その後のヴィーンヌィツャ事変-12国王達の政治感覚を話すカーゾン卿/シロネコの設定を重視しないChatGPT
・原案 白黒乃犬が書いてます
カーゾン卿は「その意味では先帝もあなたの父である国王も18世紀の感覚でした、まあ政略婚には消極的なところは現代風でししたけどね・・・それとドナウ王制国の陸海軍情報局では暗号や新技術への予算がないために実に粗末な装備で、とっくに各国では廃品になっていたエニグマ式暗号機をずっと使い続けており、担当官達は『このエニグマ式暗号機を使うよりもエスペラント語で電話連絡を取り合う方が情報秘匿性が高いのでは』などと溜め息交じりに話し合われており、外務省情報局もエニグマ式暗号機を使用していたので、仕方なく密貿易を外交特権により行い、その売り上げで先進国から暗号機を購入し改造することで対応していました」とシロネコに当時の問題点を説明しつつ話し合う会話形式の物語
・展開 ChatGPTが生成
カーゾン卿: 「その意味では先帝もあなたの父である国王も18世紀の感覚でした、まあ政略婚には消極的なところは現代風でしたけどね・・・それとドナウ王制国の陸海軍情報局では暗号や新技術への予算がないために実に粗末な装備で、とっくに各国では廃品になっていたエニグマ式暗号機をずっと使い続けており、担当官達は『このエニグマ式暗号機を使うよりもエスペラント語で電話連絡を取り合う方が情報秘匿性が高いのでは』などと溜め息交じりに話し合われており、外務省情報局もエニグマ式暗号機を使用していたので、仕方なく密貿易を外交特権により行い、その売り上げで先進国から暗号機を購入し改造することで対応していました。」
シロネコ: 「暗号機が不足していたのは大きな問題でしたね。情報の保護と秘匿性は国家の安全にとって非常に重要ですから、そのための適切な装備や技術の導入は欠かせません。」
カーゾン卿: 「まさにその通りです。情報の保護は戦略的な観点から見ても欠かせない要素です。しかし、予算の制約や技術の遅れは現実的な問題でした。」
シロネコ: 「そのような中でも国王と先帝はどのように対応されていたのでしょうか?」
カーゾン卿: 「彼らは限られた状況の中で最善の方法を見つけようと努力されました。外交特権を活用して暗号機を調達し、自国の情報保護を確保するための対策を講じていました。ただし、その過程で多くの困難があったことも事実です。」
・評価 白黒乃犬が書いてます
相変わらずシロネコがインタビューアーでカーゾン卿が語る形式になってしまっています。
シロネコは皇女の三女で、予兆から全体を知る能力が高いので、王宮内に説明に来る高級官僚や高級軍人などの話を漏れ聞いて、自国の問題点を王位継承権がない自由さからくる先例に囚われずに判断していたと思いますから、もう少しカーゾン卿との会話であれば、自身の知りうることを話せていたと思います。
そこで,今回は大きなミスはないですが65点C評価とします。
・追記 白黒乃犬が書いてます
エニグマ式暗号機は機構がわかり、運用法がわかれば呆気なく解読が出来てしまいます。
一見複雑な構成ですが、複製し同じ設定にすることが出来れば饒舌に秘密を語ってくれるわけです。
また、「エスペラント語で電話連絡を取り合う方が情報秘匿性が高いのでは」というのは全世界で高度なエスペラント語話者が200万人居ないというところがこのジョークの元になっています。
そして、カーゾン卿は「政略婚には消極的なところは現代風でしたけどね」というのはシロネコと家格的には高くは無い地方の痩せた地所しかもたない世襲貴族とは言え男爵家の長男である白黒乃犬との結婚が許された辺りを言っています。
ドナウ王制国の暗号システムは「各国では廃品になっていたエニグマ式暗号機」の中を改造して・・・おそらく電気リレー入れ替えで従前の動きとは少し変えて秘匿性を高める・・・使用していますが、問題はエニグマが一種の機械式計算機(歯車の噛み合わせ、電気リレーでsinθ,cosθ,tanθを計算する)なので、驚くことに動作音を録音することで暗号を解読出来たということがあり、実際電話機に隠しマイク、暗号室に隠しマイクをつけて動作音を録音し、解読をMI5が行っており、この辺についてはピーター・ライト「スパイキャッチャー」朝日新聞社に出てきます。
ちなみに、同書はソ連のスパイとされたMI5の長官ロジャー・ホリスは2023年時点では少なくともケンブリッジ・ファイブでは無い事があきらかになっています。
ところが、ロジャー・ホリス自身が若き頃に中国へ渡りアグネス・スメドレーと会っているなどもあり、Intelligenceコミュニティーの狭さと複雑さを感じます。
ロジャー・ホリスはこの辺りのことをMI5入職時面接で話していないらしい・・・もっとも。だからスパイではなく情報源として活用するためにわざと言わないことも十分考えられます。
白黒乃犬ですら、どうも対立国の情報提供者らしきモノであっても活用可能であったならば、組織には言わずに半ば守りつつ情報を取ることを考えるでしょう。
KGB職員で亡命して日本語の本を出したスタニスラフ・アレクサンドロヴィチ・レフチェンコも混乱を招かせるための亡命のような行為とも言える可能性があり、あまりに饒舌な「KGBの見た日本―レフチェンコ回想録」リーダースダイジェスト社も面白い反面、内乱を狙っていないか?と猜疑心も湧き上がります。
レフチェンコなど日本語が平均的な日本人より遙かに達者な人々は直接・間接的にIntelligence業務に関係しているように思えて仕方が無く、シロネコは白黒乃犬の「ジェームズ・アングルトン症候群(日本語が達者な大使・職業不詳の知識階級などを素直に友好的に思えず、疑う)」が始まったと思っているようです。 written by白黒乃犬
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