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アメリカで生活できる英語を身につけるまで〜日本編・小学生時代〜
前回からの引き続きで、今回は私の小学生時代と英語との関わりを振り返ってみます。
小学生時代(90年代)
1. 海外旅行
バブル期の影響を受け、父の勤めていた会社では、お正月に社員の家族を含めた海外旅行が毎年計画されていました。ハワイ、グアム、シンガポール、オーストラリアなどへと1〜2週間ほど滞在しましたが、残念ながら現地の方々との直接の交流はほとんどありませんでした。名前や出身を聞かれた際の簡単な受け答えは出来ていたと記憶しています。当時はそのありがたみも理解できない年齢でしたが、今思えば、なんとも豪華なお年玉です。
この海外旅行が英語力に生かされているかといえば…それはほとんどない!というのが正直な感想です。現地では日本人のツアーガイドの方がいたうえに、英語で話す機会と言っても挨拶を交わす程度のものでした。
2. キッズコンピュータ・ピコ
今ではなんともノスタルジックなアイテムとなりましたが、小学生の低学年の頃にまさにハマっていた、ノートパソコンのような形の知育玩具です。
ピコ本体をテレビに接続し、絵本のようになったソフトウェアを本体に差し込むと、テレビにゲーム画面が映るようになっています。今でいうタッチペンが付いていて、青いパネルを使ってコントロールをしたり、ゲーム画面に絵を描いたりすることができます。
もちろん在庫はありません!2005年に販売は終了しているようで、今ではフリーマーケットやリサイクルショップで中古品としてしか手に入れることはできないようです。私の大のお気に入りはこの「ミッキーと大きな古時計」でした。こちらも在庫などあるはずもないですが…!
懐かしくなってYouTubeで検索してみると、ROMを使ってこのソフトウェアをプレイしている動画を発見しました。YouTubeって本当になんでもありますね🤣
英語を学習できるソフトでも遊んでいたと思うのですが、タイトルや内容が全く思い出せません。ということは、結果としては英語学習への貢献度はあまり高くなかった事になります。ゲームとなれば、自分の好きなものを集中的にプレイすることになるので、どれだけ自分と相性の良いものに出会えるかという、運の要素も大きくなってきますね。
3. 英会話スクール
小学2年生頃からは3年ほど、カナダ人の先生が開催している小さなグループでの子供向け英会話教室に参加しないかと母がお誘いを受け、クラスメイトのお家でのレッスンが始まりました。その先生(ケリー先生という方でした)が家に訪問してアットホームな環境で学べるという趣旨だったと思います。グループには6人ほどの同級生が参加しており、週に1度、CDとテキストブックや、英単語とイラストの描かれたカードなどを使ってのレッスンに参加していました。
使われていた単語カードやテキストブックの内容はこちらのような教材に近かったですが、私が参加していたレッスンでは日本語併記は一切ありませんでした。それがあれば私ももう少し英語を理解できていたかもしれません…ケリー先生が英語圏の教材を持って来られていたのかもしれませんね😅
それから、Amazonを徘徊していて面白そうな小学生向けの英語教材を発見しました。
問答無用で子供が大好きな魔法の言葉、”う○こ”を例文にふんだんに盛り込んだ、夢のような教材です。英語の発音法と、それに限りなく近いカタカナでの発音も一緒に記載されています。家族や友達と、ふざけながら楽しく学ぶ。記憶にも残りやすいベストな学習方法ではないでしょうか。
私も、その英会話レッスンでたまにあった、ゲームの時間はなんとなく楽しめていたことを覚えています。
日本でも定番の、しりとり、神経衰弱、クロスワードのような誰でも楽しめるゲームでは、英語をそこまで理解していなくてもみんなが参加できていたので、ザ・お勉強というスタイルの学習が苦手な子供でもアクティブに英語を学習できると思います。
小学生まではこのような”楽しい”を全面に押し出した学習がやはり効率がいいのでは?というのが私の持論です。というのもこの頃、私が英語について思っていたこと…それはなんと、英語嫌い!でした。少量ですが宿題があったり、分からない所も英語で説明されるのでイマイチ理解できず、当時は質問をするのさえも嫌でした。私の両親も英語に関心はあっても、英語の読解や会話は全く出来ないので、宿題を手伝ってもらうことも出来ず。理解できないことへのフラストレーションが、学習の楽しさを上回っていました。
その証拠に私の記憶に唯一焼きついているこの英会話スクールでの思い出は、生徒の私たちが日本語で話したり、レッスンと関係ないことで笑っていたりする際に発せられるケリー先生の「シュウチュウシテヨ!(集中してよ!)」というお決まりのフレーズだけです。嫌い、苦手、楽しくない、などというネガティブな感情が根底にあると、どんなに良い機会を与えられても、それを有効に活用できないということを自分自身で証明する形になってしまいました。
まとめ
小学生時代は英語に触れ合う機会は、当時の世代としては多かった方だったにも関わらず、英会話どころか、読み書きなどもままならないまま中学校へと進学するに至りました。
次回はそんな中学時代をじっくり振り返ります。
**Amazonのアソシエイトとして、ろーくんちは適格販売により収入を得ています**