DP2Merrillの感想
SIGMAのDP2Merrillを買ってから1年と2ヶ月程が過ぎましたので感想を書いてみます(noteの書き方を兼ねてます)。
FoveonのMerrillのセンサーの写りが気になり買いました。
持った最初の印象は重い、でしたが大きさと機能相応の重さだと今では感じ特に気にならなくなりました。
操作はダイヤルのクリック感やボタンの押し込み具合がよく、指の触感が心地よいです。
起動は少し遅いですがもうわかりきっているので、被写体を見つけて画角に移動する前に手元で電源を入れてカメラを構える習慣となりました。
ボタン操作で使いやすいと思うのはQSボタンで設定をすぐに切り替えられる点です。
なお、私は押してすぐに出る画面でホワイトバランスと測光モードを設定して使ってます。
あと、再生ボタンの長押しで再生で起動されるのも良いですし、シャッターボタンが意外と大きいのもポイント高いです。
絵についてですが、基本的に想像を超える絵が出てきます。コントラストが高く渋く重い色で非常に楽しいです。
撮影時の背面液晶ではあまり綺麗に見えないのですが、再生した時やPCに取り込んだ時には感動します。カメラでの再生は書き込みに時間がかかるのであまり見ることはありません。でも使っているとプレビューを見なくても写っているのがわかるのです。
光が少ないとのっぺりした絵でよろしくないのですが、光が多い場面では間違いなくよく写るので全幅の信頼で取れます。
晴れの日には絶対持ち出すカメラとなりました。
データについてはjpegばかりで撮っておりましたがRAWで撮ってSPPでX3 Fill Lightを調整するのが楽しかったです。そのまま現像するだけでもカメラ内現像とは違う絵になるのも面白かったです。基本的にずっと使いたいカメラではあるのですが、電源ボタンがへたってきた気がすることがあり不安ではあります。また、よく言われておりますが、赤や緑の発色が本当に良いと思います。光沢感のある厚めの葉っぱ、椿や濡れている葉がよく写ってくれます。神社の赤い鳥居も良いです。
あと液晶の少し下に筆記体のように書かれている「Merrill」 の文字、Foveonを開発したディック・メリルさんの名前があるのが泣けます。使い続けないとと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?