性格であれば、こちらの図鑑のような写真やイラストが盛り沢山な教材の方が向いているかも知れません。
こちらのドラえもん図鑑もとっても楽しそう♪ 日本地図や世界の国旗、太陽系の図解なども含まれていて、英語学習と同時に知的好奇心を満たすためにピッタリな教材ではないでしょうか!
2. 世界の国々を紹介する絵本
確かこれも、訪問販売で100冊ほどの絵本のセットを購入した中に含まれていた1冊だったと思います。こちらは英語の教材ではないのですが、世界地図と一緒に、それぞれの国や地域の文化や言葉、伝統的な服装などが可愛いイラストと一緒にまとめられていて、私は何度も読み返すくらい夢中になっていました。今でも覚えているのはポリネシア地域の中の国の1つとして紹介されていたフィジー。イラストの花柄の服が素敵で、私も欲しい!と眺めていました。国外の文化にも自然と興味を持てた良い機会になったことは、間違いないと思います。こちらも朧げな記憶を頼りに検索してみたものの、当時私が読んでいた絵本を見つけることはできませんでした。
雰囲気はこちらの絵本にとっても近かったです。世界の国々の衣食住が、可愛いイラストでまとめられていて、大人でも楽しめるようなデザインが魅力的ですね!
こちらもなんて可愛いイラスト!内容は幼児よりも、もう少し年齢層が上の小学生低学年向けだと思います。地図も掲載されていて、人口や面積、使われている言語なども学べるなんとも優れた絵辞典です。
3. 母の聞いていた洋楽
私の母は60〜70年代のフォークソングなどが好きで、特にカーペンターズの歌はギターを弾きながら口ずさめるほどのファンでした。幼い私は意味も分からず母と一緒に英語の歌を聞いていたと思うのですが、英語のリズム感やイントネーションに慣れ親しむ機会があったことは、今思うとありがたい環境でした。
今となっては私もカーペンターズが好きで、カラオケで歌うこともあります。英語を習得して歌詞の意味が理解できると、さらに音楽に深みが増しますよね。特に”Close to You"は私の大好きな歌で、椎名林檎さんと宇多田ヒカルさんもコラボでカバーしています。優しいアレンジでとっても良いです😊
当時はCDの全盛期で、オルディーズなどのコンピレーションアルバムがたくさん販売されていました。ベランダに出した小さなプールで遊んでいる時などに、母がこういう音楽を流していた記憶があります。CDって今ではノスタルジックなアイテムになってしまいましたね。言わずと知れた名曲、スタンド・バイ・ミーやカントリー・ロードなどは、物心のつく頃にはすでに耳馴染みの良い音楽となっていました。
感覚性言語野の発達は6歳くらいまでにピークを迎えるらしく、特にリスニングで得られる刺激が最も効果的とされるいるようです。端的に言ってしまえば、この年齢までに習得した言語は、いちいち頭の中で日本語に訳さず、ネイティブのような理解の仕方ができるということらしいです。
と言っても私の留学前のリスニング能力は、ネイティブレベルからはほど遠かったので、英語の歌を幼少期から聞くだけで英会話が自然とできる!というわけでは、もちろんありません。それでも英語に触れ合う機会を持てる環境は少なからプラスになったはずです。
まとめ
という事で、英語に触れる機会は幼少期から多い方であったことは間違いありません。とは言っても1日中、英語の絵本や音楽のみで過ごしているわけではなく、圧倒的に日本語に囲まれた生活が中心であるため、ネイティブのような英語の感覚が身につくことは、もちろんありませんでした。
次回は小学生時代を振り返ってみたいと思います。
**Amazonのアソシエイトとして、ろーくんちは適格販売により収入を得ています**